院長ブログ

バーベキューが糖尿病を招く

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『バーべキューが糖尿病を招く』です。

糖尿病予防に大事な食事法

糖尿病の予防の基本に、食事法があるのはみなさんご存知のこと思います。

甘いものの食べ過ぎや飲みすぎ、カロリー過多などが糖尿病をひきおこすことは当たり前の事実です。

また、糖質の摂りすぎが糖尿病をおこすとのことで、糖質を控えめにしてタンパク質ならいいだろう、と肉を気にせず食べている方も多くいらっしゃるかもしれません。

今日、ご紹介する内容は、習慣的に肉を食べているかたが、その料理法で糖尿病の発症リスクが変わる、というものです。

肉の調理法を間違えると糖尿病になりやすくなる

著明な糖尿病に関する医学雑誌の一つ、2018年のDiabetes Care誌に載ったある論文があります。

『Meat Cooking Methods and Risk of Type 2 Diabetes: Results From Three Prospective Cohort Studies』

というタイトルで、『肉の調理法と2型糖尿病のリスク』という意味です。

この研究では、習慣的に肉料理を食べている7895人を対象にした研究です。

これによると、グリルやバーベキューなどの直火で高温で調理した肉料理を月15回以上行う人と、月4回以下しか行わない人の糖尿病発症リスクを比較したところ、月15回以上、つまり2日に1度、高温調理の肉料理を食べる人が、20%も糖尿病発症リスクが上がったというのです。

この研究では、牛肉などの赤身肉、鶏肉の高温料理が糖尿病発症リスクを上げ、魚の高温調理は当てはまりませんでした。

バーベキューや焼き肉調理がおいしいからと言って、食べすぎはやはりよくないということですね。

今回の研究では、特に肉料理のみに糖尿発症リスクが関係していたということです。

肉料理に偏った生活をしている方は、魚料理を積極的に口にする習慣も必要かもしれません。

糖尿病のリスク

糖尿病は、ただ単に糖尿病になることが危険というわけではありません。糖尿病の怖いところはその合併症です。このブログでも何度も書いていますが、糖尿病の最大リスクの一つは動脈硬化です。動脈硬化が引きおこす心筋梗塞や脳卒中は前触れなく突然やってきます。

そうならないための糖尿病予防、そうならないための肉の調理法への考慮、ということですね

 

 

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心臓病とコエンザイムQ10

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『心臓病とコエンザイムQ10』です。

コエンザイムQ10とは

コエンザイムQ10は強力な抗酸化作用を持った補酵素(酵素の手助けをしてくれるもの)です。特に細胞内のミトコンドリアに多く存在し、ATPというエネルギーを作り出すのにとても大切な成分です。

コエンザイムQ10は心臓の筋肉内に多く存在するとも言われています。そのためなのか、心臓病や心不全、心筋梗塞などの虚血性心疾患、また不整脈とコエンザイムQ10との関係を調べた研究報告が多く存在します。

心臓病とコエンザイムQ10

現時点で、心臓病に必ずコエンザイムQ10が必須だ、という確固たるエビデンス(世界的な証拠)は得られていません。ですので、それを踏まえたうえで今日はある研究発表についてお話しします。

それは、2014年にJACCという一流のアメリカ心臓病学会誌に載った論文です。

研究内容は、中等度から重度の心不全患者さんを対象にコエンザイムQ10を1日300mg内服したかたと、そうでない方の2群に分けて2年後の予後を調べたというものです。

420人の患者さんを対象に調査したところ、コエンザイムQ10を服用していなかったグル―プでは26%のかたに心臓に関するイベント(事象)、発作が出た一方、コエンザイムQ10を服用していたグループでは半分近くの15%のかたにのみイベントが出現したのです。

内訳を見てみると、心臓発作の発現率、死亡率の統計的に有意な減少がみられ、また心不全による入院の再発率も減少していたのです。さらには、NYHAという分類で示されるその人の活動性や息切の程度を示す数字がコエンザイムQ10のグループで大幅に改善していました。

コエンザイムQ10の摂り方

コエンザイムQ10は加齢に伴い年々減少していくといわれています。それを防ぐ方法の一つとして当院ではコエンザイムQ10をはじめとする多くのサプリメントをご用意しています。

当院で扱うサプリメントは、医療機関でしか手に入らない高容量、高品質の安全なものです。

心臓病が心配、心不全が心配、もっと体のエネルギーを上げたい、元気に生き生きと生活していきたいかたなど、是非一度当院のコエンザイムQ10をお試しくださいね

 

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テレビに出演してきました

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

先日、テレビ東京の『主治医が見つかる診療所』に出演してきました~~

テーマは、最高の疲労回復法。

疲れがたまりやすいこの時期、どんな食べ物や生活の仕方をするのが良いのか?そんな話を元宝ジェンヌの遼河はるひさんとお話してきました。

最高の疲労回復法は、先日僕が書かせていただいた書籍の内容をもとに話をしています。

(アマゾンはこちら)

疲労回復の方法は、食べものの内容、運動方法、睡眠、休息、一日の過ごし方など多岐にわたります。

書籍にはそんな日常で簡単に役立つ内容を載せています。

興味のある方は是非一度お読み下さればとても嬉しいです!

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超加工食品(ウルトラ加工食品)とがんのリスク

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『超加工食品とがんのリスク』についてです。

フランスの研究より

あるフランスの研究で、超加工食品の摂取とがんのリスクを高めることがわかりました。

2018年2月にイギリスの有名誌 BMJ誌に論文発表されました。

タイトルは、

Consumption of ultra-processed foods and cancer risk: results from NutriNet-Santé prospective cohort

超加工食品という言葉(Ultra-processed Foods)は、あまり聞いたことがないかもしれません。この論文では、超加工食品のことをこう定義しています。

『砂糖や塩、油脂が高割合で含まれ、保存料などが添加されており、きっちり包装されて日持ちの良い食品』

NOVA分類に従って超加工食品は分類されており、具体的には

『大量生産され包装されたパン、スナック、菓子やデザート、炭酸飲料や加糖飲料、ミートボールやチキンナゲット、保存料を添加した肉加工品、即席ラーメンや即席スープ、冷凍食品、常温保存できる調理済み食品、家庭で調理する時は加えない添加物(水素添加油脂、加工でんぷん、たん白質加水分解物など)や砂糖や油脂を非常に多く含む食品』

となっています。

この研究に登録された人数はなんと104980人。10万人をこえる方が登録されました。この研究のボリュームのすごさがわかります。

研究の結果

この研究は約5年間の追跡調査が行われ、その間のがんの発生率を調べたものです。

超加工食品を日常的に摂取していた人のうち、最も多く摂取されていた超加工食品は、砂糖を多く含む食品(26%)、続いてソーダ類などの飲料(20%)でした。

研究の結果です。超加工食品を10%多く摂ることによって、全癌の発症リスクが1.12倍、乳癌の発症リスクが1.11倍になっていました。ということは超加工食品を20%、30%とより多くとり続けると、がんの発症リスクが加速度的に上がってしまうということなのです。

そしてこのリスク上昇は年齢や性別、喫煙に関係なく見られたということでした。

研究から考えられること

超加工食品で、なぜがんがおこりやすいか?ということです。これは、加熱や精製などの過程でビタミンやミネラル、食物繊維が低下し、発がん性物質が生成されてしまう可能性が危惧されることや、食品を包む包装物質にも発がん性のリスクがあるのではないか?という意見、そして動物実験や細胞レベルの実験で発がん性が証明された添加物などが食品にいまだに含まれていると考えられているため、などいわれているようです。

私たちが考えなければいけないこと

超加工食品を全くなくすことは現代社会において相当難しいことと思われます。我々ができることは、普段の食生活を安易に超加工食品に頼りすぎないこと、非精製食品やオーガニック食品にも目を向けてみること、不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維、抗酸化物質などをしっかり摂ること、でしょうか。

現代社会で不足がちなビタミンやミネラル、抗酸化物質をサプリメントで摂るという方法も必要なのではないでしょうか?いや、むしろ必須かもしれません。

もちろん、すぎおかクリニックのスタッフは皆高品質サプリメントも使いながら、健康管理をしっかり行っています。

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狭心症 血管が痙攣する

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科の『すぎおかクリニック』院長、杉岡です。

今日のテーマは、『狭心症 血管が痙攣する』です。

狭心症とはどんな病気?

狭心症という病気は、心臓に栄養を送る血管(冠動脈)が動脈硬化などが原因で狭くなってしまい、心臓の筋肉に十分な栄養を送れない状態です。

狭心症は、心臓への栄養が不十分なので、心臓への負担が強くなった時に胸の痛みを感じます。

たとえば、ちょっとした運動や歩行、重いものを持った時など。

こういった軽い労作で起こる狭心症のことを労作性狭心症と呼びます。

労作性狭心症の原因が、動脈硬化で冠動脈(心臓の血管)にプラークが蓄積、その結果、血管の通り道が狭くなり、心臓の栄養状態が悪くなる。

一方で、こんなタイプの狭心症があります。

昼間はどんなに動き回っても胸は全く痛くないのに、あるとき安静にしていた時に急に胸の痛みが出現するタイプ。

特に、朝方就寝中に胸が痛くて目が覚めるパターンが多いのですが、こういった症状の中に、

『冠攣縮性狭心症』という病気が隠れていることがあります。

冠攣縮性狭心症

このタイプの狭心症は、冠動脈に物理的な狭窄が全くないにもかかわらず、突然冠動脈が痙攣し、心臓への血流が遮断され、胸が痛くなったり、圧迫感や違和感を感じます。

しかし、数分すると自然と冠動脈の痙攣がとれ、「あれ?さっきの痛みは何だったんだろう?」という風に感じる方が多いです。

冠攣縮性狭心症は、診断するのがなかなか厄介です。というのも、症状が出ていないときは心臓の血管に狭窄が全くない、すなわち正常なのでたいていの検査では異常とでてこないのです。この病気、発作時のみしか心電図などで異常ととらえられないのです。

ですから、運動負荷心電図や心エコーなどをおこなっても診断しきれないことが多いです。

その場合、24時間心電図(ホルター心電図)といって1日中携帯用心電図を装着しながら生活していただき、その間にもし痙攣発作が出れば、その証拠を記録できる、という検査を行います。しかし、この検査も24時間以内に発作が出なかったらやはり診断できません。

冠攣縮狭心症の診断で一番大切なこと

では、どうすればこの病気と診断がつくのでしょうか?実は、一番大事なのは医師と患者さんの間で行われる『問診』です。

問診は、病気をさぐるうえでとても大切なことです。患者さんの症状はいつ、どんなタイミングでどれくらいの時間おきるのか?症状はどんな感じ?場所は?など細かくお聞きすることでこの病気の予測がつきます。

この病気は心臓の血管の痙攣なので、治療は痙攣をとること。すなわち心臓の血管を広げる薬を使う、ということにつきます。

いわゆる『ニトログリセリン』という薬です。

この病気が疑われる場合、発作止め用のニトログリセリンを携帯していただき、この薬が効くか試す必要があります。

つまり、診断しながら同時に治療する、『診断的治療』ということを行います。

冠攣縮性狭心症をほおっておくと

この病気をほおっておくと、徐々に悪化し、症状の持続時間が長くなり、最後には全く痙攣が取れないほどの強い発作に見舞われることになります。そして、心筋梗塞に移行してしまうことも・・・。

冠攣縮性狭心症の多くは、実はタバコやストレスが大きな原因となります。動脈硬化の原因となる高血圧や脂質異常、糖尿病に気を付けるのはもちろんですが、普段の生活の中でストレスをためすぎていないか?タバコを吸い過ぎていないか?など自らの生活を振り返ってみてくださいね。

冠攣縮性狭心症は、ある意味診断が難しい病気の一つです。循環器専門医でのご相談をお勧めいたします。

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緑茶の心臓病における効果

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは、『緑茶と心臓病』です。

緑茶の効能

われわれ日本人は、日常的に緑茶を口にしています。その緑茶、いろいろな体に良い効果がある、と言われています。しかし、本当のところどうなんでしょうか?しかも、緑茶が心臓発作の予防に良いとしたら??

2015年に日本からこんな研究発表がなされました。

『Association of green tea consumption with mortality due to all causes and major causes of death in a Japanese population: the Japan Public Health Center-based Prospective Study (JPHC Study)』

これは、日本人を対象に研究された日本人の研究者たちによる発表です。

緑茶と心臓血管死亡率の関係

この研究は約9万人の日本人を対象に約18年追跡調査された研究です。これによると、1日一杯以下お茶を飲む人に比べ、1日5杯以上お茶をお飲む人は、心臓血管死の割合が13%も減少していたと言うのです。

そして女性に限るとその傾向はさらに強くなり、1日5杯以上お茶を飲んでいた人たちの心臓血管死の割合は17%減少していたということです。

これは、ただ単に日常的に緑茶を飲んでいたか、飲んでいなかったか?たったそれだけでこんなに心臓病を起こして命を落とす危険が変わってくるということなのです。

そしてこの傾向は1日一杯のお茶を飲むより二杯飲んだほうが、さらに三~四杯飲んだほうが心臓血管死が減る、つまり飲めば飲むほど効果が得られたという報告でした。

では、めちゃくちゃ大量に毎日のんだらどうなるの?という疑問もおこりそうですが、この研究では6杯以上に関する報告まではなされていません。

まず、僕らは1日5杯の緑茶を目標にしてみるということがよいのかもしれませんね。

日常生活から健康を考える

私たちの健康は、すべては日常生活での取り組み方が基本になります。糖尿病や高血圧になったらすぐに薬を飲んで安心するのではなく、どんな食事をすればよいのか?適切な運動はきちんとやっているか?睡眠不足は大丈夫か?ストレスが溜まっていないか?お酒やたばこはどうなのか?

こういったことからしっかり取り組めば、薬に頼った生活から離れることはいくらでも可能だと思います。

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禁煙後の体重増加と心臓病のリスク

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科の『すぎおかクリニック』院長、杉岡です。

今日のテーマは『禁煙後の体重増加と心臓病』です。

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禁煙してみたけれど

カラダによくないからと、一念発起して禁煙した。でも、気づいたら最近体重が増えてきたような・・・。

禁煙に成功された方の中で、食べ物がおいしくなってきたという言葉を言われる方がいらっしゃいます。

タバコをやめたことで味覚がよみがえったのでしょうか?それはそれでとても良いことなのですが、いかんせん食欲が増してしまい、結果的に体重オーバー。

また、タバコを我慢する代わりに何かを常に口にしているうちにそれが習慣になってしまうケースも。

「先生、逆にタバコ吸ってた方がよかったんじゃないでしょうか?」

というように不安を口にする方さえもいらっしゃいます。

では、タバコを吸い続けていることと、禁煙したけれども体重が増えてしまった場合と、どちらが良いのでしょうか?

禁煙後の体重増加と心臓病の関係

2018年8月のNew England Journal of Medicine誌に掲載された最新論文についてお話します。

『Smoking Cessation, Weight Change, Type 2 Diabetes, and Mortality』というタイトルで、

日本語では、『禁煙、体重変化、糖尿病、そして死亡率』となります。

この論文によると、最近禁煙に成功した人(禁煙後2年~6年)の糖尿病リスクは現在喫煙している人に比べて1.22倍高かったそうです。そしてそのリスクは禁煙後5~7年をピークに徐々に減少するとも書かれています。

一方で、禁煙者と喫煙者の心臓血管病による死亡リスクを比較した場合、禁煙後体重が増えていなければリスクは69%も減少、5キロまでの体重増加だと死亡リスクは47%減少、10キロまでの体重増加だと死亡リスクは25%減少、10キロ以上の体重増加でも死亡リスクは33%減少していました。

結論として、禁煙後の大幅な体重増加に伴って一時的に糖尿病にかかる人が増えたが、心臓血管死亡率を低下させるという禁煙の最大のメリットは、体重増加に関わらずしっかりと残っていたということでした。

太りだしたから、禁煙やめよう、というのは再喫煙の理由にはならない、ということですね。

喫煙そのものは、狭心症や心筋梗塞をはじめとする心臓病だけでなく、脳梗塞などの脳血管疾患、肺がんや肺気腫、COPDなどの呼吸器疾患など様々な病気の要因となります。

タバコ、やめましょうね。

当院では、タバコをやめたいと思ってはみたものの、現実なかなかやめられない方のために禁煙外来を行っています。

タバコを止めよう!と決断したもけど、どうしてもやめきれない、そんな人は、是非当院の禁煙外来までご相談ください

 

 

 

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ゼロカロリー飲料の甘い罠 

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科の『すぎおかクリニック』院長、杉岡です。

今日のテーマは、『ゼロカロリー飲料と糖尿病』です。

ゼロカロリー飲料は糖尿病の救世主?

今や、巷にゼロカロリー飲料があふれかえっていますよね。

砂糖による血糖値上昇、カロリー過多に困っている多くの人がこのカロリーゼロ飲料に飛びつきました。

でも、このカロリ―ゼロ飲料、カロリーゼロのくせして相当甘いですよね?これはなぜなのでしょうか?

これは砂糖の代わりに人工甘味料が使われているからです。

この、人工甘味料、カロリーが限りなくゼロに近いので、表記上はカロリーゼロと記載できます。

よくカロリーゼロ飲料に使われている人工甘味料が、『アスパルテーム』です。

アスパルテームは、甘みが砂糖の約200倍と言われています。

人工甘味料は砂糖ではないので血糖値を上昇させません。しかし、最近になって、この人工甘味料の良くない部分がクローズアップされるようになってきているのです。

ゼロカロリー飲料の甘い罠

人工甘味料は、メタボ(肥満)や糖尿病の患者さんにとって、その予防や改善に役立つと期待されていました。しかし、そうではないらしいのです。

それを示した衝撃的な論文が2014年、世界の超一流医学誌natureに論文発表されたのです。

そのタイトルがこちら

Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota.』

人工甘味料が、腸内細菌そう(腸内フローラ)を変えてしまい、耐糖能異常(血糖値の異常)を引き起こす、という内容です。

耐糖能異常を引き起こすと、血糖を下げるインスリンの働きもうまくいかなくなり、結果として肥満や糖尿病を招く可能性があるのです。

また、『人工甘味料は血糖を上げないので、脳が血糖を上げようとして、食べ過ぎを起こしてしまう』という指摘もあります。

ゼロカロリー飲料と糖尿病患者さん

あくまで個人的な所感ですが、ゼロカロリー飲料は、特に糖尿病を有している患者さんが好んで飲んでいるような気もします。砂糖に依存していた生活を変えるためにゼロカロリ―ならいいだろうと考えているのかもしれません。

ゼロカロリー飲料は、まだまだ決して安全とは言えません。砂糖に注意するのはもちろんですが、どうしても甘いものが食べたい場合は人工甘味料ではなく、天然の甘味料を選んで見るのも一つの手かもしれませんね。

糖尿病は、動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳卒中などの心臓血管病のリスクを高めます。そういった意味からも、ゼロカロリーへの注意は欠かせません。

 

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熱中症とかくれ脱水

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科の『すぎおかクリニック』院長、杉岡です。

今日のテーマは『熱中症とかくれ脱水』です。今年の夏はあまりにも暑く、熱中症対策をしてるつもりでも熱中症をおこしたりします。高齢者や子供のなるものだと思って甘く見ていると、とんでもないことに唸りかねません。そこで今日は簡単な熱中症対策、熱中症の症状などについて話したいと思います。

熱中症の基本 脱水を防ぐ

みなさん、ちゃんと水分は補給していますか?この質問をするとたいていの人は、「はい、ちゃんととっています」と答えてくれます。しかし、よく聞いてみると、水分はのどが渇いたときにたくさん飲むようにしている、など脱水症状が現れ始めてからその対策をしている人が多いのです。

熱中症の対策→脱水の対策

それは、脱水を感じる前から対策をとることです。

脱水の手前 かくれ脱水

かくれ脱水という言葉をご存知ですか?かくれ脱水とは、明らかな脱水症状が出ていない状態のことです。例えば、夏バテ。夏バテになると疲れやすくなったり、食欲が落ちたりしますよね。こんな夏バテの背後に「かくれ脱水」が潜んでいる可能性もあるのです。夏バテのかくれ脱水で体力が低下すると、免疫力も低下し、結果「夏かぜ」をひいてしまうことも・・・。

脱水、熱中症は外にいる時にだけおこるわけではありません。室内や車の中、就寝時にも起こり得るのです。

特にマンションなどの機密性が高いところでは風通しも悪くなりがちなので、余計に脱水、熱中症をおこします。

また、運転中は水分補給を怠りがち。長時間の運転だとトイレのことを考え、余計に水分不足になることもあります。

就寝中も、要注意です。エアコンのかけ過ぎはカラダに悪いと寝る時にエアコンを切ってしまう人、結構多いですよね。睡眠をしっかりとる、深い睡眠をとるための室内の適温は26度から28度と言われています。夏の暑い時期は一晩中エアコンをかけておくことは決して悪い、とは言い切れないのです。もちろん、冷やし過ぎは夏風邪のもとになりますけどね。

熱中症の症状

代表的な症状をあげておきますね。脈が速くなる。これは脱水、熱中症の典型的な症状の一つです。そして汗をかかなくなります。さらに症状が進むとめまいや吐き気、嘔吐がおき、そこで有効な対策をとらないと意識を失ってしまうことすらあるのです。

熱中症の予防法

まずは外部での運動を制限する。大丈夫だと思って、やりすぎは禁物です。アルコールを控えたりも必要です。またよく見られるのが、紫外線が嫌だからとあえて厚手の服を着ること。これは体温を過剰に上げてしまう一因になってしまいます。十分な日焼け止めを使い、場合によっては日傘を使う。必要以上の水分をとり、家に帰ったら温度をさげたシャワーを浴びるのも体温低下に役立ちます。

そして疲労をため込まない、睡眠時間をしっかり確保する。栄養バランスのとれた食事を摂る、などは基本中の基本ですよね。

みなさんも熱中症にならないように気を付けてくださいね

 

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睡眠不足が心臓病のリスクを上げる

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。


今日のテーマは『睡眠不足が心臓病のリスクをあげる』です。

睡眠不足と心臓発作の関係

2017年にアメリカ心臓協会(AHA)からある研究発表がなされました。これによると、メタボリック症候群や高血圧などの心臓発作の危険因子を持っている人が睡眠不足の状態を続けると、心臓発作や脳卒中で死亡率が倍増するという内容でした。

1344人のかたを対象になされた研究で、参加者の39%がメタボの持ち主でした。

16年の追跡調査の結果、メタボで平均睡眠時間が6時間以下のかたは、そうでない方に比べ、心臓発作や脳卒中に伴う死亡率が2.1倍でした。

メタボの方は、そうでない方に比べ、心臓発作など全ての原因を含めた全死亡率は1.99倍。メタボの方で、睡眠を6時間以上とっていた場合の全死亡率は、メタボでない方の1.49倍でした。

この研究からわかること

まず、メタボがあるだけで心臓発作や脳卒中をおこし、死亡率が高くなってしまうという事実。

そして、メタボに睡眠不足が重なると更に命を落とす危険性が高まるということです。

睡眠不足が心筋梗塞などの心臓病、脳卒中などの動脈硬化、血管のつまり、血栓形成などのリスクをあげます。このことは普段から生活習慣の中にしっかりと睡眠時間を確保する必要がある、ということにほかなりません。

メタボと睡眠時無呼吸症候群

メタボによる肥満は、睡眠時間の問題だけではなく、睡眠の質まで下げてしまいがちです。

特に、睡眠中に呼吸が止まってしまうような睡眠時無呼吸症候群を合併しやすくなります。

睡眠時無呼吸症候群は、夜間の血圧をあげ、自律神経を緊張させ、結果的に心筋梗塞などの心臓発作の率を高めてしまいます。

もし、就寝中に呼吸が止まる、などご家族のかたなどから指摘された場合、是非一度検査をすることが必要です。

当院でも睡眠ポリグラフィー検査と呼ばれる睡眠時無呼吸の検査を随時行っています。

以前のブログでも、「睡眠時無呼吸症候群外来」という記事で睡眠時無呼吸症候群について書いていますので、参考にしてみてください。

無呼吸が気になるかた、夜眠ったにもかかわらず、昼間に眠気が取れないなどの症状があるかたはお気軽にご相談くださいね。

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