心臓内科

心臓内科

心臓内科は、その中身は循環器内科と同じ意味です。しかし、一般のかたに循環器内科という言葉ではイメージがわかないことと思います。
当院では心臓内科を標榜することで、より多くの方の心臓病の予防、再発防止、健康維持に貢献できたらと考えております。ここでは、心臓内科に関わる病気と検査のお話をさせていただきます。
心臓内科に関わる病気としては、主に心筋梗塞、狭心症、心不全、大動脈弁や僧帽弁などの弁の病気に関わる弁膜症、心房細動やペースメーカなどの不整脈などがあります。
一方、心臓内科に関わる検査としては、安静時心電図、運動負荷心電図、心臓超音波(心臓エコー)検査、24時間心電図(ホルター心電図)、BNPなどの血液検査があります。

心臓内科に関わる検査

心臓超音波(エコー)検査

超音波(エコー)検査

エコー検査は、循環器内科・心臓内科の患者様にとって最も必要な検査の一つです。心筋梗塞や弁膜症、心不全などの状況を調べるだけでなく、生活習慣病である高血圧や糖尿病による心臓への影響をチェックする上でも欠かせない検査です。特に心臓の手術をした方は手術後の経過を診るためにも専門医による定期的なチェックをお勧めします。
当院では、循環器内科や心臓内科を牽引するクリニックとして、2017年のエコー検査を約2700人のかたに行っております。
その中でも、当院で行った緊急エコー検査で重症の急性心不全や大動脈解離、心臓腫瘍など一刻を争う病気を発見された方も多くいらっしゃいます。
エコー検査はただ検査すれば良いというものではありません。信頼できる、そして経験豊富な施設での定期検査をくれぐれも欠かさないようにしましょう。

運動負荷心電図

運動負荷心電図

運動負荷心電図は安静時心電図では決して得られない情報が多く得られます。特に心筋梗塞や狭心症などのチェックには欠かせない検査です。健康診断の安静時心電図で何も異常を言われなかったのに心臓発作を起こした人の多くは、この運動負荷心電図を事前に行っていなかったことも原因の一つなのです。
心臓病の方のみならず、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、肥満や高齢者のかたも心臓の動脈硬化チェックに定期的に運動負荷心電図をぜひお受けください。
運動負荷心電図には何種類かあります。表彰台のような階段の上り下りを繰り返して心電図をとるマスター心電図負荷検査、自転車を漕ぐエルゴメーター。ベルトコンベアの上を歩くトレッドミル検査などです。
当院ではマスター負荷検査とエルゴメーター検査を常備しております。患者様の状態に合わせて適宜検査をさせて頂いております。

ホルター心電図

超音波(エコー)検査

24時間心電図検査と呼ばれるものです。不整脈検査として行われます。不整脈は常時出現するタイプと、発作的に出現するタイプがあり、不整脈の出現パターンや種類、発作に伴う症状と合わせて治療方針を決める上で欠かせない検査です。以前は機械も大きかったのですが、最近はサイズも非常に小さくなり、機種によっては入浴可能のものもあります。
心臓機能の低下している人などは自覚症状のない不整脈を起こすこともあります。症状がないからといって不整脈がないというわけでもないのです。
当院では4台のホルター心電図を用意しており、来院された患者様の不整脈管理に欠かせないものとなっています。

血液検査

血液検査

心臓病のかたの中にはワーファリンというお薬を飲んでいる方がいらっしゃいます。これは、心臓の中に血栓ができるのを防ぐためのものです。いわゆる血液サラサラにするためのお薬です。このお薬はサラサラ度が変動することがあり、受診の度に血液検査でサラサラ度をチェックする必要があります。当院では、病院内に専用の検査機械を用意しています。血液検査結果は約5分でわかります。
もう一つ心臓に関わる血液検査で欠かせない項目があります。それはBNPまたはNTProBNPという項目です。BNPは、いわば心臓の負担状態を調べる検査です。
心不全を起こしたことのある方や、息切れや呼吸が苦しいといったことで来院された方、また心臓弁置換術やバイパス術などの心臓手術を受けたかたなどは定期的なチェックが必要です。
息切れがある場合、その原因を調べる上で、BNP検査は非常に役に立ちます。
心不全は急激に悪くなることがありますが、早めの対策を打てれば決しておをれることはありません。当院でも、この検査を多用しており、多くの心不全患者様の重症化、重症化に伴う入院を防ぐのに役立っています。

ペースメーカーチェック

ペースメーカーを留置されているかたは、定期的なペースメーカーチェックが必要です。ペースメーカーは稀に不具合を生じたり、また電池寿命もあるので、その場合交換をしなければなりません。
当院では定期的なペースメーカーチェックも行っていますのでご安心ください。

その他

心臓病のかたは、決して心臓だけを診ていれば良いというものではありません。
例えば頚動脈エコー検査。日本人の脳梗塞の何割かは、頚動脈が詰まることによって発症しています。定期的な頚動脈エコー検査は脳卒中予防に欠かせない検査と言えます。
また、閉塞性動脈硬化症という足の血管が詰まるかたもいらっしゃいます。CAVIといわれる足の血管の状態を調べる検査も、ぜひとも定期的に行う必要があります。もちろん、当院では頚動脈エコー検査やCAVI検査を備えています。