院長ブログ

運動と僅かなカロリー制限で血管が健康になる

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック理事長の杉岡です。

今日のテーマは、「運動とカロリー制限と血管」です。

心臓血管病の予防

そもそも心臓血管病の予防、狭心症や心筋梗塞、心不全の予防に食事や運動が欠かせないことはご存知だと思います。しかしながら実際にどの程度の運動を普段から心がけ、どの程度まで食事に気を使うと効果があるのか、までははっきりしていないところです。

かんたんに言うと、頑張りすぎないでも硬化がでる食事や運動はどの程度なのか?です。

今回、Circulationというアメリカの一流誌にある一つの答えが出されましたので、今日はこの論文をご紹介します。

運動とカロリー制限と心臓病

アメリカのWake Forest School of Medicine老年学・老年医学分野のTina Brinkley氏らの研究チームは今回、65〜79歳の肥満者160人を対象に、運動とカロリー制限の組み合わせが動脈硬化にどんな影響を及ぼすかを調べました。

運動の内容は、最大心拍数の65〜70%を維持した状態でトレッドミルを使い、1回30分間、週に4回行うというものです。それに加えてグループをわけ、一つは運動のみのグループ、もう一つは運動に加えて1日あたりのカロリーを200kcal減らす食事に変更しました。

その結果、20週間後には運動のみのグループは体重が1.66kgの減少にとどまったのに対し、カロリー制限を加えたグループでは体重が8kgも減少したことに加え、大動脈の硬化度にも改善が見られたのです。

たった200kcalのカロリーコントロールと有酸素運動。これなら続けられると思いませんか?

 

当院は10月より船橋市夏見台に加え高根台院を開院します。

両院とも心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

在籍医師は、院長はじめ循環器専門医資格を多くの医師が有しております。

医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、管理栄養士、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。

なお、心臓リハビリテーションは夏見台のみにて行います。

どうぞ安心してご来院ください

 

 

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