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食事方法とCOVID-19

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、食習慣の違いが新型コロナウイルスの重症化に関係しているという論文がでましたので、シェアいたします。

アメリカスタンフォード病院からの報告で、新型コロナウイルス感染者568人が対象になっています。

その結果、植物性食品ベースの食事を実践していた群はそうでない群と比べると、新型コロナウイルス罹患後中等症~重症になる割合が73%も少ないことが判明したのです。

さらに、植物性食品摂取+魚摂取をしているグループと摂取していない群を比較した場合、魚摂取群のほうが59%中等症~重症になるリスクが減ったのです。

まだまだ研究が必要なことだと思いますが、まずは食事のとり方を考え直すのも良さそうですね。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

在籍医師は、院長はじめ循環器専門医資格を多くの医師が有しております。

医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、管理栄養士、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。

どうぞ安心してご来院ください

 

揚げ物を食べると心血管病になりやすくなる

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、『揚げ物と心臓病の関係』についてお話します。

揚げ物と心臓病

みなさんも、揚げ物をたくさん食べると健康を害するだろうことはなんとなくイメージが湧くと思います。

でも今までなかなかそのことを科学的に実証した論文は見当たりませんでした。

今回、深圳大学健康科学センター(中国)のPei Qin氏らにより、揚げ物の摂取量と心臓血管病のリスクに関する研究が示されました。この報告は、「Heart」誌に掲載されています。

対象者は約75万人。追跡期間が約9.5年。その間に生じた心筋梗塞や脳卒中などの主要心血管イベントの数、心臓血管死および全死亡との関連を、揚げ物の摂取と検討したのです。

その結果、1週間当たりの揚げ物摂取量が最も多かったグループでは、最も摂取量が少なかったグループと比べて心臓血管イベントのリスクが28%、冠動脈疾患リスクが22%、心不全リスクが37%高いことが判明しました。さらに細かく検討すると、週当たりの揚げ物摂取量が114g増加するごとに、心血管イベントリスクで3%、冠動脈疾患リスクで2%、心不全リスクで12%増加していました。

一方で、心臓血管死亡や全死亡と揚げ物摂取の量には関連は見られなかったとのことです。

この研究から言えること

この研究からは、なぜ揚げ物をとりすぎると心臓血管病にかかりやすくなるのか?のメカニズムまでは解明できていません。

しかし、報告者らは揚げ物の中に多く含まれるトランス脂肪酸の存在や、揚げることによる炎症性物質の増大、そして揚げ物に多く添えられやすい塩分や糖分の同時過剰摂取などを考察としてあげています。

揚げ物の場合、どんな油で揚げるのか?揚げる時間はどれくらいか?油を使いまわしていないか?油が酸化していないか?など、油だけ考えてもかなり身体に悪い影響を与えかねないと思われます。

揚げ物の肉など、カロリー過多にもなりがちです。みなさんも適度な摂取に止め、過剰摂取は避けましょうね。

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

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高血圧と腸内細菌

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は高血圧に関する話です。

高血圧とは

高血圧は、生活習慣病を代表するものの一つです。高血圧が続くと、動脈硬化が進みます。

動脈硬化が起きると血管の中にプラークと呼ばれる塊が増殖し、血管の内腔を狭くしてしまいます。

また、血管の壁を脆弱にしてしまい、破れてしまうこともあります。

血管の内腔が狭くなり、閉塞すると心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。

血管がもろくなり、破れてしまうと脳出血や大動脈解離などを起こします。

高血圧は症状が出ないまま全身の血管にダメージを与えていくので、自分は血圧が高いけど全く症状がないから大丈夫だ!と思いこむのはとても危険です。

高血圧と塩分制限

では、高血圧を予防するために一体どうすればよいのでしょうか?

皆さん、御存知と思いますが、何よりもまずは塩分制限が必要となります。

日本人の塩分摂取量はもともと多く、日本高血圧学会では、高血圧患者さんの塩分摂取量を1日6グラム以下とすることを推奨しています。

そもそも塩分を過剰に摂取するとなぜ血圧が上がるのでしょうか?

それは、浸透圧という概念が必要となってきます。

塩分に含まれるナトリウムを多く摂ると、血液の濃度が高くなるため、浸透圧を一定に保とうとする働きで血液中に水分が増える。そして水分だけが増えることはなく、水分と同時に血液量も増えるため、血管壁にかかる負担が大きくなり、血圧が上がるというものです。

では塩分さえ制限すれば血圧は上がらないのか?というとそうでもないところがややこしいところです。

そこには遺伝や腎血管性高血圧などの2次性高血圧、本態性高血圧、食事量の問題、薬の副作用などで血圧が上昇することもあります。

ですから闇雲に塩分さえ制限すれば大丈夫、ということではありません。

高血圧と腸内細菌

最近、減塩していても高血圧が持続するグループでは腸内細菌叢に違いがるのではないか?という研究発表が日本からなされました。

『Impact of Gut Microbiome on Hypertensive patients with Low-Salt Intake:Shika Study Rresults』

対象は239人の日本人です。この方たちを腸内細菌叢によって2つのグループに分け、更に食塩摂取量が多い人達と少ない人達に分け、それぞれ比較検討しています。

その結果、高血圧有病率は、食塩摂取量が多い群のグループ1では49.4%、グループ2では46.7%であり、有意差は見られませんでした。一方、食塩摂取量が少ない群では、グループ1が47.0%、グループ2では27.0%であり、群間に差が認められたのです。

つまり、グループ2の腸内細菌叢を持っている人たちは塩分制限による血圧低下の効果が期待され、グループ1の腸内細菌叢を持っている人たちは、塩分制限による血圧低下の効果があまり期待できないということだったのです。

ちなみに、かなり専門的ではありますが、グループ1の腸内細菌はグループ2に比べ、Blautia、Bifidobacterium、Escherichia-Shigella、Lachnoclostridium、Clostridium sensuという種類の微生物の割合が低いという結果が得られたということも記載しておきますね。

今までは高血圧というと塩分制限というところにばかり目がいっていましたが、今後は高血圧患者さんに対しての腸内細菌叢へのアプローチ、腸内細菌を見据えた食事指導などが必要になってくるかもしれませんね。

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

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どうぞ安心してご来院ください

 

 

 

 

 

 

 

糖分を減らすためにコーヒーが役に立つかもしれない

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは「糖分とコーヒー」です。

糖分のとりすぎはいつも気になる

甘いものが大好きだけど、ついついとりすぎてしまい、あとあと後悔の念にかられるひとはきっと多いことでしょう。

甘みにはある意味中毒性もあり、どんどん甘みを感じたい欲求が出てしまいがちです。

おかしなどの甘みが物足りない!と思っているあなたへ朗報です。

どうやらコーヒーがその問題解決に役立ちそうなのです。

デンマークからの研究

オーフス大学(デンマーク)のAlexander Fjaeldstad氏らが、156人のボランティアを対象に、コーヒーを飲む前後での味覚の変化を研究報告しました。

「Chemosensory Sensitivity after Coffee Consumption Is Not Static: Short-Term Effects on Gustatory and Olfactory Sensitivity」

156人中、101人にはカフェイン入りのコーヒーを飲んでもらい、55人にはカフェイン抜きのコーヒーを飲んでもらい、その前後で甘みの感度を調べました。

その結果、カフェイン入りのコーヒーを飲んだ前後で統計学的似有意に甘みへの感度が増しました。

一方、カフェインを抜いたコーヒーを飲んだグループでも、同様の結果が得られたのです。

この研究では、同時に塩味や酸味、嗅覚の変化も調査していたのですが、それらに関してはコーヒー摂取の前後で特に変化は見られませんでした。

一方、苦味に関してはカフェイン入りコーヒーでもカフェイン抜きコーヒーでもコーヒー摂取後の苦味感覚は減弱していました。

この研究の筆頭論者は以下のように語っています。

「この作用はおそらくコーヒーに含まれる苦味成分によってもたらされるのではないか。コーヒーと一緒にダークチョコレートを食べると、チョコの苦味が減り甘さが増すのはそのためだろう」と。

この研究から言えること

人々がどうやって砂糖の摂取量を減らし、健康的になれるのか?は極めて重要なテーマです。

多くの食べ物には安易に砂糖が使われています。

砂糖は高血糖を引き起こし、糖尿病を誘発し、動脈硬化へと進行させ、心筋梗塞や脳卒中などの命をも奪いかねない病気の原因になります。

甘いものへの欲求が強い時にはコーヒーを飲んでから食べるようにするだけで、糖分の摂取量が減るとしたら素晴らしいと思いませんか?

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

在籍医師は、院長はじめ全員が循環器専門医資格を有しております。

医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。

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心臓血管病と海藻摂取の関係

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は『心臓血管病と海藻摂取の関係』についてです。

海藻の効果

海藻には豊富なビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。それぞれの成分は健康に良い、動脈硬化や心臓病に良い、と言われていますが、海藻自体が心臓血管病に効くのか、ということはよくわかっていません。

日本の多目的コホート(JPHC)研究で、筑波大学の研究チームが海藻摂取と脳卒中および虚血性心疾患リスクとの関連を調査・報告しました。

『Seaweed intake and risk of cardiovascular disease: the Japan Public Health Center–based Prospective (JPHC) Study』

海藻は心臓病リスクを低下させる

研究対象は男性4万707人と女性4万5,406人で、約20年の経過を追っています。

海藻をほぼ毎日食べるグループとそうでないグループの2群に分け比較検討しています。

その結果、

男性では、海藻をほとんど摂取しない群に対して、ほぼ毎日摂取する群では、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)の発症率がで76%に低下、心血管疾患全体では88%に低下していました。

女性では、虚血性心疾患の発症率は56%に低下、心血管疾患全体で89%にまで低下がみられました。

一方で海藻摂取と脳卒中の発症リスクには明らかな関連は認められなかったということです。

この研究からいえること

海藻摂取のパワーが明らかになりました。海藻にはビタミンやミネラルだけでなく、ポリフェノールも豊富です。そういったあらゆる栄養素の複合が心臓病の発症を抑えたと考えられます。

特に女性で虚血性心疾患の発症が56%にまで低下した事実は驚きです。

虚血性心疾患などの心臓病を予防するためにいたずらに薬をのんだりサプリメントに頼るのではなく、まずはこういった体に良い食事を欠かさないことから始めないといけませんね

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

 

 

 

糖尿病改善には王様のような朝食を

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『糖尿病と食事のとり方』についてです。

糖尿病と食事法

糖尿病のかたにとって、この『食事法』はとても大切なテーマの一つです。

情報を探すと実に多種多様な食事法が存在しているのがわかると思います。

カロリー制限を始めとして、糖質制限や、1日1食法から1日6食法まで。

今回は1日3食法のなかでも、特に朝食に重点をおいた食事法が、糖尿病患者さんの体重や血糖を安定させるという研究報告がありましたので、皆さんにシェアいたします。

糖尿病と王様のような朝食

論文タイトルは、

『Reduction in Glycated Hemoglobin and Daily Insulin Dose Alongside Circadian Clock Upregulation in Patients With Type 2 Diabetes Consuming a Three-Meal Diet: A Randomized Clinical Trial』

この論文では、3食の配分を次のように設定しました。

パン、フルーツ、デザートなどから成る約700kcalのたっぷりの朝食、600kcalの中程度の昼食、そしてとくにでんぷん質、デザート、フルーツを含まない200kcalの少量の夕食を摂取するというものです。

対照群は、同様のカロリーを1日6回の少量頻回の食事にわけての食事法を選択。12週にわたって研究は行われました。

その結果、3食群では有意に糖尿の1~2ヶ月の平均を示すHBA1cが低下し、正常血糖の時間の割合がベースライン時の59%から12週後には83%に増加していました。一方で糖尿病薬を原因とする低血糖症状は出現しなかったのです。

この研究から言えること

でんぷん質を多く含むカロリーの摂取を1日の早い時間へと移行させることで、糖尿病患者さんの血糖がしっかり下がってくれるのなら、今後インスリン注射や糖尿病治療薬を減少、あるいは中止させることも考えられるということですね。

王様の朝食、期待したいところです。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

 

 

 

 

心臓血管病の死亡率をポリフェノールが下げる

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は『ポリフェノールは死亡率を下げる』です。

ポリフェノール

ポリフェノールと言う言葉、よく耳にしますが、そもそもポリフェノールってなんでしょうか?

ポリフェノールとは、植物が光合成を行うときに合成される物質で、例えば緑茶に含まれるカテキンなどはポリフェノールの一つです。

ポリフェノールには強い『抗酸化作用』があり、体内で過剰合成された活性酸素の外を減らす効果などがあります。

ポリフェノールは果物や野菜、種などに多く含まれています。

ポリフェノールは体に良いと言われていますが、実際に日本人がポリフェノールを摂り続けることにどんな健康効果があるのか、しかも長期的な効果がどうなのか?ははっきりした事はわかっていませんでした。

この度、日本人における長期のポリフェノール摂取が健康に良い、という論文が発表されました。

ポリフェノールと死亡リスク

『Dietary intake of total polyphenols and the risk of all-cause and specific-cause mortality in Japanese adults: the Takayama study』

対象は高山市の29000人あまりの住民のかたで、16年間の追跡調査が行われました。

ポリフェノールの摂取量に応じて4群に分類され、死亡率などが調査されました。

結果:4群の中で最もポリフェノールを摂った群は、、最もポリフェノールを摂らなかった群に比べて死亡率が有意に低く、その中でも心臓血管死による割合の低下、特に脳卒中による死亡率の低下が強く認められました。また、消化器疾患による死亡率低下も認められました。

一方、がん死亡率の低下は認められませんでした。

この研究からいえること

この研究から、どのポリフェノールが死亡率低下に起因しているか、までは結論できませんが、日頃からポリフェノール摂取は意識するべきことなのでしょう。

例えば、緑茶に含まれるカテキンやコーヒーに含まれるクロロゲン酸は代表的ですね。

また、フランスの研究では、ブルーベリーに多く含まれるアントシアニンが心臓血管病のリスクを下げる、という報告もあります。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

肉を食べる頻度と認知症のリスク

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは、『肉を食べる頻度と認知症のリスク』についてです。

肉食頻度と認知症

ある食べ物を選択することで、認知症やアルツハイマーのリスクは変わるのでしょうか?

今回、フランスのLaure Ngabirano氏らが、肉の摂取頻度と認知症のリスクに関しての研究報告をJournal of Alzheimer’s Disease誌に掲載しました。

対象者 5934名

フォローアップ期間 9.8年

結果 肉の摂取が週1回以下と少ないグループは、週4回以上のグループと比較したところ、認知症のリスクが1.58倍、およびアルツハイマー病のリスクが1.67倍と、リスク増加が認められました。

この研究から言えること

この研究からは週4回以上は肉を食べたほうが認知症になりにくい、という内容でした。

しかし、認知症のリスクは決して肉の摂取頻度だけに限定サれるわけではなく、日頃の生活習慣、運動頻度、睡眠時間、糖尿やコレステロール、高血圧などの生活習慣病とも関連してきます。

生活習慣を誤ると、動脈硬化を引き起こし、血管性認知症のリスクも高まります。

日頃の食事内容とともに、現在の自分の動脈硬化の状況も適宜チェックすることを怠らないようにしましょうね。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

ビタミンDとがん死亡率の関係

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは、『ビタミンDとがん死亡率の関係』です。

成人におけるビタミンD補給

これまでのいくつかの研究では、ビタミンDが足りないと、がんや心臓血管疾患といった病気での死亡の増大と関連することが示されていました。

しかし、ビタミンDを補給することで、はたして死亡率が減少するかどうかに関しては、臨床データには一貫性がありませんでした。

この度、BMJ誌に、Affiliated Hospital of Chengdu UniversityのYu Zhang氏らが、ビタミンDの補給とがん死亡率について発表しました。

研究内容

目的:ビタミンD補給が成人の死亡率低下と関連しているか

設計:過去行われた52の試験から分析を行いました。

結果:合計75 454人の参加者による52の試験が特定されました。ビタミンD補給は、全死亡率(すべての原因による死亡率)、心血管死亡率、または非がん死亡率とは関連が示されませんでした。

ビタミンD補給とがん死亡率の関係

一方で、ビタミンDの補給は、癌による死亡のリスクをなんと16%減少させました。

特に、ビタミンD3サプリメントを使用した試験で有意に低い結果でした(相互作用 P = 0.04)。

また、ビタミンD3補給がすべての原因による死亡率の低下と関連しているかどうかを判断するには、さらなる臨床研究が必要と考えられました。

日本人も多くの人がビタミンD不足が叫ばれています。

サプリメントなどでの積極的な補給が必要なのかもしれませんね。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など