こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、人工弁と弁膜症についてお話します。
弁膜症とは、心臓に4つある弁の具合が悪くなる病気です。心臓の入り口や出口にある弁が狭くなったり(狭窄症)、閉じが悪くなったり(閉鎖不全症)することが原因で、心臓がポンプの機能を十分に果たせなくなり、病状が悪化するとむくみや動悸、息切れが出現。心不全や不整脈などに進展することもあります。
弁膜症は軽度であれば、薬物療法でコントロールできますが、弁膜症が重症化すると手術で弁を交換する必要が出てきます。最近は、カテーテル的治療(TAVI、Mitral Clip)もできるようになってきていますが、まだまだ一般的にはなっていません。
人工弁は大きく2つに別れます。機械弁と生体弁です。
機械弁はカーボンやチタンで作られているもので、非常に長持ちします。しかし、弁に血栓という血の塊がつかないように抗凝固剤であるワーファリンを内服し続けなければいけません。
一方、生体弁は牛や豚の心膜から作られており、ワーファリンを内服する必要がありません。しかし、機械弁に比べ耐用年数が短くなってしまうのが欠点です。
機械弁ではワーファリンの服用コントロールがとても大事です。ワーファリンが十分に効いていないと血栓弁を形成してしまいます。すると弁が開放制限をうけ、心不全を合併したり、命を落としてしまうこともあります。逆にワーファリンが効きすぎると出血しやすい状況になってしまいます。
そのため、ワーファリンコントロールは循環器専門医の指示の下、しっかり内服量を調節する必要があります。
人工弁の管理はワーファリンのコントロールだけではありません。
定期的に十分な技術を持った専門技師による心エコー検査が必須です。たまに、何年も心エコーを受けていない弁置換手術後の患者さんに遭遇しますが、ある意味論外と言えます。
人工弁は、弁が感染したり、縫合部から血液が逆流したりなどの弁不全を引き起こすことがあります。
また、弁置換術を施行した人はもともとの心機能が悪く、心不全を起こしやすくなっています。
人工弁を入れたからあとはもう大丈夫、というわけでもないわけです。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
循環器専門医2名と、全員が循環器の経験豊富な看護師、一流の心エコーのスキルを持った検査技師2名で十分な診療体制をとっています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは、『神経変性疾患による死亡率が元プロサッカー選手に多いのか?』です。
接触を伴うスポーツをおこなっていたプロスポーツ選手には、神経変性疾患が多いという報告があります。
今回、接触を伴うプロサッカーにおいて、元プロサッカー選手には神経変性疾患が多いのか?という研究報告がニューイングランドジャーナル(NEJM)誌に掲載されました。
『Neurodegenerative Disease Mortality among Former Professional Soccer Players』
対象と方法:スコットランド出身の元プロサッカー選手7676人を、背景をマッチングさせた一般のかた23000人あまりと後ろ向きコホート研究にて比較検討しました。
結果:約18年の経過の中で、心臓病や心筋梗などの虚血性心疾患による死亡率は元選手のほうが一般の方に比べ20%低く、肺がんによる死亡率は47%も低い結果でした。
一方で神経変性疾患による死亡率は元プロサッカー選手で3.45倍も高く、特にアルツハイマー病による死亡率は5.07倍でした。
今回の研究だけで、サッカーはアルツハイマー病になりやすい、と結論づけるのは早いと思います。
スポーツのメリットは様々で、実際サッカーを行っていたことで心臓病による死亡率は大幅に低下しています。また、一般の方が行うスポーツとプロのレベルでは環境は激しさが大きく異なっていることも考慮しなければいけません。
我々は、どの程度のスポーツをどれくらいの頻度でどれくらいまで激しくおこなって良いのか?その程度行うと一番健康に良いのか?を知っておく必要がありそうです。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは、『肥満だと、血管を傷つける成分が蓄積される』です。
英オックスフォード大学心臓血管内科教授のCharalambos Antoniades氏らが、心臓病の肥満患者で動脈周囲の脂肪組織で「WNT5A」と呼ばれるタンパク質が多く作られ、血管に悪影響を及ぼすと論文発表されました。
この研究では、心臓手術を受けた約1000人の患者の心臓周囲の脂肪組織を採取して、肥満患者にはWNT5Aと呼ばれるタンパク質が多いことが判明。
さらに、このタンパク質が多い患者さんはその後3~5年で動脈へのプラーク蓄積が速くなることもわかりました。
肥満が血管を傷つける経路にはおそらくこの「WNT5A」が介されているだろうということです。
肥満によって動脈硬化など血管が傷つけられるだけでなく、多くの病気、例えば生活習慣病の悪化やがんのリスクも高くなると言われています。
健康的な食事や運動、睡眠などの生活習慣を見直し、心筋梗塞などの血管病をしっかりと予防していきましょう。
当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは『心臓リハビリの効果に年齢は関係ない』です。
心筋梗塞や心不全をおこしたあと、どの程度体を動かしていいのか?安静がどの程度必要なのか?非常に気になる問題です。
よく言われるのが、「心臓が悪いからじっとしていなきゃだめ!」特に高齢者の場合、その方のことを思って口にしがちです。
でも、ほんとうにそうなのでしょうか?
心臓リハビリテーション(心臓リハ)は、心臓病患者さんの心機能の回復や生活範囲の拡充、心臓発作後の不安軽減に非常に役立つものです。今回、心臓リハビリがすべての年齢層に役立つと言う論文が発表されました。
高齢者だからじっとする、ではなく高齢者だからこを心臓リハビリを行って早く元気になってもらう、という考えが大事です。
『Physical and Psychological Effectiveness of Cardiac Rehabilitation: Age Is Not a Limiting Factor!』
心臓リハビリテーションの身体的および心理的効果:年齢は制限要因ではありません!
目的:心臓病の高齢者でも年齢に関わらず心臓リハビリが有効なのか確かめること
対象と方法:733人の心臓病患者を65歳未満、65~80歳、80歳以上の3群に分けて心臓リハビリの有効性を比較検討しました
結果:すべての患者グループで、心臓リハビリ後に運動能力は大幅に向上していました。また、不安や抑うつ状態の改善も見られていました。
そして、心臓リハビリ前の運動能力が低ければ低いほど、また不安が強い人ほど心臓リハビリの効果が高買ったのです。
心筋梗塞や心不全などを抱えた高齢者は日常生活へのふあんや自信喪失などで社会活動が大幅に減ってしまうことがよくみられます。ご家族の方も心配のあまり運動をさせたがりません。
しかし、今回の研究のように、高齢者だからこそ運動をさせることが必要なのです。
心臓リハビリは、循環器専門医が常駐している病院などで、プロの心臓リハビリスタッフのアドバイスのもと、その方に最適な運動量を提供します。これは運動処方と呼ばれています。
当院では、船橋市のクリニックでは唯一心臓リハビリを行っています。
ぜひこれをきっかけに、心臓を鍛えてみてはいかがですか?お気軽にお問い合わせください。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、心臓リハビリテーションに興味がある方、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは、『高血圧の薬はいつ飲むの?』です。
今まで、高血圧の薬は朝食後や起床時など、朝に飲まれることが通常でした。
しかし、高血圧の薬を1日の中でいつ頃飲むと最も効果的なのか?に関しての明確な研究はほとんどありません。
今回は、『降圧薬は就寝時に服用すると良い』という研究結果を出した論文をご紹介します。
この研究は、スペインのRamon Hermida氏らが「European Heart Journal」に発表しました。
Bedtime hypertension treatment improves cardiovascular risk reduction: the Hygia Chronotherapy Trial
対象患者:約19000人のスペイン在住の高血圧患者さん
追跡期間:約6年
方法:高血圧の薬を起床時に内服するグループと就寝時に内服するグループに分けて検討
結果:就寝時に降圧薬を内服したグループは、起床時に内服したグループよりも、様々なリスク低下が認められました。心筋梗塞のリスクは34%低下、心不全のリスクは42%低下、脳卒中のリスクは49%低下、そして心血管疾患(CVD)を原因とする死亡リスクは45%低下していました。
就寝時に薬を飲むことで、夜間睡眠時の血圧が低くなることで、心血管病の発生が低くなった可能性はあります。
しかし、このような研究発表は一つ出たからといいて直ちにそのやり方が正しいと判断するのは早計です。
今回の研究の患者さんはどんな生活背景だったのか?睡眠時間や労働時間は?他の動脈硬化の危険因子は?などあります。
降圧剤をどう飲むべきか、主治医に一度相談してみるのが良いかと思います。
当院は循環器疾患と糖尿病、高血圧などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
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こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは『心房細動検出にアップルウォッチが役立つ!?』です。
心房細動は、多くの方に見られる不整脈の一つです。この不整脈のために心臓内に血栓が出来上がり、脳塞栓(脳卒中)などがよく起こります。そのためにこの不整脈を自分自身が持っているのかを調べるのは非常に意義があることです。
特に、発作性心房細動といって発作的に短時間のみ心房細動をおこす人がいて、そういったかたの心房細動検出は特に困難です。
今回、スマートウォッチ(アップルウォッチ)が心房細動検出に役立つかどうか?という研究発表が世界の一流誌のNEJM(ニューイングランドジャーナル)の2019/11/14号に投稿されました。
『Large-Scale Assessment of a Smartwatch to Identify Atrial Fibrillation』
心房細動を検出するためのスマートウォッチの大規模評価
方法:
対象は心房細動の既往のない参加者(参加者自身の報告による)。スマートウォッチの不整脈通知アルゴリズムが心房細動の可能性を検出した場合,最長で 7 日間装着する心電図(ECG)パッチが参加者に郵送され、解析されました。
結果:
登録患者数は、8 ヵ月間で 419,297 人。そのうち2,161 人(0.52%)が不整脈の通知を受け取りました。
そのなかで、実際に心房細動が存在した割合は全体で 34%。
不整脈の通知を受け取った参加者において,不整脈の通知と ECG で心房細動が同時に観察される陽性適中率は 84%でした。
心房細動の検出は、その後の血栓塞栓に伴う心筋梗塞や脳卒中などの心臓血管病発生の予防に大切です。
こういった新しいデバイスが医療に役立つというのは素晴らしいことですね。
心房細動が見つかった場合、また脈の不整や動悸を感じるなどあれば是非循環器専門医在籍のすぎおかクリニックにご相談ください。
当院は循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
心房細動のコントロール目的で来院されている患者さんも多数いらっしゃいます。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は『心筋梗塞を疑ったら』です。
突然、胸がいたくなったら、胸がくるしくなったら、胸がドキドキしたら、真っ先に否定しておきたい病気、それは急性心筋梗塞です。
なんとなく胸の違和感を感じて病院を受診する場合、病院ではどうやって心筋梗塞かどうかを見分けているのでしょうか?
とてつもない強い胸の痛みを感じたら、救急車でおそらく救急病院に搬送されるでしょう。そこではできる限りの最新検査、血液検査やレントゲン、CT検査やカテーテル検査などが行われます。
でも、なんとなく軽い胸の違和感だけで救急病院を受診する人はほとんどいませんよね。
そんな場合、おそらく近くのクリニックを受診されると思います。
心筋梗塞を疑った場合、絶対に行うべき検査が心電図です。心電図なしで心筋梗塞の診断はできません。
しかし、全ての心筋梗塞のかたが典型的な心電図異常を呈するとは限りません。
実際は非常に微妙な心電図変化が出ることもあり、その判断がとても大切になってきます。
また、血液検査を緊急で行うこともあります。心筋梗塞専用の血液検査項目です。
専門用語になりますが、CK-MB検査やトロポニン検査などが有用です。
他には心臓超音波検査(心臓エコー検査)も重要な検査の一つです。
胸痛の人が心筋梗塞なのか、心配ないのか、または他の病気がなにかあるのか?患者さんの病気の背景や糖尿などの生活習慣病はないのか? こういった鑑別診断が極めて重要になり、循環器の専門知識が駆使されるところとなります。
そして、もし急性心筋梗塞であれば直ちに緊急治療ができる救急病院に入院して頂く必要があります。
当院は循環器疾患と糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、糖尿病と魚介類の摂取量の関係についてお話します。
魚を食べてると糖尿病になりにくいのか?そんな疑問を解決する日本人の研究発表を紹介します。
愛知職域コホート研究からの発表です。
対象は糖尿病になっていない35歳~66歳の4200人あまりの日本人。
魚介類を週に200g以上摂っている人とそうでない人に分けて6年後の糖尿病発症率を比較しました。
結果:週に200g以上魚介類を摂取していると、なんと糖尿病の発症率は73%も抑制されていたのです!
魚介類はオメガ3といわれる良質の油を豊富に含んでいます。
いわゆるEPA、DHAです。これらの摂取が心臓血管病の発症を抑制するという論文も数多く出ています。
今回、魚介類の摂取が心臓血管病以外に糖尿病も抑制する効果が高いことがわかったのです。
そして何よりも日々の食生活を見直すことが、様々な病気を予防してくれるということですね。
当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
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平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は『降圧剤と循環器疾患の死亡リスク』についてお話します。
日本人を対象に、血圧の値と循環器疾患による死亡リスクを検討した研究発表(JACC研究)がなされました。
『Blood pressure levels and risk of cardiovascular disease mortality among Japanese men and women
the Japan Collaborative Cohort Study for Evaluation of Cancer Risk (JACC Study)』
追跡期間は20年で、血圧の数値で5群に分類し、血圧と循環器疾患の死亡率を比較しています。
この5群は、「至適血圧群120/80未満」、「正常血圧群120~129/80~84」、「正常高値群130~139/85~89」、「Ⅰ度高血圧群140~159/90~99」、「Ⅱ~Ⅲ度高血圧群160/100以上」に分類されました。
その結果、血圧が高いほど循環器疾患の死亡リスクはあがっていました。つまり『Lower is better』だったわけです。
一方、高血圧があり降圧剤を使用している人と、降圧剤を使用していない人で解析をしてみたところ、降圧剤を使用していないグループでは血圧が低いほど循環器疾患の死亡率は少なかったです。
一方、降圧剤を使用しているグループに限って解析をしたところ、循環器疾患の死亡率は「正常高値群130~139/85~89」が一番低かったという結果だったのです。
この研究結果から、闇雲薬で血圧を下げすぎては行けない、と判断するのは間違いです。
なぜなら、降圧剤で血圧が下がっている人の病気の背景や合併症がはっきりしていないからです。
その人にとってどれくらいの血圧が丁度いいのか?
これは明らかにケースバイケースとなってきます。
もし、漫然と降圧剤を服用しているとしたら、ぜひ一度循環器専門医にご相談されることをおすすめします。
当院では、循環器専門医2名体制で診療をしていますのでお気軽にご相談ください。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
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当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。