こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、『糖負荷検査』についてお話します。
糖負荷検査とは、糖尿病が疑われる人に対して、医療用のサイダーを飲んでもらい、血糖値がどれくらい上昇するかを調べる検査です。
糖分を負荷しますので、すでに糖尿病の診断がついている人に対してこの検査を行うと血糖の過剰上昇がおいきてしまう恐れがあるので、あくまでも糖尿病が疑われる方や動脈硬化が疑われる方に行うものです。
ですから予めの血糖検査ですでに糖尿病と診断された場合はこの検査は対象になりません。
対象となる代表的な方
・血縁者に糖尿病がいるかた
・検診で糖尿病とは言われなかったが、境界型など、血糖が高めの指摘を受けた方
・血糖は高くなかったものの、尿糖が陽性と指摘された方
・高血圧や脂質異常症などの動脈硬化のリスクを抱えている方
・心臓病や脳卒中など、動脈硬化の病気を発症したことが有る方
・メタボ気味で糖尿が心配なかた
1絶食で来院していただきます
2血液検査で空腹時の血糖値とインスリン値を調べます
3ブドウ糖75グラムを含んだ医療用のジュースを飲みます
4飲んだ30分、60分、120分後に血糖値とインスリン値を調べます
随時血糖値 正常 140mg/dl以下
境界型 140~200mg/dl
糖尿病型 200mg/dl以上
となります。
もし、結果でまだ糖尿病になっていなかったとしても、境界型でさえ長く続けていると動脈硬化のリスクは高くなります。
自分に糖尿の気が有るのか?動脈硬化はどうなのか?
心配な方はぜひ一度75グラム糖負荷検査(OGTT)を受けてみてください。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病のコントロールをしっかりさせたい方などが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は『心筋梗塞を疑ったら』です。
突然、胸がいたくなったら、胸がくるしくなったら、胸がドキドキしたら、真っ先に否定しておきたい病気、それは急性心筋梗塞です。
なんとなく胸の違和感を感じて病院を受診する場合、病院ではどうやって心筋梗塞かどうかを見分けているのでしょうか?
とてつもない強い胸の痛みを感じたら、救急車でおそらく救急病院に搬送されるでしょう。そこではできる限りの最新検査、血液検査やレントゲン、CT検査やカテーテル検査などが行われます。
でも、なんとなく軽い胸の違和感だけで救急病院を受診する人はほとんどいませんよね。
そんな場合、おそらく近くのクリニックを受診されると思います。
心筋梗塞を疑った場合、絶対に行うべき検査が心電図です。心電図なしで心筋梗塞の診断はできません。
しかし、全ての心筋梗塞のかたが典型的な心電図異常を呈するとは限りません。
実際は非常に微妙な心電図変化が出ることもあり、その判断がとても大切になってきます。
また、血液検査を緊急で行うこともあります。心筋梗塞専用の血液検査項目です。
専門用語になりますが、CK-MB検査やトロポニン検査などが有用です。
他には心臓超音波検査(心臓エコー検査)も重要な検査の一つです。
胸痛の人が心筋梗塞なのか、心配ないのか、または他の病気がなにかあるのか?患者さんの病気の背景や糖尿などの生活習慣病はないのか? こういった鑑別診断が極めて重要になり、循環器の専門知識が駆使されるところとなります。
そして、もし急性心筋梗塞であれば直ちに緊急治療ができる救急病院に入院して頂く必要があります。
当院は循環器疾患と糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、糖尿病と魚介類の摂取量の関係についてお話します。
魚を食べてると糖尿病になりにくいのか?そんな疑問を解決する日本人の研究発表を紹介します。
愛知職域コホート研究からの発表です。
対象は糖尿病になっていない35歳~66歳の4200人あまりの日本人。
魚介類を週に200g以上摂っている人とそうでない人に分けて6年後の糖尿病発症率を比較しました。
結果:週に200g以上魚介類を摂取していると、なんと糖尿病の発症率は73%も抑制されていたのです!
魚介類はオメガ3といわれる良質の油を豊富に含んでいます。
いわゆるEPA、DHAです。これらの摂取が心臓血管病の発症を抑制するという論文も数多く出ています。
今回、魚介類の摂取が心臓血管病以外に糖尿病も抑制する効果が高いことがわかったのです。
そして何よりも日々の食生活を見直すことが、様々な病気を予防してくれるということですね。
当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは、『心臓疾患と炭酸飲料の関係』です。
炭酸飲料には、砂糖や人工甘味料がよく使われています。
これを毎日のように飲み続けると、一体どんな悪影響が出るのでしょうか?
近年、砂糖の害はもはや周知の事実となっています。
糖のとりすぎで糖尿病のリスクが上がるのは当然として、高血圧などの生活習慣病のリスクも上昇します。
消化器疾患や心臓病などの循環器疾患、がんのリスク、そして死亡率にも影響を及ぼすとも。
今回、毎日甘味料入りの炭酸飲料を飲み続ける人と月にコップ一杯も飲まない人とで、どんな健康被害が違うのか?という研究発表がなされました。
今日は、この研究発表について皆さんにお話します。
対象:ヨーロッパ10カ国の451000人のかた。平均年齢は約50歳。研究の調査期間は約16.4年でした。
研究方法:1日コップ1~2杯以上の甘味料入りの炭酸飲料摂取した群と1ヶ月にコップ一杯以下しか摂取しない群との比較。
結果:1日コップ2杯以上の炭酸飲料を飲むと、そうでない群に比べ、死亡率が17%増えていました。
その中で、循環器疾患による死亡はなんと52%も増加していました。
炭酸飲料を飲む人は、体重増加を引き起こし、血糖値が上がります。おそらくインスリンも増え続けます。すると体内に炎症が起こります。炎症はあらゆる病気の原因にもなります。
炭酸飲料を飲まなければいいのか?というわけではなく、炭酸飲料を日常的に飲んでいる人の生活習慣、高血圧や糖尿病などの危険因子、運動量や喫煙などさまざまな要因を考える必要もあると思います。
炭酸飲料を飲んでいる方、循環器疾患、心臓病に気をつけてくださいね。
当院は循環器疾患や糖尿病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は『冠動脈』についてのお話です。
冠動脈は心臓の周りを取り囲み、心臓の筋肉に栄養を送る動脈のことです。
直径3m程度の非常に細い血管ですが、その役割は非常に重要です。
心臓の筋肉は冠動脈から栄養を受けています。ですからなんらかの原因で冠動脈からの栄養補給が滞ると、心臓の筋肉は栄養不足となり、深刻な場合が心臓の筋肉が壊死してしまいます。
冠動脈は右冠動脈と左冠動脈の2本から成り立っています。そして左冠動脈は主観部からすぐに途中ふたまたに分岐して、左前下行枝と左回旋枝に枝分かれしていきます。
冠動脈は動脈なので、様々な原因で動脈硬化を起こします。
動脈硬化の原因は、加齢や高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病や、肥満、睡眠不足、喫煙、アルコール過多などで起こります。
冠動脈に動脈硬化をおこすと、狭心症や心筋梗塞の原因となります。
ほんの数ミリの血管が、命を脅かすことになりかねません。
心臓の小さな血管、『冠動脈』を大切にしましょうね
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは、『空腹時血糖値と膵臓がんの関係』です。
今まで、糖尿病があると、がんのリスクが高くなることは知られていました。
しかし、空腹時の血糖値そのものがガンのリスクとどの程度関連があるかは不明です。
今回、江北サムスン病院(韓国)のDong-Hoe Koo氏らが、空腹時血糖値が高いほど膵臓がんの発症リスクが高く、たとえ血糖値が正常範囲であってもこの関係がみられるという研究論文を「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」誌に発表しました。
タイトルは、『The Incremental Risk of Pancreatic Cancer According to Fasting Glucose Levels: Nationwide Population-Based Cohort Study』です。
2009年から2013年の間に予防健康診断に参加した合計2540万人の患者を、空腹時血糖値に応じて膵臓癌発生率について評価しました。
5年間の膵臓がん累積発生率(100,000人あたり)は次のとおりでした。(i)正常低値= 32; (ii)正常高値= 41; (iii)糖尿病前症レベル1 = 50; (iv)糖尿病前症レベル2 = 64; (v)糖尿病= 75; (vi)抗糖尿病薬使用中=121。空腹時血糖値の上昇に伴い、膵臓癌のリスクが継続的に有意に増加していました(P <0.0001)。
正常な血糖値の人であっても、空腹時血糖値が上昇するにつれて、膵臓癌の累積発生率は有意に増加しました。
糖尿病じゃないから、自分はまだ大丈夫。という考えはもはや通用しないのかもしれません。
普段から、血糖値をあげすぎない、糖分を取りすぎない、適切な生活習慣を保つ。食事、運動、睡眠といった当たり前のことを普段から当たり前におこなう、こういったことが将来の病気を防ぐことになります。
また、ご存知のように、糖尿病は、がんだけでなく、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、動脈硬化などの心臓血管病のリスクを明らかに高めますしね。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は『循環器内科』で診ている病気についてお伝えします。
循環器内科では心臓の病気、血管の病気、動脈硬化を中心に診ています。
動脈硬化をおこす原因となるような糖尿病や高コレステロール血症、高中性脂肪、高血圧などの生活習慣病も循環器内科で診ている分野です。
生活習慣病は、ただ数字をコントロールすればよいのではありません。
生活習慣病の先に潜んでいる動脈硬化、血管のつまりなどを予防していかなければいけません。
つまり、心筋梗塞を防ぐ、脳卒中を防ぐ、閉塞性動脈硬化症という足の血管のつまりを防ぐ。
薬を飲んで血圧が安定しているから、糖尿の数字が安定しているから、と数字だけ見ていませんか?
常に自分の血管の状態、動脈硬化の進行具合はどうなのか?そこに注目し続ける必要があります。
日本人の死因の4人から5人にひとりは脳血管疾患であることも知っておかなければいけません。
こんな方は是非循環器内科を受診、できうるなら循環器専門医への受診をお勧めします。
・高血圧、糖尿病、コレステロール値異常などの生活習慣病があるかた
・動脈硬化が心配なかた
・心臓病や脳卒中の既往があるかた
・ご家族に心筋梗塞や脳卒中の方がいる場合
・高齢の方
・動悸、息切れ、呼吸困難等の症状がある方
・むくみがあるかた
当院は循環器疾患に力を入れています。
家族性高コレステロール血症で動脈硬化を予防したい方、または心筋梗塞を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、『動脈硬化』を調べる検査『頸動脈エコー検査』についてお話します。
そもそも、動脈硬化とは何でしょうか?動脈硬化とは、文字通り動脈が硬くなる状態を指します。
血管が硬くなる、すなわち血管の弾力性がおち、しなやかさが失われると全身隅々まで十分な血液や酸素をおくれない可能性が出てきます。
また、動脈硬化をおこした血管の内側には『プラーク』と呼ばれる塊が蓄積していきます。その影響で血管が狭くなるとどんなことが起きてしまうでしょうか?
動脈硬化が進行し、血管が狭くなる。それが進行すると最悪詰まってしまう。それが心臓におこると心筋梗塞、頸動脈という首の血管におこると脳梗塞、足の血管におこると閉塞性動脈硬化症や足の壊疽など重篤な病気になりかねません。場合によっては命取りになってしまうことも。
そのために、自分の動脈硬化の状態を定期的にチェックすることが極めて重要になってきます。
当院で行っている動脈硬化検査で最も詳しくわかるのが『頸動脈エコー』検査です。
頸動脈の動脈硬化の進行度は全身の動脈硬化の進行度を反映しているとも言われています。頸動脈は、首の表面に近いところを走行しており、なおかつ太さも10mm以上あるので、詳細な情報が頸動脈超音波検査で診ることが可能です。
特に頸動脈は、脳の半分近くに栄養をおくる重要な血管なので、詰まってしまった場合、大きな脳梗塞を起こしてしまいます。しかも、頸動脈は多少狭くなっても何の自覚症状もありません。
脳卒中のうちの何割かは、この頸動脈が閉塞したために発症してしまいます。
そして、頸動脈が詰まって初めて動脈硬化の存在に気付くケースが非常に多いのです。
動脈硬化はどんな人におこりやすいでしょうか?これはいわゆる生活習慣病の人。つまり、高血圧や脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い人)、糖尿病、肥満。また、心筋梗塞や狭心症の経験がある方。高齢の方。すこしでも自分に当てはまると思ったら、積極的に循環器専門医のいる施設で頸動脈エコー検査を受けて下さいね。
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは『糖尿病と睡眠時無呼吸症候群の関係』です。
糖尿病も、睡眠時無呼吸症候群も心臓血管病の危険因子を言われています。そして両者が併存することもよく知られています。
今回、2018年のDiabetes Care誌に両者の関係性を調べてコホート研究が掲載されました。
この研究によると、睡眠時無呼吸症候群がある人は、ない人に比べて糖尿病の発症リスクが37%高くなり、逆に糖尿病があると、ない人に比べて睡眠時無呼吸症候群の発症リスクが43%高くなることが判明しました。特に糖尿病の女性では、睡眠時無呼吸症候群の発症リスクが60%も高まっていました。
どちらも単独でも心臓血管病のリスクが上昇します。
糖尿病があるときには睡眠時無呼吸症候群がないか、逆に睡眠時無呼吸症候群があるときは糖尿病を合併していないか、この両者の関係を把握しておくことが、病気の予防や治療に役立つと考えられますね。
この両者、いずれもが動脈硬化をひきおこし、心筋梗塞や狭心症、心不全や脳卒中などのリスクを上昇させます。
当院では、もちろん糖尿病のチェックだけでなく、睡眠時無呼吸の検査や治療も行っています。おかげさまで船橋市をはじめとして近隣の鎌ケ谷市、習志野市、市川市などからも多くご来院頂いています。
ご心配があるかたは、ぜひ一度ご相談くださいね。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など