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糖尿病性網膜症とEPAの関係

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、糖尿病性網膜症とEPA(魚の油)の関係についての論文をご紹介します。

糖尿病性網膜症

糖尿病は、たくさんの合併症を抱えているという問題があります。

大きな血管が詰まる心筋梗塞などの心臓病や脳卒中。

小血管の動脈硬化や神経異常が関与して起こる症状に糖尿病性腎症や糖尿病性網膜症があります。

普段から、糖尿病のコントロールをしっかり行うことがこれらの合併症の可能性を低くしてくれます。

今回、早期の糖尿病性網膜症に対してEPAが効く可能性があるという論文が発表されました。

『Omega-3 Fatty Acid and its Metabolite 18-HEPE Ameliorate Retinal Neuronal Cell Dysfunction by Enhancing Müller BDNF in Diabetic Retinopathy』

ラットを用いた実験を報告したこの論文によると、EPA(エイコサペンタエン酸)の内服で、網膜内の酸化ストレスが減少。それにより網膜内のBDNF(神経細胞の成長、維持や再生を促進するタンパク質神経細胞の成長、維持や再生を促進するタンパク質)が増加し、それに伴い糖尿病性網膜症の網膜内酸化ストレスが軽減、網膜内神経細胞であるAmacrine細胞障害が抑制された、ということです。

オメガ3の効果

オメガ3の代表格であるEPAを投与することで、酸化ストレスが減り、糖尿病性網膜症のダメージを減らしてくれることが明らかになりました。

オメガ3は糖尿病性網膜症に関わらず、心臓血管病などの動脈硬化に良いと言われています。

これからもオメガ3がたくさん含まれた食品をしっかりとって、体の酸化を防いでいきましょうね

 

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

 

心電図と運動負荷心電図

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、運動負荷心電図についてのお話をします。

安静時心電図と運動負荷心電図

運動負荷心電図というのをご存知ですか?

健康診断などで検査する心電図は安静時心電図というものです。

一方で運動負荷心電図というものがあります。

これは、運動負荷をかけてその前後で心電図をとり、運動による違いを測るものです。

実は、この運動負荷心電図が心臓病のチェックに欠かせないのです。

運動負荷心電図の有用性

一つは狭心症のチェックです。

狭心症発作、狭心症に伴う胸痛の多くは軽い運動で誘発されやすいと言われています。

つまり、安静時の心電図では正常でもひとたび運動をしていただいたあとに心電図をとりなおすと、明らかな心電図異常が見られるのです。

同様に、狭心症に対してステント治療や冠動脈バイパス手術を行った方のフォローとしても定期的な運動負荷心電図を行い、冠動脈の狭窄が進行してないか、手軽にチェックできます。

また、不整脈の重症度をチェックするときにも役に立ちます。

運動をすることで増える不整脈なのか?消失する不整脈なのか?それによって薬剤を処方する必要があるかどうかの判断にもなります。

健康診断の心電図で正常だからと思わず、定期的に運動負荷心電図による動脈硬化チェックを是非してみてください。

高血圧や糖尿病、脂質異常のあるかた、肥満や喫煙のあるかた、そして狭心症や心筋梗塞の既往がある方は特に必要な検査です。

 

 

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

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平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

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医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

 

 

 

重症低血糖は認知機能低下のリスクを上昇させる

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは、『重症低血糖と認知機能低下リスク』です。

今回、高齢の1型糖尿病の患者さんを対象に、重症低血糖と認知機能低下リスクに関する論文が発表されましたので、シェアいたします。

高齢の重症低血糖と認知機能低下リスク

対象は高齢1型糖尿病患者さん718人。平均年齢は67歳。

重症低血糖は自己申告、または低血糖で病院を受診・入院を要したもの、としています。

認知機能は、全般的認知機能のほか、言語能力、実行機能、エピソード記憶、単純な注意力を評価。

結果は以下のとおりです。

解析対象の50%は少なくとも1回の重症低血糖の既往があり、32%は過去12カ月以内に重症低血糖を経験していました。過去12カ月以内の重症低血糖を経験したグループでは、全般的認知機能の低下リスクが3.22倍上昇していました。

また特異的認知機能のうち、言語能力や実行機能、エピソード記憶との有意な関連も認められました。

高齢の糖尿病患者さんにおいて、あらためて低血糖予防の重要性が明らかになりました。

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

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糖尿病の微小血管合併症が歯周病治療で減少する

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、『糖尿病の微小血管の合併症が歯周病治療で減少する』というレポートをシェアします。

糖尿病の合併症

糖尿病の3大合併症があります。糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症です。

これらはいずれも糖尿病に伴う微小血管障害が原因の一つとなっています。

これらの合併症を抑えることは、糖尿病患者さんのADLを大きく左右します。

これらの合併症が歯周病をコントロールすることで低下させられるという論文が米ハーバード大学歯学部のSung Eun Choi氏らから「Diabetes Care」誌に報告されました。

『Impact of Treating Oral Disease on Preventing Vascular Diseases: A Model-Based Cost-effectiveness Analysis of Periodontal Treatment Among Patients With Type 2 Diabetes』

この報告によると、歯周病治療の効果としての糖尿病性微小血管症は、糖尿病性腎症が20.5%、糖尿病性神経障害が17.7%、糖尿病性網膜症が19.2%抑制されるという結果でした。

もし、糖尿病を患っているのならぜひ歯周病のケアに目を向ける必要がありますね。

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

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静脈血栓塞栓症のリスク

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、『深部静脈血栓症と塞栓症のリスク』についてお話します。

当院は、内科・循環器内科・心臓・糖尿を中心に診療しています。

その中で、血管のつまり、深部静脈血栓症(DVT)の方も多くいらっしゃいます。

深部静脈血栓症は、肺塞栓症などの血栓塞栓症が最も危険な合併症の一つと言われています。

今回ご紹介する論文では、肥満や高血圧・脂質異常症・高血糖・糖尿病などの生活習慣病、動脈硬化の危険因子を持っていると静脈血栓塞栓症が起こりやすいという結果を得ています。

『Metabolic syndrome increases risk of venous thromboembolism recurrence after acute deep vein thrombosis』

静脈血栓塞栓症と危険因子

静脈血栓塞栓症の再発率は、リスク因子がまったくない患者では7%、リスク因子が1つの患者では14%、2つの患者では21%、3つの患者では30%であり、4つを保有する患者では37%に達していたのです。

つまり、メタボリックシンドロームの要素をたくさん持っていると、深部静脈血栓症後の血栓塞栓症の危険性、肺塞栓症の危険性が高まるということです。

一方でワーファリンやDOACと呼ばれる抗凝固薬を内服していた人には血栓塞栓のリスク上昇は見られなかったそうです。

深部静脈血栓症(DVT)を起こしたら、メタボリックシンドロームの要素を一つでも減らす努力が必要ですね。

それにはもちろんバランスの取れた食事や定期的な運動、十分な睡眠などが必要なのはいうまでもありません。

 

当院は心臓血管病、狭心症、心筋梗塞後などの循環器疾患や糖尿病、高血圧、コレステロール値異常などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

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睡眠時無呼吸症候群の問題

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、『睡眠時無呼吸症候群』についての話です。

睡眠時無呼吸症候群は、ご家族などから夜間のいびきや無呼吸を指摘されて発見されることがほとんどです。そして周りから指摘されても、ただ単に夜間に少しだけ息が止まる病気で大したことはないと考え、検査をしない方が大勢いらっしゃいます。

しかし、睡眠時無呼吸症候群はしっかりとして治療を行わないと様々な合併症・症状を引き起こすと言われています。

睡眠時無呼吸症候群の問題

では、睡眠時に無呼吸を起こすと一体どんな問題が起こるのでしょうか?

1つ目は日常生活に関わる問題です。

睡眠時無呼吸は、夜間の良質の睡眠が十分に確保できないために昼間の眠気が強く出現し、通常の日常生活が送れない、集中力が続かない、ぼーっとしてしまう、などの症状が出てきます。

場合によっては会議中に居眠りしてしまったり、特に危険なのは運転中の居眠りです。運転中の居眠りによって交通事故を起こす危険性が極めて高くなります。

また、抑うつ状態を引き起こすこともあります。

2つ目は合併症です。

睡眠時無呼吸症候群になると心筋梗塞や脳卒中を合併する率が高くなると言われています。

高血圧や糖尿病などの生活習慣病を合併している率も高いと言われています。

睡眠時無呼吸症候群の検査

当院では簡易型のポリグラフ検査を行っています。機械を貸し出し、ご自宅で機械を装着することで、睡眠時無呼吸症候群の重症度を簡単に判断できます。

気になる方はお気軽にご相談ください

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

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血管が老化すると糖尿病になる?!

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は『血管老化と糖尿病の関係』についてお話します。

血管内皮細胞の老化

神戸薬科大学のチームが血管内皮細胞の老化が脂肪細胞を老化させ、インスリン感受性を低下させることを明らかにしました。インスリン感受性が低下すると、糖尿病予備群のような状態になってしまいます。

Endothelial progeria induces adipose tissue senescence and impairs insulin sensitivity through senescence associated secretory phenotype

つまり、血管が老化すると糖尿のリスクが高くなることが解明されたわけです。

血管はすべての臓器に栄養を与える大切なパイプの役目があります。

その血管内皮細胞の老化、血管の老化に伴って、血管内皮細胞から有害物質が分泌されることが老化の始まりとも考えられるわけです。

しかしこの実験では血管内皮細胞体される物質が脂肪細胞に酸化ストレスを起こしており、抗酸化剤の投与が脂肪細胞の老化を抑えることも報告しています。

老化防止のために、血管を鍛え、抗酸化剤をしっかり摂取することが必要ですね。

 

 

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糖尿病は超加工食品で悪化する

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、『糖尿病と超加工食品摂取量の関係』についての論文紹介です。

糖尿病と超加工食品

パリ大学(フランス)のBernard Srour氏らのグループにより、インスタント食品やスナック菓子などの「超加工食品」の摂取量が多いほど、糖尿病のリスクが高まるとする報告が「JAMA Internal Medicine」に掲載されました。

『Ultraprocessed Food Consumption and Risk of Type 2 Diabetes Among Participants of the NutriNet-Santé Prospective Cohort』

対象は約10万人のフランス人で、6年間追跡調査したところ、超加工食品の摂取量が10%増えるごとに糖尿病になる危険性が15%上昇するという関連が認められたのです。

超加工食品には人工甘味料や多くの保存料、添加物が使われていることが多く、インスタント食品や菓子パン、冷凍食品、チキンナゲットなどには多く含まれているようです。

今回の研究では、特に運動量が少ない人や肥満者、生活習慣病を抱えている人、また果物や野菜の摂取量が少ない人に超加工食品摂取が多い傾向があったとの報告もありました。

現代の生活で加工食品をなくすというのはほぼ不可能だと思います。

しかしながら糖尿病になると動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症、脳卒中、閉塞性動脈硬化症、脳血管性認知症などあらゆる病気のリスクがとても高まります。

それを防ぐためにはしっかり運動をし、野菜を摂取し、そして超加工食品を減らすように食を選択する、ことが大切だということが改めてわかりますね。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

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糖尿病とGI値

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、GI値(グリセミック・インデックス)についてです。

 

食品によっては、急に血糖値を上げてしまう食べ物があります。これらの食べ物は急激に血糖があがったことで急激にインスリン(血糖を下げるホルモン)が過剰分泌し、数時間後に急激に血糖が下がることがあります。これを血糖変動と呼びますが、この血糖変動が様々な病気の引き金になると言われています。

そのために、いかに血糖を変動させないか、いかに急激に血糖を上げる食品を避けるか、が大事になります。

そこで出てくる考え方がGI値(グリセミック・インデックス)です。

GI値とは、炭水化物が分解され、糖に変わるまでのスピードを現した数値です。一般的にGI値の低い食品は、血糖値が急激に上がることへの抑制効果が期待できる食品といわれており、逆にGI値の高い食品は、血糖値を急に上げてしまうわけです。

例えば、白い砂糖や白米や白いパン、などはGI値が高く、急激に血糖をあげてしまう典型例の一つです。

食品別のGI値が載っている糖尿病ネットワークというサイトをのせておきますね。

 

 

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