タグ:栄養

認知機能改善にはダークチョコレートが良い

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『認知機能とダークチョコレート』についてです。

島根大学の研究チームが、ダークチョコレートとに認知機能改善に関する報告をNutrients誌に掲載しました。

『Sub-Chronic Consumption of Dark Chocolate Enhances Cognitive Function and Releases Nerve Growth Factors: A Parallel-Group Randomized Trial』

対象は島根大学の健康な学生20人。

1つのグループにはカカオパウダーを含むダークチョコレート、別のグループにはカカオを含んでいないホワイトチョコレートを30日間毎日食べてもらいました。

2つのグループの認知機能と脳の神経成長因子とよばれる血中NGF(Nerve Growth Factor)濃度を測定しました。

試験終了の30日後には、ダークチョコレートを食べていた群のみで認知機能の改善と血中NGF濃度の上昇が見られていました。

そして、試験終了からさらに3週間経過したところで再び検査を行ったところ、ダークチョコレート群の血中NGF濃度は試験前の数字に戻っていたものの、認知機能については改善されたままだったのです。

ダークチョコレート、要注目ですね。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

 

糖尿病改善には王様のような朝食を

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『糖尿病と食事のとり方』についてです。

糖尿病と食事法

糖尿病のかたにとって、この『食事法』はとても大切なテーマの一つです。

情報を探すと実に多種多様な食事法が存在しているのがわかると思います。

カロリー制限を始めとして、糖質制限や、1日1食法から1日6食法まで。

今回は1日3食法のなかでも、特に朝食に重点をおいた食事法が、糖尿病患者さんの体重や血糖を安定させるという研究報告がありましたので、皆さんにシェアいたします。

糖尿病と王様のような朝食

論文タイトルは、

『Reduction in Glycated Hemoglobin and Daily Insulin Dose Alongside Circadian Clock Upregulation in Patients With Type 2 Diabetes Consuming a Three-Meal Diet: A Randomized Clinical Trial』

この論文では、3食の配分を次のように設定しました。

パン、フルーツ、デザートなどから成る約700kcalのたっぷりの朝食、600kcalの中程度の昼食、そしてとくにでんぷん質、デザート、フルーツを含まない200kcalの少量の夕食を摂取するというものです。

対照群は、同様のカロリーを1日6回の少量頻回の食事にわけての食事法を選択。12週にわたって研究は行われました。

その結果、3食群では有意に糖尿の1~2ヶ月の平均を示すHBA1cが低下し、正常血糖の時間の割合がベースライン時の59%から12週後には83%に増加していました。一方で糖尿病薬を原因とする低血糖症状は出現しなかったのです。

この研究から言えること

でんぷん質を多く含むカロリーの摂取を1日の早い時間へと移行させることで、糖尿病患者さんの血糖がしっかり下がってくれるのなら、今後インスリン注射や糖尿病治療薬を減少、あるいは中止させることも考えられるということですね。

王様の朝食、期待したいところです。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

 

 

 

 

骨粗鬆症性骨折リスクを納豆で減らす

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『納豆で骨折リスクを減らす』です。

納豆と骨

納豆が骨に良い、骨密度を上げるという話はすでに出ていますが、納豆が骨粗鬆症の骨折予防に効果があるかははっきりとしていませんでした。

今回、日本人の閉経女性を対象に、納豆と骨粗鬆症骨折に関する研究発表がなされました。

納豆と骨粗鬆症性骨折

『Natto Intake is Inversely Associated with Osteoporotic Fracture Risk in Postmenopausal Japanese Women』

対象は日本人の閉経女性1417人で、追跡期間は平均15年。

結果;納豆を週1パック未満食べる人に比べて、週1~6パック食べると骨粗鬆性骨折のリスクは72%に減少。更に週7パック以上食べると骨粗鬆性骨折のリスクは51%に減少していました。

一方、豆腐や他の大豆製品では同様の結果は得られませんでした。

この研究から言えること

毎日のように、習慣的に納豆を食べるようにすると、閉経後の日本人女性の骨訴訟性骨折リスク低下には非常に役に立つということですね。

 

当院は循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

また、当院では骨粗鬆性検査も行っています。

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乳製品は死亡リスクを改善するのか?

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは、『乳製品と死亡リスクの関連』にてついてです。

乳製品と病気予防

乳製品の良さは、様々なところで多く検討されています。例えば、乳製品摂取と糖尿病への効果、心臓血管病への効果、がんへの効果など。しかしながら多くの研究でも、明らかな有益性や有害性は証明されていません。さらに、死亡との関連性についてももちろんはっきりしていません。

今回、乳製品の総摂取量が死亡リスクを減少させるかどうか?という研究発表がなされたので、その紹介をさせていただきます。

乳製品と死亡リスク

『Associations of dairy intake with risk of mortality in women and men: three prospective cohort studies』

乳製品摂取と女性および男性の死亡リスクとの関連:3つの前向きコホート研究

対象:がんや心臓疾患のない男性49000人、女性16万8000人あまり。

追跡期間:32年

結果:全乳の摂取量増加はわずかに死亡率、心臓血管死、そしてがん死のリスク上昇と関連していました。

また、乳製品の代わりにナッツ、豆類、全粒穀物を摂取した場合は死亡リスクは低下し、赤身および加工肉の摂取は死亡リスク上昇と関連していました。

 

当院は循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

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胃食道逆流発生率と飲み物

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、飲料の種類と胃食道逆流のリスクについての論文を紹介します。

胸焼けと飲料摂取

胸焼けや逆流などの胃食道逆流(GER)の症状があると、コーヒー、紅茶、または炭酸水を飲むのを控えたほうがいいようによく言われます。でも、これらが果たして正しいのか、今まで前向き研究のデータはありませんでした。

そこで、42〜62歳の女性4万8,308人のデータから飲料の種類と胃食道逆流の発生率に違いがないかを検討した研究発表がなされました。

飲料摂取と胃食道逆流症状の発生率

『Association Between Beverage Intake and Incidence of Gastroesophageal Reflux Symptoms』

各飲料の摂取量が最も多い女性(1日あたり6杯以上)は、コーヒーの摂取量が最も少ない女性(1日あたり0杯)と比較して34%増加、紅茶で26%増加、そして炭酸水では29%増加が見られました。牛乳、水、またはジュースの消費と胃食道逆流症状のリスクとの間に関連は認められませんでした

逆に、1日2杯のコーヒー、紅茶、または炭酸水を2杯の水に置き換えると、GER症状のリスクが若干低下しました。具体的にはコーヒーと紅茶で4%低下し、炭酸水では8%の低下が見られました。

この研究から言えること

普段から、胃食道逆流症状があるかたは、普段の飲料にどんなものを飲んでいるかチェックし、もしコーヒーや紅茶、炭酸水が多いようであれば、それらを減らし、水に変えてみるだけで症状が軽快するかもしれませんね。

 

当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。

もちろん、消化器症状などの一般内科も診察させていただいています。

動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

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トランス脂肪酸と認知症リスクの関連

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは、『トランス脂肪酸と認知症のリスクの関連』について、です。

トランス脂肪酸

トランス脂肪酸は、マーガリンなどに含まれる脂肪酸の一種で、健康を害する代表格の一つと言われています。トランス脂肪酸によるさまざまな健康への害は、冠動脈疾患などの心臓病を始めたくさんあると言われていますが、詳細は改めて書かせていただくこととして、

今回は、このトランス脂肪酸が認知症に影響を及ぼしているという治験が発表されましたので、その報告をさせていただきます。

トランス脂肪酸と認知症

『Serum elaidic acid concentration and risk of dementia  The Hisayama Study』

日本人の研究グループによる久山研究から発表されたものです。

対象と方法:認知症ではない60歳以上の日本人高齢者1628人。追跡期間は約10年。認知症のバイオマーカーとして知られる血清エライジン酸の値を調べました

結果:血清エライジン酸高値は、全ての原因による認知症と、アルツハイマー病による認知症のリスク増加に関連していました。一方、血管性認知症のリスク増加とは統計的に有意な関連は認められませんでした。

この研究から言えること

研究者はこう結論づけています。

『この調査結果は、血清エライジン酸の増加が、後期の全原因認知症およびADの発症の潜在的な危険因子であることを示唆しています。工業的に生産されたトランス脂肪酸を減らすための公衆衛生政策は、認知症の一次予防に役立つかもしれません。』

認知症を予防できるなら、トランス脂肪酸はやっぱり口にしてはいけないことがあらためて確認できましたね。

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

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心臓血管病の死亡率をポリフェノールが下げる

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は『ポリフェノールは死亡率を下げる』です。

ポリフェノール

ポリフェノールと言う言葉、よく耳にしますが、そもそもポリフェノールってなんでしょうか?

ポリフェノールとは、植物が光合成を行うときに合成される物質で、例えば緑茶に含まれるカテキンなどはポリフェノールの一つです。

ポリフェノールには強い『抗酸化作用』があり、体内で過剰合成された活性酸素の外を減らす効果などがあります。

ポリフェノールは果物や野菜、種などに多く含まれています。

ポリフェノールは体に良いと言われていますが、実際に日本人がポリフェノールを摂り続けることにどんな健康効果があるのか、しかも長期的な効果がどうなのか?ははっきりした事はわかっていませんでした。

この度、日本人における長期のポリフェノール摂取が健康に良い、という論文が発表されました。

ポリフェノールと死亡リスク

『Dietary intake of total polyphenols and the risk of all-cause and specific-cause mortality in Japanese adults: the Takayama study』

対象は高山市の29000人あまりの住民のかたで、16年間の追跡調査が行われました。

ポリフェノールの摂取量に応じて4群に分類され、死亡率などが調査されました。

結果:4群の中で最もポリフェノールを摂った群は、、最もポリフェノールを摂らなかった群に比べて死亡率が有意に低く、その中でも心臓血管死による割合の低下、特に脳卒中による死亡率の低下が強く認められました。また、消化器疾患による死亡率低下も認められました。

一方、がん死亡率の低下は認められませんでした。

この研究からいえること

この研究から、どのポリフェノールが死亡率低下に起因しているか、までは結論できませんが、日頃からポリフェノール摂取は意識するべきことなのでしょう。

例えば、緑茶に含まれるカテキンやコーヒーに含まれるクロロゲン酸は代表的ですね。

また、フランスの研究では、ブルーベリーに多く含まれるアントシアニンが心臓血管病のリスクを下げる、という報告もあります。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

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平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

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医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

糖尿病発症リスクと魚介類摂取量

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、糖尿病と魚介類の摂取量の関係についてお話します。

魚を食べる量と糖尿病発症抑制

魚を食べてると糖尿病になりにくいのか?そんな疑問を解決する日本人の研究発表を紹介します。

愛知職域コホート研究からの発表です。

対象は糖尿病になっていない35歳~66歳の4200人あまりの日本人。

魚介類を週に200g以上摂っている人とそうでない人に分けて6年後の糖尿病発症率を比較しました。

結果:週に200g以上魚介類を摂取していると、なんと糖尿病の発症率は73%も抑制されていたのです!

魚介類の効果

魚介類はオメガ3といわれる良質の油を豊富に含んでいます。

いわゆるEPA、DHAです。これらの摂取が心臓血管病の発症を抑制するという論文も数多く出ています。

今回、魚介類の摂取が心臓血管病以外に糖尿病も抑制する効果が高いことがわかったのです。

そして何よりも日々の食生活を見直すことが、様々な病気を予防してくれるということですね。

 

 

当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。

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大穴中学校、県立千葉高校卒業

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平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

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心臓疾患と炭酸飲料の関係

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは、『心臓疾患と炭酸飲料の関係』です。

炭酸飲料の悪影響

炭酸飲料には、砂糖や人工甘味料がよく使われています。

これを毎日のように飲み続けると、一体どんな悪影響が出るのでしょうか?

近年、砂糖の害はもはや周知の事実となっています。

糖のとりすぎで糖尿病のリスクが上がるのは当然として、高血圧などの生活習慣病のリスクも上昇します。

消化器疾患や心臓病などの循環器疾患、がんのリスク、そして死亡率にも影響を及ぼすとも。

今回、毎日甘味料入りの炭酸飲料を飲み続ける人と月にコップ一杯も飲まない人とで、どんな健康被害が違うのか?という研究発表がなされました。

『Association Between Soft Drink Consumption and Mortality in 10 European Countries』というタイトルで、超有名医学雑誌JAMAに投稿されています。

今日は、この研究発表について皆さんにお話します。

炭酸飲料と死亡率の関係

対象:ヨーロッパ10カ国の451000人のかた。平均年齢は約50歳。研究の調査期間は約16.4年でした。

研究方法:1日コップ1~2杯以上の甘味料入りの炭酸飲料摂取した群と1ヶ月にコップ一杯以下しか摂取しない群との比較。

結果:1日コップ2杯以上の炭酸飲料を飲むと、そうでない群に比べ、死亡率が17%増えていました。

その中で、循環器疾患による死亡はなんと52%も増加していました。

この研究から言えること

炭酸飲料を飲む人は、体重増加を引き起こし、血糖値が上がります。おそらくインスリンも増え続けます。すると体内に炎症が起こります。炎症はあらゆる病気の原因にもなります。

炭酸飲料を飲まなければいいのか?というわけではなく、炭酸飲料を日常的に飲んでいる人の生活習慣、高血圧や糖尿病などの危険因子、運動量や喫煙などさまざまな要因を考える必要もあると思います。

炭酸飲料を飲んでいる方、循環器疾患、心臓病に気をつけてくださいね。

 

 

当院は循環器疾患や糖尿病に力を入れています。

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