こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは、『心臓血管病と不眠症の関係』についてです。
心筋梗塞などの虚血性心疾患や、脳梗塞などの脳血管疾患のリスクを高める危険因子はいくつかあります。
代表的なものが、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や、肥満や喫煙、運動不足などが挙げられます。
では、睡眠の質と心臓血管病には何かしらの関連は有るのでしょうか?
今回、不眠症が心臓血管病のリスクを上げる、という論文がNeurology誌に掲載されました。
Insomnia symptoms and risk of cardiovascular diseases among 0.5 million adults
50万人の成人における不眠症の症状と心血管疾患のリスク
対象:虚血性心疾患や癌の既往のない30~79歳の成人487200人。
追跡期間:約10年(平均9.6年)
方法:3つの不眠症状(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒)と心臓血管病、虚血性心疾患、虚血性脳卒中との関連を調査
結果:心臓血管病のリスクは、入眠困難で9%上昇、中途覚醒で7%上昇、早朝覚醒で13%上昇していました。
また、3つの不眠症状を全部持っていた場合、心臓血管病のリスクが18%上昇、虚血性心疾患のリスクが22%上昇、虚血性脳卒中のリスクが10%上昇していました。
出血性の脳卒中との関連は見られませんでした。
そしてこれらは若年や高血圧をベースに抱えていない方に顕著に見られたということです。
不眠を侮ってはいけません。まだ自分が若いから大丈夫だろうとか、血圧は平気だから大丈夫だろう、という考えが間違っていることが判明しました。
まだまだ動脈硬化がなさそう、健康診断で何も異常がない、といわれても、不眠などの睡眠の質にも注意を向ける必要が出てきましたね。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と酸化変性LDLコレステロールの話です。
LDLコレステロールは数字が高いと心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化を引き起こす可能性が高まるため、いわば悪玉コレステロールと呼ばれています。
しかし、LDLコレステロールが高くてもなんともない人もいれば、LDLコレステロールが低いのに心筋梗塞を起こす人がいます。
最近、LDLコレステロールの量だけでなく、LDLコレステロールの質も大事だと考えられるようになってきました。
LDLコレステロールが酸化する、変性する。実はこの状態こそが動脈硬化に関わっていると言われはじめています。そしてLDLを酸化させる原因は『活性酸素』と考えられています。
過剰な活性酸素は動脈硬化や脳卒中、狭心症、心筋梗塞を起こさえる可能性があるのです。
そのために活性酸素をふやしてしまう生活習慣をできるだけ避けなければいけません。
それは、喫煙や糖尿、高血圧、肥満などのいわゆる生活習慣病です。
食事も抗酸化作用の強い食事を選択することも大切です。
当院ではLOX-indexと言う検査項目で、体内の酸化変性コレステロールの蓄積度や動脈硬化進展度を計測しています。(保険適応外)
自分の血管がどれほど動脈硬化を起こしているのか?ご心配な方は是非、一度検査を受けてみてください。
検査は血液検査のみですので、かんたんですよ。
当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは、『肥満だと、血管を傷つける成分が蓄積される』です。
英オックスフォード大学心臓血管内科教授のCharalambos Antoniades氏らが、心臓病の肥満患者で動脈周囲の脂肪組織で「WNT5A」と呼ばれるタンパク質が多く作られ、血管に悪影響を及ぼすと論文発表されました。
この研究では、心臓手術を受けた約1000人の患者の心臓周囲の脂肪組織を採取して、肥満患者にはWNT5Aと呼ばれるタンパク質が多いことが判明。
さらに、このタンパク質が多い患者さんはその後3~5年で動脈へのプラーク蓄積が速くなることもわかりました。
肥満が血管を傷つける経路にはおそらくこの「WNT5A」が介されているだろうということです。
肥満によって動脈硬化など血管が傷つけられるだけでなく、多くの病気、例えば生活習慣病の悪化やがんのリスクも高くなると言われています。
健康的な食事や運動、睡眠などの生活習慣を見直し、心筋梗塞などの血管病をしっかりと予防していきましょう。
当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは『心臓リハビリの効果に年齢は関係ない』です。
心筋梗塞や心不全をおこしたあと、どの程度体を動かしていいのか?安静がどの程度必要なのか?非常に気になる問題です。
よく言われるのが、「心臓が悪いからじっとしていなきゃだめ!」特に高齢者の場合、その方のことを思って口にしがちです。
でも、ほんとうにそうなのでしょうか?
心臓リハビリテーション(心臓リハ)は、心臓病患者さんの心機能の回復や生活範囲の拡充、心臓発作後の不安軽減に非常に役立つものです。今回、心臓リハビリがすべての年齢層に役立つと言う論文が発表されました。
高齢者だからじっとする、ではなく高齢者だからこを心臓リハビリを行って早く元気になってもらう、という考えが大事です。
『Physical and Psychological Effectiveness of Cardiac Rehabilitation: Age Is Not a Limiting Factor!』
心臓リハビリテーションの身体的および心理的効果:年齢は制限要因ではありません!
目的:心臓病の高齢者でも年齢に関わらず心臓リハビリが有効なのか確かめること
対象と方法:733人の心臓病患者を65歳未満、65~80歳、80歳以上の3群に分けて心臓リハビリの有効性を比較検討しました
結果:すべての患者グループで、心臓リハビリ後に運動能力は大幅に向上していました。また、不安や抑うつ状態の改善も見られていました。
そして、心臓リハビリ前の運動能力が低ければ低いほど、また不安が強い人ほど心臓リハビリの効果が高買ったのです。
心筋梗塞や心不全などを抱えた高齢者は日常生活へのふあんや自信喪失などで社会活動が大幅に減ってしまうことがよくみられます。ご家族の方も心配のあまり運動をさせたがりません。
しかし、今回の研究のように、高齢者だからこそ運動をさせることが必要なのです。
心臓リハビリは、循環器専門医が常駐している病院などで、プロの心臓リハビリスタッフのアドバイスのもと、その方に最適な運動量を提供します。これは運動処方と呼ばれています。
当院では、船橋市のクリニックでは唯一心臓リハビリを行っています。
ぜひこれをきっかけに、心臓を鍛えてみてはいかがですか?お気軽にお問い合わせください。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、心臓リハビリテーションに興味がある方、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は『心筋梗塞を疑ったら』です。
突然、胸がいたくなったら、胸がくるしくなったら、胸がドキドキしたら、真っ先に否定しておきたい病気、それは急性心筋梗塞です。
なんとなく胸の違和感を感じて病院を受診する場合、病院ではどうやって心筋梗塞かどうかを見分けているのでしょうか?
とてつもない強い胸の痛みを感じたら、救急車でおそらく救急病院に搬送されるでしょう。そこではできる限りの最新検査、血液検査やレントゲン、CT検査やカテーテル検査などが行われます。
でも、なんとなく軽い胸の違和感だけで救急病院を受診する人はほとんどいませんよね。
そんな場合、おそらく近くのクリニックを受診されると思います。
心筋梗塞を疑った場合、絶対に行うべき検査が心電図です。心電図なしで心筋梗塞の診断はできません。
しかし、全ての心筋梗塞のかたが典型的な心電図異常を呈するとは限りません。
実際は非常に微妙な心電図変化が出ることもあり、その判断がとても大切になってきます。
また、血液検査を緊急で行うこともあります。心筋梗塞専用の血液検査項目です。
専門用語になりますが、CK-MB検査やトロポニン検査などが有用です。
他には心臓超音波検査(心臓エコー検査)も重要な検査の一つです。
胸痛の人が心筋梗塞なのか、心配ないのか、または他の病気がなにかあるのか?患者さんの病気の背景や糖尿などの生活習慣病はないのか? こういった鑑別診断が極めて重要になり、循環器の専門知識が駆使されるところとなります。
そして、もし急性心筋梗塞であれば直ちに緊急治療ができる救急病院に入院して頂く必要があります。
当院は循環器疾患と糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
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平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
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医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは『冠動脈主幹部の狭心症』です。
冠動脈とは、心臓を囲むように心臓の筋肉に栄養を送っている血管です。
わずか数ミリの血管ですが、心臓が健康であるためには非常に大切な血管です。
この、冠動脈の根本の場所を冠動脈主幹部、と呼びます。
冠動脈主幹部が詰まってしまうと突然死など命に関わることが多いために、この場所の狭窄が見つかったら緊急で治療が必要になります。
以前は、冠動脈主幹部の狭窄には冠動脈バイパス術(CABG)が選択されていました。
しかし、最近は薬剤溶出性ステント(DES)の発展に伴い、カテーテル治療(PCI)が選択されることも増えてきました。
この大事な血管がつまったら手術がいいのか?カテーテル治療がいいのか?なかなか答えが出ていない状況です。
2019年11月のNEJM(ニューイングランドジャーナル)誌にこの論争に関する研究発表がありました。
『Five-Year Outcomes after PCI or CABG for Left Main Coronary Disease』
この論文では、冠動脈主幹部病変の患者さんにバイパス術を行った患者さんと、カテーテル治療を行った患者さんの5年後を比較し、どちらの治療法が優れているのかを解析しました。
その結果、どちらの治療法にも5年以内の死亡率や心筋梗塞の発症率などに差がないことが判明したのです。
これによって、今後主幹部病変の狭心症の患者さんは、安全に2つの治療法を選択できることが研究から後押しされたのです。
当院は循環器疾患と糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は『冠動脈』についてのお話です。
冠動脈は心臓の周りを取り囲み、心臓の筋肉に栄養を送る動脈のことです。
直径3m程度の非常に細い血管ですが、その役割は非常に重要です。
心臓の筋肉は冠動脈から栄養を受けています。ですからなんらかの原因で冠動脈からの栄養補給が滞ると、心臓の筋肉は栄養不足となり、深刻な場合が心臓の筋肉が壊死してしまいます。
冠動脈は右冠動脈と左冠動脈の2本から成り立っています。そして左冠動脈は主観部からすぐに途中ふたまたに分岐して、左前下行枝と左回旋枝に枝分かれしていきます。
冠動脈は動脈なので、様々な原因で動脈硬化を起こします。
動脈硬化の原因は、加齢や高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病や、肥満、睡眠不足、喫煙、アルコール過多などで起こります。
冠動脈に動脈硬化をおこすと、狭心症や心筋梗塞の原因となります。
ほんの数ミリの血管が、命を脅かすことになりかねません。
心臓の小さな血管、『冠動脈』を大切にしましょうね
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
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平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
当院は循環器疾患と高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは『家族性高コレステロール血症』です。
コレステロールが高いのはひょっとしたら遺伝のせいかもしれない。
遺伝性の脂質異常症である『家族性高コレステロール血症』をご存知ですか?
この病気は遺伝的に悪玉コレステロールであるLDLコレステロールが高い病気です。
そのために、若年性の動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症のリスクが高くなっていきます。
ところが、LDLコレステロールコレステロール外伝的に高くても、全く症状がない人がほとんどなので、
見過ごされているケースも数多く存在している、と言われています。
日本人の家族性高コレステロール血症は50万人以上いると推定されています。
こういったかたは、食生活や運動習慣をしっかりこなしているにも関わらず、LDLコレステロールコレステロールが異常高値を示してしまうのです。
家族性高コレステロール血症にはいくつかの特徴があります。
1)LDLコレステロールが180mg/dlをこえている
2)家族に高コレステロールの方がいたり、若くして心筋梗塞や狭心症をおこしたかたがいる
3)アキレス腱などに黄色腫と呼ばれるコレステロールのかたまりがみられる
薬による治療が絶対的な適応になります。昨今、コレステロールの下げ過ぎや高コレステロール治療薬が問題視される風潮もありますが、この家族性高コレステロール血症に関しては、しっかりと薬を使ってコレステロールの値を下げる必要があります。
薬の使いすぎはもちろん問題ですが、必要な場合をしっかり見極めて内服していくことも大事だと思います。
当院は循環器疾患に力を入れています。
家族性高コレステロール血症で動脈硬化を予防したい方、または心筋梗塞を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市を始め多くの方に来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、心臓リハビリについてのお話です。
心臓リハビリとは、心臓血管病にかかった人を対象に行われるリハビリのことです。
例えば狭心症や心筋梗塞、心不全や心臓手術後。また大血管の病気の大動脈解離や閉塞性動脈硬化症などの人が対象になります。
通常、エルゴメーターと呼ばれる自転車を15分から30分ほど漕いでもらったり、トレッドミルと呼ばれるベルトコンベアーのようなものの上を歩いたりすることもあります。
そして心臓リハビリでは、プロの心臓リハビリの医療スタッフの監視のもと、適切な運動負荷をかけ続けることによって、いわば心臓血管を鍛えることになります。
では、適切な運動負荷をかけることでどんな効果があるのでしょうか?
これはただ単に、体力がつくとか心肺機能が上がるとかというだけのものではありません。
適切な運動負荷を定期的に施行し続けることで、心疾患の再発予防や重症化予防、そして生命予後までも改善させるという報告は多数見られているのです。
また、血管内皮機能の改善、交感神経活性の抑制、不整脈減少作用、抗動脈硬化作用などもみられます。
そしてなりよりも、心臓血管チームのプロたちが全面的にバックアップ、すなわち適切な生活指導や食事指導も行い、栄養管理や内服薬の徹底などを行うことで、患者さんの病気を治そうとする意欲も出るという副次的な効果も生まれます。
もし、あなたやあなたのご家族で心臓血管病をおこし、その後適切な運動ができていないなら、是非心臓リハビリを受けてみることをお勧めします。心臓血管の病気は、適切な運動を定期的に行い続けることが何よりも大切なのです。
当院では心臓血管病をおこした船橋市、鎌ケ谷市、習志野市を始め多くの方が心臓リハビリのために来院されています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
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