タグ:高血圧

日本高血圧学会の指標

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

日本高血圧学会が、COVID-19時代における高血圧診療についての動画コンテンツを掲載しています。

減塩の重要性など、各種動画で説明していますので、一度ご覧頂くと良いかと思います

日本高血圧学会のサイトはこちら

高血圧のリスク

高血圧は、動脈硬化の原因の一つであり、こんjントロールをあやまると、心筋梗塞や狭心症、心不全に限らず、脳卒中・腎臓病のリスクにもなります。

自粛が続く今、運動不足などで知らぬ間に血圧が上がっている方も増えている印象です。

家庭での血圧管理を怠らないようにしましょうね

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

高血圧の薬とコロナウイルスの関係

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、降圧剤とコロナウイルスの関係についてお話します。

降圧剤とCOVID-19の重症化

最近、ある種の降圧剤を飲むことでコロナウイルス感染が重症化するのではないか?という懸念が出ています。

今回、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が重症化するリスクやCOVID-19陽性となるリスクの増加と、代表的降圧薬との関連は確認されなかったという報告がなされました

アメリカニューヨーク大学の研究チームの発表で、2020年3月1日~4月15日にCOVID-19の検査結果が記録された患者1万2,594例を対象にしています。

対象となった降圧薬は、ACE阻害薬、ARB、β遮断薬、Ca拮抗薬およびサイアザイド系利尿薬の5クラスで、これら降圧剤の使用とCOVID-19の陽性率増加や重症化率増加との関連はみられなかったということです。

研究者のかたは考察で、この結果はあくまでも限定的と考える必要があると論じています。

ただ、現時点で必要以上に降圧剤の使用を恐れる必要はないということ、むしろ感染を恐れて降圧剤の内服を中断することで、動脈硬化の進行や心筋梗塞などの心臓発作、脳卒中、大動脈解離などの病気が発症する危険性が増してしまうことも頭に入れておかなければなりませんね。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

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医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

 

マスク着用と熱中症のリスクについて その3

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

マスク着用で、熱中症をおこしやすくなることは前回説明をしました。

では、マスク熱中症になると体にはどんな影響が来ることが考えられるでしょうか?

マスク熱中症と心臓への負担

マスク着用のままで無理して体を使いすぎると、低酸素症になる可能性があります。

また、体温上昇に伴い、熱を放散させるために心臓には負荷がかかり、脈拍が速くなります。

そして、今多くの人が長期化した慢性ストレスを抱えています。

慢性ストレスの影響で自律神経の乱れが起きていることが考えられます。

心臓は、ストレスに対しても症状が出やすい臓器です。

ということは、マスク下での運動などは心臓にかなり負荷がかかり、マスク熱中症に伴う心不全や不整脈などの心臓疾患を起こす可能性が出てきます。

特に、もともと動脈硬化、生活習慣病などの基礎疾患をもっているかたは、このような状況で心臓への過負荷が起こりかねません。

もし、ちょっとした運動した際に、胸が苦しい・胸痛が出た・激しい動悸を感じた・血圧が急上昇している、などの症状を感じたら一度循環器の病院への受診をお勧めします。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。直接の来院が心配なかたへは初診の人に限りオンライン診療も行っています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

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平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

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医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

認知機能の改善に、歌を歌うのが良いらしい

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

年令を重ねていくと、脳血管の動脈硬化や脳卒中、アルツハイマー病など様々な原因で認知機能が低下することが知られています。

 

 

 

歌を歌うことで、認知機能や嚥下機能が改善する可能性がある、という報告がありましたので、シェアさせていただきます。

歌と認知機能

「Frequent Karaoke Training Improves Frontal Executive Cognitive Skills, Tongue Pressure, and Respiratory Function in Elderly People: Pilot Study from a Randomized Controlled Trial」

日本の研究で、対象は65歳以上の介護施設に入所中のかた26人。これらの人をカラオケの練習をする群と、スクラッチアートをする群の2群に分けて12週間後の認知機能を比較検討しました。

すると、カラオケ群ではそうでない群と比べ、認知機能が改善していたのです。

具体的には葛藤的指示への反応や抑制制御に改善が見られていたということです。

今回の研究では、カラオケの際にテレビモニターは使わずに、歌詞カードを見ながら行ったとのことです。

歌詞カードをみながら歌うと、歌いだしのタイミングを自分で見つけなければいけないので、そのあたりも認知機能改善につながった可能性を指摘していました。

認知機能を起こすリスク

認知機能低下は加齢によるものだけではありません。

高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病に伴う動脈硬化で脳血管の血流が低下することで認知機能が低下するケースが大変多いです。

そのために認知機能低下を防ぐためには、動脈硬化を進行させない、生活習慣病のコントロールをきっちり行うことがとても大切です。

そして、動脈硬化は狭心症や心筋梗塞の原因にもなります。

言い換えると、動脈硬化が原因の心臓病を起こした方は、脳血管の動脈硬化を起こしやすく、

脳梗塞などの脳の動脈硬化疾患を起こした人は、虚血性心疾患と呼ばれる心臓病を起こしやすくなります。

みなさんも、そういったことへも是非注意を向けてみてくださいね。

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

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安定冠動脈疾患に対する治療法

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は冠動脈疾患の話です。

冠動脈とは、心臓の筋肉に血液を送る血管のことで、この冠動脈が狭窄したり、閉塞したりすると

狭心症や心筋梗塞の原因になります。

冠動脈疾患は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を土台におこる動脈硬化が原因となることが多く、

これらの管理がとても大事になってきます。

冠動脈疾患には安定冠動脈疾患と、不安定冠動脈疾患があります。

もし、冠動脈にある程度の狭窄病変があったとしても、全身状態や症状などが安定していたらどんな治療をするべきなのか?に関して今までも多くの論文が出ています。

冠動脈疾患の治療は大きく3つ。薬物療法(保存的治療)、冠動脈ステント留置術、冠動脈バイパス手術です。前者は保存的治療、後者2つは侵襲的治療と言えます。

今回、安定冠動脈疾患に対して保存的治療と侵襲的治療の結果に大きな差がない、という論文がニューイングランドジャーナルオブメディスン誌(NEJM誌)に発表されました。

安定した冠動脈疾患に対する侵襲的または保存的な戦略

「Initial Invasive or Conservative Strategy for Stable Coronary Disease」(ISCHEMIA試験)

対象患者は安定冠動脈疾患患者 5179例、追跡期間は平均3.2年でした。

この人達を、ステント治療やバイパス手術の侵襲的治療群と、そのような治療をせず薬物療法のみを行う保存的治療群にわけ、調査しました。

結果としては、この期間の全死亡率や心筋梗塞の新たな発症率には違いがみられなかたっと言うのです。

この研究からいえること

狭心症や心筋梗塞は放置しておくと、命に関わる可能性のある病気です。

そのためには、自分の冠動脈の状態、動脈硬化の状態がどうなっているのか?を定期的にチェックする必要があります。

そのうえで、本当に必要な方に限り、侵襲的治療(ステント留置術や冠動脈バイパス術)を行う。

そのためには、専門医の目線、判断が欠かせません。

狭心症などの冠動脈疾患や糖尿病などの動脈硬化の危険因子を有している方など、是非循環器専門医の診察を受けることをお勧めします。

 

当院には、心臓血管病、弁膜症、心不全のかたはもちろん、糖尿病のかた、動脈硬化を予防したい方、狭心症・心筋梗塞または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

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オンライン診療まもなく始めます

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

最近、オンライン診療に関する問い合わせが増えています。

オンライン診療とは、自宅にいながらスマホを介して診療を受けられるサービスです。

当院ではcuron(curonについて詳しくはこちら)というアプリを導入予定です。

オンライン診療を希望される方は、まずは登録してみてくださいね。

(注意)当院ではオンライン診療は初診患者さんにのみ開始する予定です

(注意) 現時点で再診のかたのオンライン診療は行わない予定です

当院の医療機関コードはad9aです。(curonのアプリを導入の際に必要となります)

・コロナウイルス蔓延に対する時限的措置として、初診からオンライン診療が可能になりました

・すべての疾患に対応できるわけではありません。

・アプリの登録、問診票送付など拝見した時点で、当院での診察が難しいと判断された場合、診療をお断りすることがございます。

・心臓などの循環器疾患の相談をしたい方

・他院で処方されていた薬がなくなってきたが来院が難しいかた

・風邪を引いたけど、病院の受診は控えたいかた

・高血圧や糖尿などの生活習慣病の相談をしたい方

などが当院でお役に立てることだと考えています。

鋭意準備中ですので、もう少々お待ち下さいね

 

当院には、心臓血管病、、糖尿病のかた、動脈硬化を予防したい方、狭心症・心筋梗塞または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

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降圧剤でコロナウイルス感染は重症化しない

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

現在、心疾患を持っている人は、コロナウイルスに感染した際に重症化する要因の一つと指摘されています。

そんな中、最近ACE阻害薬やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)などの降圧剤使用とコロナウイルスの重症化に関して関係があるのではないかと議論が起きている話もあるようです。

それを受けて、米国心臓協会(AHA)、米国心不全学会(HFSA)、米国心臓病学会(ACC)の3学会は3月17日にこれら降圧剤はコロナウイルス重症化の要因にはならない、という共同声明を発表しました。

最新のデータを調べた結果、ACE阻害薬やARBの使用中止を支持するエビデンスは見つけられなかったこと、そのため、治療を変更する際には、患者個々の必要性を考慮する必要があるとのことです。

高血圧や心不全などで続けている治療を自分の判断で薬を中止してしまうのはとても危険なことです。

薬を続けるリスクと、薬を中断するリスクと果たしてどちらが高いのか?そのことを常に考え、薬を中止したい場合は必ず主治医の先生に相談するようにしてください。

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

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高血圧は、塩分制限により改善するのか?

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、高血圧と塩分の関係についてお話します。

高血圧

高血圧は、代表的な動脈硬化危険因子の一つです。これ以外に脂質異常症や糖尿病、肥満、喫煙などが重なることで心筋梗塞や狭心症、脳卒中などの動脈硬化疾患が増えることはみなさんよくご存知のことと思います。

一般的に塩分をたくさん摂ることが血圧上昇に結びつく、と言われています。

しかしながら、逆に塩分を制限することで血圧が低下するのか?これに関してははっきりした結論が出ていません。

そんな中、塩分制限自体が血圧を低下する、というメタ解析(たくさんの論文を解析した論文)が発表されました

「Effect of dose and duration of reduction in dietary sodium on blood pressure levels: systematic review and meta-analysis of randomised trials」

高血圧と塩分制限

133件の試験(研究)に参加した1万2,197例が今回の解析に用いられました。

その結果、塩分を制限すると、24時間尿中ナトリウム排泄量は平均130mmol(p<0.001)減少。

収縮期血圧(SBP)は4.26mmHg(3p<0.001)、拡張期血圧は(DBP)は2.07mmHg(p<0.001)、それぞれ有意に低下したのです。

そしてこの結果は高血圧患者のみでなく、非高血圧患者さんにもみられ、特に高齢者などのもともと収縮期血圧が高い人ほど血圧の下がりが大きかったということでした。

この論文だけで、塩分と血圧には絶対的に深い関係がる、とまでは言い切れませんが、塩分を控えめにしておくことは大切と言えそうですね

 

当院には、高血圧の方、糖尿病のかた、動脈硬化を予防したい方、狭心症・心筋梗塞または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

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医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

末梢動脈疾患に及ぼすココアの効果

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今末梢動脈疾患に関わる歩行障害にココアが効果があるかもしれない、という研究データが Circulation Reserch誌に発表されましたのでシェアいたします。

論文タイトルは、『Cocoa to Improve Walking Performance in Older People With Peripheral Artery Disease』です。

末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)

末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)は、動脈硬化が原因で下肢の血管が狭窄または閉塞してしまう状態です。

原因としてはいわゆる生活習慣病、動脈硬化の危険因子と言われる高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙などが言われています。

治療法としては、ステント治療や手術療法、そして薬物療法がありますが、十分な治療ができすに下肢に歩行時の痛みが残ることがあります。(間欠性跛行)

末梢動脈疾患とココア

今回、末梢動脈疾患の方にココアを使用すると、下肢への血流改善と、6分間歩行テストにおける歩行距離の改善、ミトコンドリア機能を含むふくらはぎの骨格筋特性が改善したことが明らかになりました。

これは、ココアに含まれるココアフラバノールによるものだと考えられています。

ココアは高血圧や動脈硬化そのものにも良さそうだ、と言われています。

動脈硬化が気になる方はぜひココアを摂ってみてくださいね。

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

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