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心臓血管病は緑の多い環境で減らすことができる?!

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、『心臓血管病と生活環境』についてです。

心臓病を起こす原因

心臓病と一口に言ってもいろいろあります。狭心症や心筋梗塞、不整脈や心不全、弁膜症などなど。

心臓病の中には、拡張型心筋症に代表されるような原因不明の疾患もありますが、おおむね生活習慣の乱れが引き金になっています。生活習慣の乱れとは、例えば高血圧や脂質異常症、糖尿があります。これらは塩分や糖分のとりすぎ、偏食や過食で発症することが多いです。

そして、運動不足、飲酒、喫煙、そしてストレスなども心臓病の原因となってきます。

今、あげた心臓病の原因の中で、結構ストレスが絡むケースは非常に多く、以前こちらのブログでも書きましたが、怒りやすい人には心筋梗塞が多い、という論文もでているほどです。

しかしながら、ストレスが簡単にコントロールできればよいのですが、なかなか難しいことも多いですよね。

ストレスのコントロールを考えたときに、内的コントロールと外的コントロールという考え方があります。

内的コントロールとは、ストレスに対する自分の受け止め方や考え方、対処方法を変えていこうというもの。一方で外的コントロールは、自分の外面、周りの何かを変えることでストレスを減らしていこうというもの。

外的コントロールの中で、よく扱わるれるのが自分の周りの環境です。環境を変えることで人はストレスが増えることもあれば、軽減することもあります。

その環境を上手に変えていくことでストレスを減らし、結果的に心臓血管病になりにくくなっていくというわけです。

では、どんな環境が心臓病の確率を減らしてくれるのでしょうか?

今日はそんな環境と心臓病に関する論文をご紹介します。

緑の環境が心臓病をへらす

緑のある空間が増えると、心血管病による死亡リスクが低下する可能性があるとする研究結果を、米マイアミ大学の研究チームが、今年の米国心臓協会学術集会(AHA Scientific Sessions 2020)で発表しました。

今回の発表は、緑の空間が大気の質を改善させることで、心血管病に良い影響を与えているのではないか?というものです。

大気中のPM2.5濃度や、正規化植生指数(NDVI)と心臓血管病による死亡リスクとの関連を検討しています。NDVIとは、衛星などから見た植物による光の反射の状態を指数化したもので、植物がどれくらい活性化しているかを示ものだそうです。そして緑が濃い場合、NDVIの値は大きくなるとのこと。

この研究の結果は、PM2.5濃度が増えるごとに心臓血管病による死亡率が上がり、一方でNDVIが増えるごとに、逆に心臓血管病による死亡率が減少していたのです。

つまり、緑が豊かな地域ほど大気の質がよく、結果的に心臓血管病に良い影響を及ぼしていたのです。

心臓病の予防のために

心臓発作の予防、そして再発を防ぐために有酸素運動が非常によいということは多くの研究結果から明らかになっており、一方で今回のように緑に触れることがさらに狭心症や心筋梗塞、心不全などの心臓発作を減らしてくれるかもしれないと期待できます。

ということは、私達は心臓病予防のために、そしてそもそも健康のために緑に触れている環境で運動をするということがベストなのではないか?と推測できます。

みなさんは、定期的に外に出て運動をしていますか?運動をしてないとしても、散歩がてら近くの緑を見に行っていますか?

ちなみに、心臓を鍛えるための有酸素運動の強さは心拍数(脈拍)でコントロール可能です。

(220-年齢)×0.65~0.70を目安に運動してみてくださいね。

詳しくは、以前の院長ブログのこの記事を御覧ください

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

在籍医師は、院長はじめ循環器専門医資格を多くの医師が有しております。

医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、管理栄養士、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。

どうぞ安心してご来院ください

 

 

 

 

有酸素運動で高齢者の記憶力が向上する?!

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、『有酸素運動と記憶力』の関係についてお話します

運動と脳機能

年齢を重ねることで記憶力や集中力が低下することは誰しもが感じていることだと思います。

これは加齢によるものだから仕方のないものだ、とあきらめていたとしたら非常にもったいないかもしれません。

「Aerobic exercise improves cognition and cerebrovascular regulation in older adults」

2020年5月の「Neurology」に掲載されたこの論文によると・・・

平均年齢66歳で、記憶障害や心臓病の既往のない約200人を対象に有酸素運動を定期的に行ってもらったところ、約6ヶ月後に集中力などの脳の実行機能や思考力の改善が見られていたのです。

定期的な運動を続けることで、どうやら脳血流が増加した、というのがその理由のようです。

脳機能を改善する運動量

この論文では、週3回の有酸素運動を1日平均20分から始めて、1日平均40分以上まで徐々に増やしていったというものです。

効果がでたのは6ヶ月後ですので、すぐに記憶力や思考力が改善するわけではありませんが、地道に運動を続けると体力だけではなく、脳にもとってもいいことがあったなんて嬉しいですね。

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

在籍医師は、院長はじめ全員が循環器専門医資格を有しております。

医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。

どうぞ安心してご来院ください

 

糖尿病患者の座り過ぎは血糖の悪化を招く

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、糖尿病の患者さんにおける座り過ぎと血糖コントロール悪化の関係性についてのお話です。

糖尿病には大きく分けて2つ、1型と2型があります。

生活習慣が血糖コントロールに強く影響する2型糖尿病においては運動療法の重要性は広くいわれています。

一方で1型糖尿病における運動療法の効果に関する報告はそれほど多くありません。

今回、日本の神戸大学のグループらが、1日の座位時間と糖尿コントロールの関係を報告しました。

座り過ぎと血糖コントロール

対象は日本人の1型糖尿病患者さん42人です。

研究結果は、座位時間が長いほどHBA1c(糖尿病の指標)の数字は悪いという結果でした。

また、HBA1c7%以上のグループと7%以下のグループに分けてみると、座位時間は7.3時間 vs 4時間と統計学的有意差が認められました。

この研究からいえること

1型、2型に限らず、継続的に体を動かすことの重要性が示されました。

日本人は特に海外と比べ、1日の座位時間が長いと言われています。

日頃から意識して体を動かく、運動する、座り過ぎを防ぎこまめに立つ、という習慣を身につけていきたいですね。

それが糖尿病だけではなく、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病を防ぎ、動脈硬化を防ぎ、結果として心筋梗塞や脳卒中などの心臓血管病を防いでくれることになります。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

動脈硬化がピラティスで改善できる??

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、動脈硬化がピラティスによって改善できる、という報告を紹介させていただきます。

動脈硬化の原因

そもそも、動脈硬化は生活習慣と直結しています。食生活の偏りや運動不足に伴う肥満、高血圧、脂質異常、糖尿病、喫煙・・・。こういったことが動脈硬化を進行させ、狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患などを引き起こします。

動脈硬化や肥満の解消には定期的な有酸素運動が良い、など言われていますが、実際継続して運動を行うののはなかなか難しいですよね。

そんな中、今回、ピラティスによるマット運動で肥満や動脈硬化が改善されるかもしれない、という論文が発表されました。

『The Effects of Mat Pilates Training on Vascular Function and Body Fatness in Obese Young Women With Elevated Blood Pressure』

動脈硬化とピラティス運動

対象は28人の肥満女性で、約12週間に渡り、定期的に40分のマットピラティスを週3回行いました。

その結果、対照群と比較して、12週間後の動脈硬化指標(PWV)が有意に改善していたのです。

激しい運動や継続したジョギングなどの運動が苦手な人は、一度トライしてみるのもいいかもしれませんね。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

NHK NEWS WEBで紹介されています

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

先日、院長が出演したNHK ニュース7の映像が NHK NEWS WEBでも紹介されています。

記事のタイトルは、

マスクつけてジョギング 注意点を専門家が指摘 新型コロナ

です。

くわしくはこちらからどうぞ。

 

 

当院には、心臓血管病、弁膜症、心不全のかたはもちろん、糖尿病のかた、動脈硬化を予防したい方、狭心症・心筋梗塞または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。オンライン診療も行っています

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

フジテレビ 直撃LIVE グッディ!に院長が出演しました

またまたテレビ出演です!

5/13日のフジテレビ 直撃LIVEグッディ! に院長が出演しました。

運動とマスク熱中症の関係について監修、話をさせて頂きました

マスク着用と熱中症のリスクについて その3

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

マスク着用で、熱中症をおこしやすくなることは前回説明をしました。

では、マスク熱中症になると体にはどんな影響が来ることが考えられるでしょうか?

マスク熱中症と心臓への負担

マスク着用のままで無理して体を使いすぎると、低酸素症になる可能性があります。

また、体温上昇に伴い、熱を放散させるために心臓には負荷がかかり、脈拍が速くなります。

そして、今多くの人が長期化した慢性ストレスを抱えています。

慢性ストレスの影響で自律神経の乱れが起きていることが考えられます。

心臓は、ストレスに対しても症状が出やすい臓器です。

ということは、マスク下での運動などは心臓にかなり負荷がかかり、マスク熱中症に伴う心不全や不整脈などの心臓疾患を起こす可能性が出てきます。

特に、もともと動脈硬化、生活習慣病などの基礎疾患をもっているかたは、このような状況で心臓への過負荷が起こりかねません。

もし、ちょっとした運動した際に、胸が苦しい・胸痛が出た・激しい動悸を感じた・血圧が急上昇している、などの症状を感じたら一度循環器の病院への受診をお勧めします。

 

 

当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。直接の来院が心配なかたへは初診の人に限りオンライン診療も行っています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

 

マスク着用と熱中症のリスクについて その2

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日も、マスク着用と熱中症のリスクについてお話します。

マスク着用に伴う低酸素症

マスクを着用することで、体内への酸素が十分に行き渡りづらくなります。

特に、マスク下でジョギングなどのスポーツを行うと低酸素症は顕著になる可能性が高まります。

低酸素症になると、いったいどんな事が起きるのでしょうか?

低酸素になるということは、脳も低酸素状態になっているということです。

脳は低酸素状態になることでいろいろな症状が出てきます。その一つが判断力の低下です。

まさに高地にいるような状況ですね。

判断力が低下すると、脱水への感度も低下したり、水分補給への意識も落ちてしまう可能性があります。

つまり、マスク着用に伴う判断力の低下が、この時期の熱中症を助長する可能性があると考えられるのです。

今の時期は特に、普段以上の水分補給や日陰などで体温を下げる工夫など、必要になってきますね

 

 

 

当院には、心臓血管病、弁膜症、心不全のかたはもちろん、糖尿病のかた、動脈硬化を予防したい方、狭心症・心筋梗塞または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め県外からも多くの方に来院頂いています。初診のかたには、オンライン診療も行っています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

マスク着用と熱中症のリスクについて その1

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

NHKなどの各種メディアで、マスク着用に伴う熱中症のリスクについてお話させていただきました。

こちらでも、その内容をシェアさせていただきます。

マスク着用でなぜ熱中症になりやすいのか?

そもそも、人間は気温上昇などに伴い体温が上昇したときに、体温調節機構が働きます。

これは、上昇しすぎた体温を熱放散させる作用で、発汗などがそれにあたります。

水分を蒸発させる気化熱によって体温を下げようとするわけです。

これは、呼吸でもいえることで、息を吐くときに熱を発散させています。

しかしながらマスクをしていると、呼吸による熱の発散、放熱ができなくなります。

つまり、一つ目の原因は、呼吸からの熱放散能力が低下するために体温が下がりにくいこと。

もう一つは、この熱放散にはエネルギーが必要になるわけですが、エネルギーの元といえば酸素です。

つまり熱放散には多くの酸素が必要とされるわけです。

ところが、酸素補給もマスクで遮られてしまいます。

こういったことが原因で、マスク着用による低酸素と体温調節の破綻が出現し、熱中症の危険性が増す、と考えられます。

他にも原因は考えられます。それはまた後日、シェアいたしますね

 

 

当院には、心臓血管病、弁膜症、心不全のかたはもちろん、糖尿病のかた、動脈硬化を予防したい方、狭心症・心筋梗塞または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め県外からも多くの方に来院頂いています。初診のかたには、オンライン診療も行っています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など