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腹部大動脈瘤の治療

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは、『腹部大動脈瘤の治療』です。

腹部大動脈瘤とは

腹部大動脈瘤とは、腹部を流れる大動脈が瘤状化している状態で、簡単に言うと、腹部の血管に大きなこぶができたような感じです。

腹部大動脈瘤は、一般的に全く症状がなく、健康診断などでたまたま発見されるケースがほとんどです。

気づかないと、知らないうちにどんどん大きくなり、腹部大動脈瘤破裂という状態を引き起こし、運が悪いと突然死の原因にもなる怖い病気です。

腹部大動脈瘤の治療

腹部大動脈瘤の治療には大きく分けて二つあります。一つは開腹(お腹を切る)して、動脈瘤を切除し人工血管を新たにつなぐ方法。もう一つは、ステントグラフト術といって、ステントと呼ばれる土管を大動脈瘤の中に留置してくる方法です。

この方法は、開腹する必要がないので、体の侵襲(負担)も小さく手術の危険性が高い高齢者などによく行われる手術です。

今までは、開腹術のほうがステントグラフトにくらべ、長期的成績が良好でした。

しかし、最近、これら2つの治療群には長期成績に差がないことがニューイングランドジャーナル誌(NEJM)に報告されました。

Open versus Endovascular Repair of Abdominal Aortic Aneurysm

腹部大動脈瘤を発見するために

腹部大動脈瘤は、自覚症状がほとんどないので、検査で発見するしか方法がありません。

一番有効で、手軽な方法が腹部超音波検査(腹部エコー)検査です。

高齢の方、動脈硬化のリスクを持っている方、高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙、肥満のある方。

心臓病や脳卒中の既往のある方、またはそういう方が家族の中にいる方。

是非腹部大動脈瘤の検査を受けられることをお勧めします。

気になるかたは、お近くの循環器専門医のいる病院でチェックしてもらってくださいね

栄養指導

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

栄養をプロから学ぶ

血圧が上がってきた、血糖が高いと言われてしまった、体重が増えてきた、などそろそろ食べ物や栄養を意識し始めている方も多いと思います。

では、正しい栄養の摂り方ってわかりますか?

わからないことはプロに聞く、それが一番です。

当院には栄養のプロ、管理栄養士が在籍しており、定期的に栄養指導を行っています。

栄養指導が効果的な病気

これは、あらゆる生活習慣病が役に立ちます。

高血圧や糖尿病、コレステロールや中性脂肪、痛風、肥満はもちろんのこと、すでに生活習慣病が原因で病気を起こしてしまった人。たとえば、心筋梗塞や脳卒中などの心臓病、脳梗塞や閉塞性動脈硬化症、脂肪肝などなど。

日頃の食生活、食の選び方こそが健康の基本です。

あなたのその食事、栄養バランスは大丈夫ですか?

メタボと心筋梗塞

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『メタボと心筋梗塞』です。

メタボリック症候群

メタボとは、メタボリック症候群の略です。メタボリック症候群とは、内臓脂肪が多く肥満気味、それに加えて高血圧や脂質異常症などを合併している人たちのことを指します。

メタボリック症候群には診断基準というものがあります。

まずは必須項目として、腹部の肥満があり、男性腹囲85cm以上、女性腹囲90cm以上が対照になります。

続いて血圧が130/80mmHg以上、空腹時血糖110mg/dl以上、中性脂肪150mg/dl以上かつ/またはHDLコレステロール40mg/dl未満の2項目以上があてはまることが条件となります。

メタボリック症候群になるとどうなるのでしょうか?

メタボリック症候群になると、動脈硬化が大幅に進行するといわれています。その理由は内臓肥満のもと、脂肪細胞にあります。内臓肥満をひきおこすと、肥満細胞からTNF-αと呼ばれる悪玉因子が分泌されます。これがインスリン抵抗性を引き上げ、糖尿病リスクを格段に引き上げます。これが糖尿病や動脈硬化のもとになるのです。

そのために狭心症や心筋梗塞を起こしやすくなります。そのほか、睡眠時無呼吸症候群や糖尿病のリスクも上がります。

それらを回避するために何よりも生活習慣のコントロールが大切になります。適切な体重管理、適度な運動や正しい食習慣、タバコやアルコールの制限、十分な睡眠、ストレス回避などが非常に大事になってきます。

メタボを予防して心臓発作を防ごう

メタボを放置し続けることによって、動脈硬化のリスク、糖尿病のリスク、心筋梗塞のリスクがどんどん上がっていきます。大きな発作、心筋梗塞などをおこしてからもっとやせておけば良かったと思っても時すでに遅し。早め早めの予防に心掛けましょうね。

メタボの人が動脈硬化を起こしているかどうかは、頸動脈エコーという首の血管を検査したり、CAVIという両手両足の血圧を同時に測る検査などで推測できます。気になる方は、是非一度すぎおかクリニックへご相談くださいね。