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野菜の王様 ケール

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは、食べ物。その中でも野菜の王様、『ケール』についてです。

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ケールって何?

ケールは、アブラナ科の野菜で、いわゆるブロッコリーやカリフラワーの仲間です。

ケールにはとてもたくさんの栄養素がふくまれています。青汁の原材料としてもよく使われています。

では、どんな栄養素が含まれているのでしょうか?

まず第一はβカロテン。βカロテンの含有量はトマトの約5倍あるとも言われています。

ケールはビタミンC,ビタミンEも多く含み、これらのビタミンは非常に抗酸化作用の高いビタミンです。

カラダの酸化は動脈硬化などの病気の原因の一つと考えられています。

また、ルテインも多く含んでいます。ルテインと言えば、目の健康に良いといわれているものですよね。

ルテインによって加齢黄班変性症などのリスクが低下するという話もありますからね。

また、ケールはビタミンだけでなく、カルシウムなどのミネラルや食物繊維もとても豊富で、まさに野菜の王様と言われるゆえんです。

ケールは完璧なのか?

このように、ケールの効果は素晴らしいものがあります。しかし、何事もそうですが、同じものを毎日毎日食べ続けること、そして食べすぎは良くないですよね。

ケールにもやはり問題点があります。それは『ゴイドロゲン』と呼ばれるものです。

ゴイドロゲンとは、ヨウ素の取り込みを阻害し、甲状腺の機能を低下させる物質のことを指します。

このゴイドロゲン、ケールなどのアブラナ科の野菜や大豆などに多く含まれています。

食べ過ぎにはぜひ注意してくださいね。

ケールのゴイドロゲンは、熱を加え調理など行うと劇的に低下するといわれています。

食べ方にも工夫が必要かもしれませんね。

ゴイドロゲンを含むものは食べ物だけじゃない

甲状腺機能を低下させるゴイドロゲン、実はこれはある薬にも含まれています。

次回はこの薬のついての話をさせてくださいね。

甲状腺機能低下と心臓発作

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『甲状腺機能低下症と心臓発作』です。

また、以前ブログで書かせて頂いた、「甲状腺と心臓病」も参考にしてくださいね。

甲状腺の機能が低下するとどうなるか

甲状腺は、喉仏あたりにある小さな臓器です。そこから全身の代謝をつかさどる甲状腺ホルモンと呼ばれるホルモンが分泌されています。甲状腺ホルモンの出が悪くなるとどんな症状が出るのでしょうか?

脈が遅くなり、心臓の機能が低下し、徐脈や心不全といった病気になりやすくなります。

ここで、American Journal of Cardiologyという、アメリカの一流雑誌に載ったある論文をご紹介します

甲状腺機能が低下すると、心臓発作が起こりやすくなる?

この論文は、

『Relation of Subclinical Hypothyroidism is Associated With Cardiovascular Events and All-Cause Mortality in Adults With High Cardiovascular Risk』というタイトルで、これは心臓リスクの高い方を対象にした研究論文で、潜在的な甲状腺機能低下によって心臓発作が起こりやすくなり、長期的にみて死亡率も高くなってしまうという内容でした。

40歳以上の3021人がこの研究に参加。これによると、潜在的に甲状腺の機能が低下していると、心臓発作を起こすリスクやそれがもとで命を落とすリスクが約2倍にもなっていたというのです。

心臓の機能が低下している人、以前心不全や心筋梗塞を起こしたことがある方、などは定期的に甲状腺の機能をチェックする必要がありうそうですね。

心臓の経過をチェックする検査

心不全、心臓機能低下、心筋梗塞、狭心症など心臓病を抱えている方は定期的に心臓エコー検査や運動負荷心電図、不整脈チェックのホルター心電図、血液検査などが必要です。それに加えて、甲状腺機能の検査を受けてみるのもよいと思います。

 

 

甲状腺と心臓病

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマ『甲状腺と心臓』です。

甲状腺って何だろう?

甲状腺とは、喉仏の下にある数センチほどの臓器で、ちょうど蝶が羽を広げたような形をしています。

ここから、甲状腺ホルモンと言われるホルモンが分泌され、全身の代謝、成長などを調節する働きがあります。

甲状腺ホルモンが分泌しすぎてしまう病気を甲状腺機能亢進症、分泌が足りない状態を甲状腺機能低下症と呼びます。

甲状腺ホルモンが乱れるとどうなるの?

甲状腺ホルモンがたくさん出てしまう、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の場合、新陳代謝が亢進し、心臓には心悸亢進と言われる症状が出現します。ドキドキする、息が切れる、脈が速い、脈が乱れる、動悸がする、胸が重い、などが典型的な症状です。心房細動などの不整脈も起こりやすくなります。そしてイライラしたり、汗を多くかいていたりします。

一方、甲状腺ホルモンの分泌が少ない甲状腺機能低下症の場合、代謝が落ちるために先ほどとは逆の症状が出現します。脈が遅くなる、ぼーっとする、カラダがむくむ、皮膚が乾燥する、便秘がち、気力がなくなる、時には心臓の機能が低下して息切のような心不全の徴候が出てくることもあります。そして心臓の周りに水が溜まってしまうこともあります。重症化した心不全の場合は外来では処置しきれず、入院になってしまうこともあります。

心臓が悪い原因は甲状腺かも

もし、あなたが原因不明で動悸や息切などが出ている場合、甲状腺のホルモンが乱れている可能性があり得ます。甲状腺機能が亢進しすぎると、心臓の機能が過大に収縮したり、心房細動などの不整脈で脈拍が速くなります。そこに気付いていないと、甲状腺機能亢進症が原因で心不全を起こすことがあります。

逆に、甲状腺機能が低下することによって脈拍が低下したり、心臓の収縮力が落ちたり、また甲状腺機能低下症は動脈硬化の原因にもなるので、そこから狭心症や心筋梗塞をおこしたり。

もし、あなたが心臓の病気を抱えていたり、また心臓が心配だったら、状況次第で甲状腺の検査を受けることが必要です。甲状腺と心臓の関係性については循環器専門医や内分泌専門の医師に相談されることをお勧めします。

当院でも、もちろん甲状腺の血液検査や甲状腺エコー検査で、甲状腺の状態を検査することが可能です。