院長ブログ

生活習慣病外来

こんにちは! 船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。今日は、皆さんも耳にしたことがあるだろう、生活習慣病についてのお話です。

生活習慣病とは・・

生活習慣病とは、文字通り、まさに生活習慣の乱れから始まる病気のことです。

生活習慣病の代表的なものには、高血圧症、脂質異常症(高脂血症、高コレステロール、高中性脂肪)、糖尿病、高尿酸血症、などがあります。

これらの生活習慣病、決して軽くみてはいけません。最近よく耳にする現代病は、その多くが生活習慣の乱れから始まります。そしてこの乱れが心筋梗塞や脳卒中、心不全、腎不全、アルツハイマー、痴呆などに進行、障害を残してしまうのです。生活習慣病の管理とはその先に潜む大きな病気を事前に察知し、予防することに意味があるのです。生活習慣病の総合的な管理は、あなたの健康の維持に直結するといえます。

生活習慣病は、船橋市のホームページにも記載されているほど、見逃してはいけないものです。

http://www.city.funabashi.lg.jp/kenkou/kokuho/004/p035974.html

生活習慣病の外来、管理

生活習病の管理とは、単に血圧を下げたり、コレステロールを下げたりすることだけではありません。生活習慣病は動脈硬化と直結します。生活習慣病のコントロールと同時に、どこかの血管に動脈硬化が隠れていないか?このチェックを定期的に行うことが何よりも大事なことです。

生活習慣病は、動脈硬化の病気、つまり循環器専門医からみた管理が欠かせません。

そんな生活習慣病の方に対し、私たちが必ずお勧めするのが首の血管の超音波、頚(けい)動脈エコー検査です。この検査は、首の血管の動脈硬化を調べる検査で、全身の動脈硬化を反映すると言われています。ここの動脈硬化を見逃すと、脳卒中になってしまう、体の中でとても重要な部位となります。

また、心筋梗塞や狭心症予防のための心臓の動脈硬化検査も欠かせません。その検査としては、心臓エコー検査と運動負荷心電図があります。健康診断などで通常行われる安静時心電図だけでは心臓の動脈硬化を見逃す恐れがあるのです。

そして、閉塞性動脈硬化症と呼ばれる足の動脈硬化も忘れてはいけません。いわゆる血管年齢検査です。動脈硬化を甘くみていると、ある日足の血管がつまり、壊疽(えそ)を起こす人もいるのです。それに対して、当院では足の動脈硬化検査も生活習慣病すべての方におすすめしています。

もちろん、肝臓がんや脂肪肝、胆石、膵臓癌、などの内臓の検査としての腹部エコー検査も生活習慣病のかたには欠かせないものです。

生活習慣病の予防

生活習慣病の予防、これは言うまでもなく生活習慣の見直ししかありません。

食生活の改善、栄養のあるものをしっかりとる、適正体重を保ち、肥満を予防する。適度な運動(ジョギングやウォーキング)、十分な睡眠、節度のある飲酒、そして禁煙。

私たちは常に、来院された方の動脈硬化をはじめとするさまざまな病気を見落とさないよう、細心の注意をはかって検査をしています。特に、当院では船橋市立医療センター出身の専門のエコー検査技師(エコーのプロ)を2人揃えています。動脈硬化をしっかり調べる上で、一流の検査技師の存在は欠かせません。その技術力や診断力はクリニックのレベルをはるかに凌駕し、総合病院に一歩もひけをとらないレベルであると自信を持って言えます。

また、各種学会参加も院長はじめ多くのスタッフが自主的に参加しており、最新の医療が提供できるよう、情報を収集しています。

 

船橋市、鎌ヶ谷市、習志野市、市川市など当院近隣にお住まいの方。生活習慣病の管理だけでなく、生活習慣の管理、などお困りのことがありましたらいつでもご相談くださいね。

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