院長ブログ

糖尿病と動脈硬化

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『糖尿病と動脈硬化』です。

日本の糖尿病人口

糖尿病の患者数って日本にどれくらいいるかご存知ですか?厚生労働省の平成28年のデータによると、「糖尿病が強く疑われるもの」は日本人の12%、「糖尿病の可能性を否定できないもの」が12%。それぞれ約1000万人いるといわれています。

そして、糖尿病が強く疑われるもののなかで、治療を行っている人は76%ということです。

糖尿病の合併症

糖尿病は様々な合併症を引き起こします。その中で、特に心配なものの一つが動脈硬化の進行です。

糖尿病に伴う動脈硬化は全身にやってきます。動脈硬化によってどんな病気を起こすのでしょうか?

糖尿病による動脈硬化で病気になりやすい、血管が詰まって重大なことになりやすい個所はたくさんあります。大血管と微小血管の病気にわかれるのですが、今日は大血管の病気の話をしますね。

大血管が糖尿による動脈硬化で詰まりやすい個所は大きく3つあります。

一つ目は頭、頭頸部です。ココが詰まってしまうと脳梗塞になってしまいます。

二つ目は心臓です。ココが詰まってしまうと心筋梗塞を起こしてしまいます。

そして見落としがちなのが、3つ目、足の血管です。閉塞性動脈硬化症と呼ばれますが、ココが詰まってしまうと足の壊疽を引き起こし、最悪の場合下肢の切断を余儀なくされる方もいらっしゃいます。

大血管が詰まってないかを知る検査

頭頸部の血管が動脈硬化を起こしていないかを知る一番手軽な方法は頸動脈エコーです。頭の中(頭蓋内)を検査しようとするとCTやMRI検査など大病院で行う必要がありますが、頸動脈に関しては超音波検査で行うので、手軽にみることができます。検査は手軽に、そして定期的に行うこともとても大事な要素となります。

心臓に関しては心臓エコー検査は運動負荷心電図検査がとても役立ちます。

足の血管の検査としては両手両足の血圧を同時に調べるABI検査が有用です。

今日取り上げた検査はいずれもとても簡単にできる検査で、体の負担もありません。

糖尿病や、生活習慣病など、動脈硬化を起こしやすい因子を持っているかたは、是非定期的な検査を循環器専門医のもと、しっかり受けてくださいね

すぎおかクリニックでは、今お示しした頸動脈エコーや心臓エコー、運動負荷心電図、そしてABI検査を毎日多くの方に行っています。なにご心配があればお気軽にお越しください。

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