院長ブログ

狭心症と動脈硬化

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今回は狭心症と動脈硬化の関係についてお話しします。

狭心症とは

 

狭心症という病気は、なんらかの原因で心臓に栄養を送る冠動脈と呼ばれる血管が狭窄しているため、心臓に十分に栄養が送れずに胸痛、胸が苦しい、などの症状が出てくる病気です。

心臓の血管(冠動脈)が狭くなる理由のほとんどは動脈硬化です。では、冠動脈が動脈硬化を起こすとどんな状態になるのでしょうか?

それが下の図です。

 

冠動脈にコレステロールなどが中心で形成されているプラークと呼ばれる成分が蓄積(中段の絵)されていくと、冠動脈内が狭くなっていきます。50%程度の狭窄では、胸が苦しいなどん症状は出ませんが、血管の壁(内膜)内に溜まっているプラークがどんどん増えていくと、壁の中はパンパンに張っていき、最後には亀裂、傷がついてしまいます。

傷がつくと、出血を起こし(最下段の絵)その出血を止めようと血小板と言われる出血を止める糊のような成分が集まってきます。そこでできるのが血栓、血の塊です。そしてこの血栓が冠動脈の流れを遮断、または遮断仕掛ける状態にまで突然移行します。遮断の一歩手前でおさまれば狭心症、完全に遮断されてしまうと急性心筋梗塞となってしまいます。

どんな人が狭心症になる?

これは動脈硬化の素因を持っている人です。

高血圧、コレステロールや中性脂肪の高い人、糖尿病、タバコを吸う喫煙者、肥満など。また生活習慣のみだれも原因になります。たとえば睡眠不足や運動不足がそうです。肥満に伴う睡眠時無呼吸症候群も狭心症のリスクになると言われています。呼吸器の病気と思っていたものが循環器や心臓の病気につながっているのです。

狭心症を防ぐ方法

生活の習慣をまずは見直すこと。これは大前提です。塩分の濃いものを食べ過ぎて血圧を上げない、甘いものを食べ過ぎて糖尿病にならない、油で揚げた食べ物をとりすぎて体を酸化させない、定期的に体を動かす、夜更かしをしない、酒の飲み過ぎに注意など。

このような生活習慣を守っても年齢に伴う動脈硬化を100%防ぐのは難しいです。そのために定期的な動脈硬化チェック、狭心症になりかけてないか?などの定期受診が必要になります。

狭心症をまだ起こしたことがない人も、一度起こして絶対に再発を防ぎたい人、またはそのような方があなたの大切な人だった場合も、循環器専門医の外来へ受診されてくださいね。

すぎおかクリニックでは狭心症のかたへ定期的な運動負荷心電図や心臓エコー、頚動脈エコー、CAVIなどの動脈硬化検査を積極的に行っています。

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