院長ブログ

気管支喘息と家庭用洗剤の関係

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、カナダから発表された小児喘息と洗剤の関係についての研究報告をシェアしたいと思います。

喘息と家庭用洗剤

「Association of use of cleaning products with respiratory health in a Canadian birth cohort」

<研究概要>

幼少期の家庭用洗剤の使用と小児呼吸器およびアレルギー疾患との関連を調べること

<方法>

出生3~4ヶ月後の2022人の子供の家庭で、26種類の家庭用洗剤の使用頻度を4グループに分け、その後3歳になったときの喘息発作、アトピーなどの頻度を調査しました。

<結果>

使用頻度が最も高い家庭用洗剤は、食器用洗剤、食器洗浄機用洗剤、多目的クリーナー、ガラス用洗剤、洗濯用洗剤でした。

出生3~4ヶ月のときに、もっとも家庭用洗剤を用いた家庭では、低かったグループよりも3才児での喘息診断率が高胃という結果が得られました。

特に香料入りのスプレー式洗剤は、喘息リスクとの関連がかなり強かったということです。

この研究から言えること

この研究チームは次のように考察しています。

洗剤に含まれる化学物質が炎症反応を引き起こし、気道損傷を受け、喘息が生じている可能性がありえること、また、ヒトの常在微生物叢が、家庭用洗剤に曝露することで変化した可能性もあるとのことです。

やはり、普段から我々は住環境においてクリーンなものを選んでおく必要があるということが改めて認識できたと思います。

 

 

 

タグ: | |