院長ブログ

お酒の飲みすぎと認知症

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『お酒の飲みすぎと認知症』です。

アルコールの飲みすぎは認知症を招くのか?

一流の医学誌、Lancetにフランスの研究チームがなんと約3000万人!!を対象に行った調査があります。

『Contribution of alcohol use disorders to the burden of dementia in France 2008–13: a nationwide retrospective cohort study』

この論文によると、アルコールを過度にとりすぎると認知症の発症リスクが高くなったとのこと。そして早期発症型認知症の発症リスクにアルコール過量摂取が強く関わっていたというのです!

アルコールで認知症リスクが3倍以上に跳ね上がる

この研究結果では、アルコール使用で認知症発症リスクが男性で3.4倍、女性で3.3倍に上昇しているのがみられました。

また、65才以前に発症した早期認知症の発生は認知症全体の5.2%いたのですが、早期認知症の半数以上がお酒の飲みすぎと関連していたというのです。

飲みすぎとはどの程度を指すのでしょうか?

この研究では、アルコールの飲みすぎが認知症発症に強く関わっているのがはっきりしました。

では、どの程度が飲みすぎ、大量飲酒と言えるのでしょうか?

WHO(世界保健機関)は1日当たりのアルコール量を男性で60g、女性で40g以上を大量飲酒としています。

ワインでグラス一杯でアルコール10g以上です。つまり、女性だとグラス4杯のワインを飲み続けることは好ましくない、ということです。

高血圧や喫煙など、生活習慣の乱れも動脈硬化をおこし、認知症の原因になるとも言われています。

認知症予防のために、アルコール制限だけでなく、生活習慣の乱れを防ぐこともとても大事なことですね。

 

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