こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、『有酸素運動と記憶力』の関係についてお話します
年齢を重ねることで記憶力や集中力が低下することは誰しもが感じていることだと思います。
これは加齢によるものだから仕方のないものだ、とあきらめていたとしたら非常にもったいないかもしれません。
「Aerobic exercise improves cognition and cerebrovascular regulation in older adults」
2020年5月の「Neurology」に掲載されたこの論文によると・・・
平均年齢66歳で、記憶障害や心臓病の既往のない約200人を対象に有酸素運動を定期的に行ってもらったところ、約6ヶ月後に集中力などの脳の実行機能や思考力の改善が見られていたのです。
定期的な運動を続けることで、どうやら脳血流が増加した、というのがその理由のようです。
この論文では、週3回の有酸素運動を1日平均20分から始めて、1日平均40分以上まで徐々に増やしていったというものです。
効果がでたのは6ヶ月後ですので、すぐに記憶力や思考力が改善するわけではありませんが、地道に運動を続けると体力だけではなく、脳にもとってもいいことがあったなんて嬉しいですね。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
在籍医師は、院長はじめ全員が循環器専門医資格を有しております。
医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。
どうぞ安心してご来院ください
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは『隔絶された環境下における脳機能の変化』についてです。
今回、NEJM(new England Journal pf Medicine)誌に、南極での任務にあたった観測隊員を対象に、14ヶ月の任務前後の脳機能の変化について調べた論文が発表されました。
『Brain Changes in Response to Long Antarctic Expeditions』
対象は9人の南極観測隊員。14ヶ月の任務前後で脳MRIの測定と脳機能の目安となる血中BDNF値を計測しました。
すると、ストレスに弱いと言われている脳の『海馬』と呼ばれている部分が、任務遂行後平均で7.4%も萎縮していることが判明しました。この容積の変化はかなり大きなものと考えられています。
同様に脳の前頭前野の萎縮もみられ、また血中BDNF値はなんと45%も低下していたのです。
隔絶された環境に長いこといると、脳機能は低下し、萎縮することがわかりました。
普段から戸外などで様々な感覚刺激を受けたり、定期的な運動をしたり、などが脳機能の低下予防にやくだつのかもしれません。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など