こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
先日、『抗凝固療法』に関する講演会の座長を務めてきました。
抗凝固療法とは、いわゆる血液をサラサラにする薬をどう正しく使っていくか?という治療法の一つです。
特に、心房細動などの不整脈では心臓の中に血栓(血の塊)が容易にできるため、それが原因で脳卒中を起こすことがあります。
運が悪いと命に関わることもあるため、この治療法はとても大切なのです。
薬を投与する場合も、やみくもにこの人は心房細動だから直ちに抗凝固療法だ!と考えるのは早計です。
全ての投薬治療には良い面と悪い面があります。
それらを天秤にかけて、薬を使うべきか、抗凝固療法を行うべきか、を決める必要があります。
最近、抗凝固療法に関わる薬もいくつか出てきており、我々専門家も常にアップデートな知識を身につけていかなければいけない、と改めて感じました。