こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
最近、動悸や胸痛の症状で来院される方が増えています。
狭心症などの虚血性心疾患や、不整脈などによる症状でいらっしゃる方も勿論いますが、
中には心臓の病気が全く見当たらない人も多く見かけます。
そういった人の中の多くは、何かしらの不安を抱えて病院にいらっしゃっています。
例えば、家庭環境の不安、職場の人間関係の不安、新型コロナウイルスに伴う社会変化に対する不安、
外出を控えるなど生活リズムが狂ったことによる不安、などなど。
ストレスは自律神経を緊張させ、動悸などの胸部不快を引き起こすことがよくあります。
不安に関わる胸部症状の場合、多くが運動など何か気が紛れることをしているときは症状がなく、一人でぼーっと座っているときなど安静時に出現するケースが良く見られます。
しかも、その症状は何時間または一日中と長く続くことがあります。
自分で感じる胸部症状がストレスなどによるものなのか?それとも不整脈などの心臓発作によるものなのか?自分では解決は難しいと思います。
心配であれば、一度循環器専門医の診察を受けることをおすすめします。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
在籍医師は、院長はじめ全員が循環器専門医資格を有しております。
医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。
どうぞ安心してご来院ください
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
最近動悸症状の相談で来院される方が増えている、と感じています。
しかし、話をうかがってみると、ストレスや不安などから動悸を自覚している方が多いです。
不安やストレスを感じると、自律神経の中の交感神経が活発に働きます。
交感神経が活発に働くときとは、体が緊張しているとき。
誰でも怖い思いや緊張していると脈拍が早くなり、手に汗を握り、ドキドキ感じることがあります。
これがまさに、不安やストレスがきっかけで動悸が出現するメカニズムです。
こうした動悸は、不安やストレスが減っていくとともに徐々に消えていきます。
ですから、落ち着いているときや楽しんでいるときは感じにくいのです。
一方で不整脈を動悸として感じることがあります。これは、まさに脈が不整になります。
例えば、脈が飛ぶ、脈がきえる、脈がバラバラ、脈がものすごく速くなる、などです。
不整脈という脈の乱れは突然出現して、突然もとに戻ります。
ですから、不整脈に伴う動悸は、治った瞬間が「あ、治った!」という感じでわかります。
ここで、ストレスから起きる動悸と、不整脈から起きる動悸のみわけかたです。
1つ目:まさに脈が不整になっているか? ドキドキする、と不整は違います。
2つ目:動悸症状が治った瞬間がわかるか?
もちろん動悸は、これ以外に起きることがあります。
貧血や甲状腺機能亢進症などが良い例です。
もし、あなたが動悸症状を感じるとき、不整脈なのかどうか、を落ち着いて確かめてみてくださいね。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは、「心電図で異常といわれたらどうする?」です。
健康診断をきっかけに、心電図異常で当院に来院される方が多くいらっしゃいます。
その多くは、「不整脈」です。
もちろん、不整脈以外の異常もありますが、今日は「不整脈」に関してお話します。
不整脈の種類は、大きく3つに別れます。
脈がおそすぎる場合、脈が速すぎる場合、脈のリズムが乱れている場合、です。
脈のスピード異常の場合、多くは自律神経のアンバランスによって起きることが多く、興奮や精神的緊張、運動後などによくあらわれます。脈のスピードの異常によって出てくる症状や背景に隠れている原因となる病気(動悸、胸苦しさ、めまい、失神など)がなければそれほど心配はいらないものです。
脈が遅くなりすぎると、脳に血液が回らなくなり、失神を起こしたりします。
脈が早くなりすぎると、強い動悸や息切れ、呼吸困難を起こします。
もちろん、そんな場合は循環器専門医への受診が必要です。
一方で、なんら症状がなければ慌てる事はなさそうです。
リズムの乱れによる場合も、そのほとんどは過度の心配は不要です。
ほとんどの不整脈は「期外収縮」と呼ばれるタイプです。
過剰な量の期外収縮の場合は、再検査することがありますが、概ね治療の必要なし、となります。
期外収縮があり、動悸や息切れもある場合は一度病院受診をおすすめします。
治療が必要な不整脈の代表が「心房細動」と呼ばれるものです。
このタイプの不整脈は、心臓内に血栓(血の塊)ができることがあるので要注意です。
血栓ができにくくなる薬などの内服が必要になることもあります。
治療が必要なのか、大丈夫なのか?いずれにしても一度循環器専門医の判断を仰いだほうが良いと思います。
その他にもいろいろな不整脈がありますので、順次ここでお伝えしていきますね