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花粉症対策の食べもの

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『花粉症対策と食べ物』です。

花粉症対策となる食事法

花粉症対策としての食事として、残念ながら確立された即効性のある食べ物はいまだわかっていません。

しかし、花粉症はアレルギー、免疫反応です。

そこで、免疫力をあげることが花粉症の対策につながると考えれられます。

免疫力と腸の関係

免疫機能は、その60%ほどが腸に関連しているとも言われています。

そこで、花粉症対策には何よりも腸内環境をよくすることが不可欠になります。

腸内環境をよくする、とはすなわち腸の善玉菌を増やしてあげることにほかなりません。

そこで、以下のものを意識して摂ってみることをお勧めします。

1 乳酸菌を豊富に含んだ食品

乳酸菌飲料、ヨーグルト、またキムチなどの発酵食品も乳酸菌が豊富です。

2 根菜類

善玉菌は、食物繊維をえさにしています。

そこで、ゴボウやレンコンなどの根菜類をとることも必要となります。

きなこもいいですね

3 はちみつ

はちみつに含まれているオリゴ糖も、善玉菌のえさになります。

はちみつをきなこにかけて食べる、というのも良いと思います。

4 甜茶(てんちゃ)

甜茶は、古くからある薬草茶の一つです。

甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールがアレルギー症状の原因になるヒスタミンの放出を抑えるといわれています。

また、甜茶に含まれるストリクチニンという成分が、インフルエンザの増殖をおさえるとも言われています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

花粉症と食物アレルギー

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『花粉症と食物アレルギー』です。

花粉症ってそもそも何?

花粉症とは、そもそもどんな病気なのでしょうか?

花粉症は、スギやヒノキなど花粉が原因で、鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状をおこす病気です。

季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。

一方で、ダニやほこり、ペットの毛などで一年中アレルギー症状が続くものを通年性アレルギー鼻炎とよび、喘息などど合併することも珍しくありません。

花粉症のメカニズム

では、花粉症はいったいどんなメカニズムでひきおこされるのでしょうか?

簡単に説明しましょう。

まず、花粉が体内に入ると、私たちの体は、それを「異物」と判断するかどうか決定します。

もし、異物と判断されると、それを排除するための兵隊、「IgE抗体」を体内に作ります。

IgE抗体ができた後、再び花粉が体内に入ると、花粉は抗体と結びつきます。

その結果、ヒスタミンという化学物質が放出され、ウイルスを体外に排出しようとします。

この、排出の行為が鼻水やくしゃみ、涙ということになります。

鼻づまりで体内への侵入をブロックするということもあります。

花粉症と口腔アレルギー症候群

花粉症の人に時々みられるのが、口腔アレルギー症候群と呼ばれるものです。

花粉にアレルギーがあるだけで、食べ物にもアレルギーを起こすのですが、なかなか想像がつきませんよね。

これは、花粉に対するIgE抗体と、ある種の食べ物に対するIgE抗体の構造が似ているために起きる現象です。

そのアレルギー反応が口腔内で起きるために、口の中でしびれやかゆみ、むくみが生じることになります。

これを「交差反応」と呼びます。

代表的な交差反応を挙げておきます。

シラカンバ:もも、さくらんぼ、りんご

スギ:トマト

イネ科:スイカ、メロン、トマト

対策としては、これらのアレルゲン(アレルギー原因物質)を避ける必要がありますが、これらのアレルゲンは熱に弱いことが多く、加熱することでアレルギー症状が緩和されることもあります。

口腔アレルギー症候群は、花粉症でない人にもおこることがあります。

気管支喘息やゴム手袋(ラテックス)アレルギーなどの人にも起こりえますので、当てはまる方は注意が必要です。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など