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超加工食品(ウルトラ加工食品)とがんのリスク

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『超加工食品とがんのリスク』についてです。

フランスの研究より

あるフランスの研究で、超加工食品の摂取とがんのリスクを高めることがわかりました。

2018年2月にイギリスの有名誌 BMJ誌に論文発表されました。

タイトルは、

Consumption of ultra-processed foods and cancer risk: results from NutriNet-Santé prospective cohort

超加工食品という言葉(Ultra-processed Foods)は、あまり聞いたことがないかもしれません。この論文では、超加工食品のことをこう定義しています。

『砂糖や塩、油脂が高割合で含まれ、保存料などが添加されており、きっちり包装されて日持ちの良い食品』

NOVA分類に従って超加工食品は分類されており、具体的には

『大量生産され包装されたパン、スナック、菓子やデザート、炭酸飲料や加糖飲料、ミートボールやチキンナゲット、保存料を添加した肉加工品、即席ラーメンや即席スープ、冷凍食品、常温保存できる調理済み食品、家庭で調理する時は加えない添加物(水素添加油脂、加工でんぷん、たん白質加水分解物など)や砂糖や油脂を非常に多く含む食品』

となっています。

この研究に登録された人数はなんと104980人。10万人をこえる方が登録されました。この研究のボリュームのすごさがわかります。

研究の結果

この研究は約5年間の追跡調査が行われ、その間のがんの発生率を調べたものです。

超加工食品を日常的に摂取していた人のうち、最も多く摂取されていた超加工食品は、砂糖を多く含む食品(26%)、続いてソーダ類などの飲料(20%)でした。

研究の結果です。超加工食品を10%多く摂ることによって、全癌の発症リスクが1.12倍、乳癌の発症リスクが1.11倍になっていました。ということは超加工食品を20%、30%とより多くとり続けると、がんの発症リスクが加速度的に上がってしまうということなのです。

そしてこのリスク上昇は年齢や性別、喫煙に関係なく見られたということでした。

研究から考えられること

超加工食品で、なぜがんがおこりやすいか?ということです。これは、加熱や精製などの過程でビタミンやミネラル、食物繊維が低下し、発がん性物質が生成されてしまう可能性が危惧されることや、食品を包む包装物質にも発がん性のリスクがあるのではないか?という意見、そして動物実験や細胞レベルの実験で発がん性が証明された添加物などが食品にいまだに含まれていると考えられているため、などいわれているようです。

私たちが考えなければいけないこと

超加工食品を全くなくすことは現代社会において相当難しいことと思われます。我々ができることは、普段の食生活を安易に超加工食品に頼りすぎないこと、非精製食品やオーガニック食品にも目を向けてみること、不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維、抗酸化物質などをしっかり摂ること、でしょうか。

現代社会で不足がちなビタミンやミネラル、抗酸化物質をサプリメントで摂るという方法も必要なのではないでしょうか?いや、むしろ必須かもしれません。

もちろん、すぎおかクリニックのスタッフは皆高品質サプリメントも使いながら、健康管理をしっかり行っています。