閉塞性動脈硬化症
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、『閉塞性動脈硬化症』と言う病気の話をします。
動脈硬化と血管のつまり
動脈硬化とは、加齢や糖尿病、高血圧や高コレステロール、肥満や喫煙など、あらゆる生活習慣のみだれによって進行するものです。
代表的なものに、心臓の動脈硬化である狭心症や心筋梗塞が有り、
頭部の動脈硬化に脳梗塞があります。
動脈硬化が進むと、これら心臓や頭部以外に様々なところが閉塞してきます。
そして特に下肢の血管が詰まる人も多く、『下肢閉塞性動脈硬化症』とよばれます。
閉塞性動脈硬化症の症状
閉塞性動脈硬化症で下肢の血流が低下するとどんな事が起こるのでしょうか?
それが、間欠性跛行(はこう)と呼ばれる症状です。
間欠性跛行とは、安静時には下肢になんの症状もないのに、一度数十メートルから数百メートル歩くと、下肢が痛くなってきたりパンパンに張ってくる状態のことを指します。
これは、下肢の動脈が狭窄もしくは閉塞している状態です。
閉塞性動脈硬化症は特に糖尿病の方に合併することがよくみられます。
糖尿病の方の場合は痛みを感じる神経が鈍くなっており、病気はよほど進行するまで気づかれないことが多く、気づいたときにはすでに下肢の血流が大幅に低下し、最悪の場合下肢が壊死してしまうこともあります。
閉塞性動脈硬化症の検査
検査としては、下肢の血圧を測り、簡易的に下肢の血流をみるABI検査が一般的で、スクリーニングとしてよく用いられます。
当院でももちろんABI検査は用意できています。
そして、閉塞性動脈硬化症が強く疑われた場合はMRIで検査やカテーテル検査で病気の確定診断を行います。
もし、自分やあなたの家族に間欠性跛行がある場合、糖尿病などの生活習慣病がある場合など、必ず定期的にABIに検査を行う必要があります。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
<院長プロフィール>
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
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