血糖管理と循環器リスクと加齢
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
一般的に、加齢とともに血糖値があがってしまうために、狭心症や心筋梗塞などの循環器疾患リスクが加齢により増えてしまうと言われています。
でも年をとったから循環器疾患になってしまっても仕方ない、とあきらめるのはもったいないです。
加齢と血糖と心臓病
加齢とともに空腹時血糖値が大きく上昇するグループでは循環器病累積発症率が高い一方で、中年時に血糖値が高くてもその後適切にコントロールできたグループでは発症率が低くなった、という研究結果が国立循環器病センターから報告されました。
「Longitudinal Trajectories of Fasting Plasma Glucose and Risks of Cardiovascular Diseases in Middle Age to Elderly People Within the General Japanese Population: The Suita Study」
この研究では3つのグループに分けて研究が行われました。
(1)中年期の血糖値は高いがその後適切にコントロールされた群、
(2)中年期から血糖値が緩やかに上昇する群、
(3)中年期から老年期に血糖値が急上昇する群
この3つのグループでの循環器病累積発症率は、(1)のグループが最も低く、順に(2)、(3)と上昇シていました。
何歳になっても、空腹時血糖値をしっかりコントロールすることで、循環器疾患の抑制はいくらでもできる、ということですね。
もう年だから好きなもの食べてやる、甘いものどんどん食べるぞ、という考えは間違っていますよ。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
在籍医師は、院長はじめ全員が循環器専門医資格を有しております。
医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。
どうぞ安心してご来院ください
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