肥満はCOVID-19を重症化させる
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、肥満と新型コロナウイルスとの関係についてです。
以前から、重度の肥満(BMI40以上)では新型コロナウイルスが重症化しやすい、という方向はでていたものの、重度ではない肥満が新型コロナウイルスで重症化させるかどうか、はっきりとしていませんでした。
肥満とコロナウイルス
イタリアの研究チームから、BMI30~34.9の肥満でも、新型コロナウイルスに罹患すると重症化の恐れがあることが報告されました。
「How important is obesity as a risk factor for respiratory failure, intensive care admission and death in hospitalised COVID-19 patients? Results from a single Italian centre」
その結果、BMI30以上の人の半数以上が呼吸不全をおこし、約3割の方が1ヶ月以内に亡くなられていました。
BMI30~34.9のかたで、呼吸不全のリスクは2.3倍、ICUへの入室リスクは4.96倍でした。
この研究からいえること
肥満は一種の慢性炎症状態と考えられ、免疫能自体が低下している可能性が指摘されています。
しかも、肥満のかたは、比較的高率に高血圧や糖尿病などの生活習慣病を(コロナウイルス増悪因子)を合併していることもあり、肥満の方は慎重に体重を落としていく必要が改めて大切であると考えられます。
高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、新型コロナウイルスの重症化の懸念だけでなく、動脈硬化に伴う狭心症などの心臓病リスクも高めてしまいます。
ぜひとも、自分の生活習慣、ライフスタイル飲み直しをしてみてくださいね。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
在籍医師は、院長はじめ全員が循環器専門医資格を有しております。
医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。
どうぞ安心してご来院ください
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