糖尿病と脳卒中
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、糖尿病と脳卒中の関係についてお話します。
糖尿病と動脈硬化
糖尿病を患うと動脈硬化が進行しやすくなることはよく知られています。
代表的なものが、狭心症や心筋梗塞などの心臓の動脈硬化、
同様に脳血管の動脈硬化に伴う脳梗塞、そして末梢血管の動脈硬化としての閉塞性動脈硬化症などが挙げられます。
このように、糖尿病の存在が動脈硬化を引き起こすのですが、実際に脳卒中を起こしたあとに、後遺症に関して糖尿病はどんな影響を及ぼすのでしょうか?
糖尿病と脳卒中後
脳卒中を起こしたあと、糖尿病があると認知機能が低下しやすい。そんな論文が『stroke』誌に発表されました。
『Association of Prediabetes and Type 2 Diabetes With Cognitive Function After Stroke』
1601人の対象患者さんのうち、36%が糖尿病で、脳卒中の発症後3~6カ月の間に認知機能検査を施行しています。また、脳卒中のほとんどの人は虚血性脳卒中でした。
結果ですが、糖尿病患者のひとは脳卒中後の認知機能が59%も低いものでした。
注意力、記憶力、言語能力、運動能力などにも違いが見られました。
一方で、糖尿病前症と呼ばれる耐糖能異常のかたに関しては、認知機能の低下は見られませんでした。
この研究から言えること
では、なぜ糖尿病患者の認知機能が脳卒中後に低下するのでしょうか?
専門家からいくつかの可能性が挙げられています。
1つは、高血糖に伴う炎症の影響
2つ目は、糖尿病患者に伴う微小血管障害の影響
糖尿病患者での、脳内の老廃物を除力が低下の可能性を指摘する声もあるようです。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
在籍医師は、院長はじめ全員が循環器専門医資格を有しております。
医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。
どうぞ安心してご来院ください
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