甲状腺機能低下と長時間労働の関係
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、労働時間と甲状腺機能の関係性についての論文をご紹介します。
これは、国立がんセンター(韓国)のYoung Ki Lee氏らの報告で、
対象者は、1週間の労働時間が36~83時間の成人2,160人です。
その結果、1週間の労働時間が53~83時間のグループは、36~42時間のグループに比べて、甲状腺機能低下症を発症する率が高いことが判明したのです。
甲状腺機能低下症の症状
甲状腺機能低下症をおこすと、全身の代謝が落ちていきます。そのために、活動性も低下し、疲労感がでてきたり、体重増加やむくみ、うつ症状が出ることもあります。
今回の論文のように、長時間労働が甲状腺機能低下症と関係があるということが今後はっきりしてくると、
甲状腺機能低下症の人への長時間労働はできるだけ考慮していく必要があるのかもしれませんね。
当院には、心臓血管病、弁膜症、心不全のかたはもちろん、糖尿病のかた、動脈硬化を予防したい方、狭心症・心筋梗塞または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
<院長プロフィール>
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
タグ:甲状腺機能低下症 | 論文