歩くことは、死亡リスクを減らす
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、1日の歩行量(歩数)と死亡リスクの関係についての論文をご紹介します。
運動と疾患
そもそも、運動は疾患予防にとても良いと言われているのはご存知ですよね。
特に、動脈硬化性疾患、糖尿病に代表される生活習慣病、狭心症や心筋梗塞、心不全などの心臓病、¥などには非常に有効です。
糖尿病で来院された場合も、最初は薬を使わずに、まずは食事と運動でやってみましょう!というケースはよく見られます。
では、1日に一体どれくらい歩くと効果があるのでしょうか?
今日は、そんな論文をシェアします
1日の歩数と死亡リスクの関係
「Association of Daily Step Count and Step Intensity With Mortality Among US Adults」
「米国の成人における毎日の歩数と歩数強度と死亡率の関連」
対象は4840人。1日平均歩数は9,124歩で、平均追跡期間10.1年でした。
全死因死亡率は、1日の歩数が4,000歩未満の群で76.7/1,000人年、同4,000~7,999歩群で21.4/1,000人年、同8,000~1万1,999歩群で6.9/1,000人年、同1万2,000歩以上群で4.8/1,000人年でした。
各群を比較すると、4,000歩/日群と比べて、8,000歩/日群で全死亡リスクは49%に低下、1万2,000歩以上群では、なんと35%まで低下が見られました。
一方で歩行スピードを速くしても、死亡率の改善には至りませんでした。
健康のために、たくさん歩きましょう!ということなんですね。
当院には、高血圧の方、糖尿病のかた、動脈硬化を予防したい方、狭心症・心筋梗塞または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
<院長プロフィール>
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
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