心不全を見分ける
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
最近、息切れを感じることが増えてきたけど、これって歳のせい? それとも心臓?と思うことがあるかもしれません。
今日は心不全の症状についてお話します。
心不全が起こると、心臓のポンプの機能が低下し、腎臓から尿として水分を押し出す力が弱まります。
すると、体内には水分が沢山貯留してきます。
貯留した水分が足にたまるとむくみが見られます。
心臓の周りには胸水と呼ばれる水が溜まってきます。
心臓の周りには肺があリますので、症状としては呼吸困難ということになります。
心不全に起こりやすい息切れの症状
水分が少量であれば、運動や軽労作時での息切れ、呼吸困難になりますが、
人によっては大量の胸水が短期間に溜まってくることがあります。
そのときに出てくる息切れ、呼吸困難で典型的な症状があります。
例えば、夜中寝ていると息苦しくて目が覚めて、ベッドの上で座っていると楽になる。
けれどもまた横になると息が苦しい、という類のものです。
これは、『起坐呼吸』と呼ばれています。
心臓の周り、つまり肺に溜まった水分は体を横にしていると胸全体に行き渡るので息切れが強まります。
一方、座位になって座ると、肺の水分が下に落ちるので息がしやすくなるのです。
こんな呼吸困難がもしあれば心不全の危険サインです。
この状態が長く続くと、最悪呼吸が止まってしまうこともあります。
すぐに病院に受診、相談することが必要です。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
<院長プロフィール>
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
タグ:動脈硬化 | 心不全 | 心臓病