血管が詰まる ①コレステロールの影響
船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科、のすぎおかクリニック院長杉岡です。
今日は、血管のつまりについてお話しますね。
動脈硬化が起きると、コレステロールや中性脂肪の影響で、油の塊であるプラークが血管にこびりついてきます。そのために血管の中が狭くなってきてしまい、血液の流れが滞るようになります。この状態で気づかないでいると、突然心臓の血管が詰まる心筋梗塞や脳の血管が詰まる脳梗塞になりかねません。
血管が狭くなった状況が続くと、血液の塊が蓋をしてしまい、血流を止めてしまいます。多くの人はこの状況になって初めて気づきます。しかし、ここで気付いた時にはもはや手遅れということも・・・・
コレステロールが高い、中性脂肪が高いことを放置すると、あなたの血管は下の絵のようになりかねません。早めの外来受診をすること、そして動脈硬化のチェック、血管が狭くなってないかを調べること、この意識を常に持つように心がけましょう。
コレステロールや中性脂肪は、いきなり薬で下げる、のではなく、運動やウォーキングを欠かさないことや、糖分や炭水化物などの糖質をとりすぎないようにする、など適切な生活習慣を続けるだけで劇的に改善することも可能です。多くの病気はあなたの生活習慣の乱れから始まります。今一度、ご自分の食生活も見直してみてくださいね。
当院では、コレステロールや中性脂肪の高い、いわゆる脂質異常症のかたの動脈硬化検査、血管検査、生活指導を多くの方に行っています。ご心配があればお気軽にご来院くださいね。
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息が苦しい、という症状が出た時、心臓の病気の可能性と、肺(呼吸)の病気の可能性を考える必要があります。
心臓の病気で考えると、心不全・狭心症・心筋梗塞・不整脈・弁膜症など。
呼吸の病気で考えると、気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・気胸など。
そして、それ以外の病気として貧血・甲状腺異常・心理的緊張(心臓神経症)など。
心臓の病気による息切れは一刻を争う時が多いです。受診のタイミングが遅れるだけで命に関わる重大な発作につながることも決して珍しくありません。
息が苦しいと感じたら、直ちに内科医、特に循環器内科や循環器専門医、心臓専門医の診察を受ける必要があります。そして、症状が軽いうちに、その症状を軽視せず検査を受けてくださいね。
当院では息が苦しい患者さんが来院された場合、心臓エコーや心電図、血液検査などで直ちに心不全など重大な病気がないか、一般のクリニックでは対処できない、総合病院レベルの適切な検査を受けることができます。
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女性の医師(女医)が仲間に加わりました
この4月から、すぎおかクリニックのチームに女性医師(女医)が加わりました。
女性の医師だからこそ、伝えられる不安や悩み、女性の医師だからこそ理解できること、女性の医師だからこそ共感できることがあります。
女医の役割はそれはそれは大きいと思います。
今まで、男性医師だったから相談できなかった、受診を躊躇されていたかたへ、是非お気軽に当院をご活用いただければと思います。
すぎおかクリニックは、これからも船橋市はじめ地域住民のみなさまへ貢献できる内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のクリニックとして努力を重ねてまいります。
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動悸 胸がドキドキ 心房細動②
心房細動という不整脈の症状は、主に動悸です。
胸がドキドキするという表現で表されることが多いですが、息が苦しい、胸が痛い、胸が変な感じ・・・など、のような訴えをおっしゃるかたもいらっしゃいます。
必要なこと、大事なことは、ドキドキしている時に病院を受診することです。
しかし、心房細動の中には、発作性心房細動と言って、一時的にしか心房細動がでない方がいらっしゃいます。
心房細動の最中は動悸があったため病院に行けず、動悸(ドキドキ)が治ってから病院に来る方がいますが、不整脈(動悸)が治ってからだと、心房細動の診断がつけられないこともあります。
とにかく、おかしいな、変だな、と思ったら遠慮せずに早めに外来を受診されてください。
当院では発作性心房細動のかたへは、通常の心電図だけでなく、24時間心電図(ホルター心電図)、心臓エコー検査、など適切な検査を早急におこない、心房細動の確定診断を的確②行っています。そして状況によっては近隣の救急病院と連携をとって、そちらで治療をお願いすることもあります。
心房細動の治療法は、薬物療法が行われる場合と、カテーテルアブレーションというカテーテル治療があります。
次回は治療法についてお話しますね。
タグ:不整脈 | 心臓病
このブログでは、病気の話、院長の独り言、などいろいろな話を書いていきますね。
今日は、少し不整脈についての話をします。不整脈にはいろいろな種類があります。
その中には、全く心配のいらないものから命に関わるものまで実に様々です。
今日はその中で。心房細動という不整脈の話をします。
心房細動の特徴は一つ一つの脈のリズムがバラバラ、ということです。
そして心房細動のスピードが早すぎるとドキドキと動悸がしたり、心不全という病気を起こしたり、逆に遅すぎるとペースメーカーという脈を早くする機械を埋め込むひともいます。
<心房細動の治療法>
若いひとであれば、何も症状がなければ治療せず、放っておくことも多いです。
高齢者や高血圧、心臓の動きが悪いひとなどであれば、薬を飲んだりなどしてなにかしらの治療を行っていきます。
どんな薬を飲む必要があるか?薬以外にどんな治療法があるか?などもこれからいろいろと書いていきますね。
タグ:ペースメーカー | 不整脈
【病気の根本原因を考えると・・】
あなたの周りにもいるかもしれません。
いつもとんでもなく元気な人とか、
いつも前向きでポジティブな人、
ものすごい集中力のある人、
落ち着いて怒ったところを見せたことがない人
そうかと思えば
逆にいつも疲れてる人、
いつも落ち込んでる人、
ぼーっとしていつも注意散漫な人、
周りに怒り散らす人、などなど。
これって全部、その人の性格、で片付けてしまって良いのでしょうか?
喜びや怒り、悲しみなどの感情は脳の神経伝達物質と呼ばれるもので左右されます。
感情が高まるドーパミン
幸せホルモンと呼ばれるセロトニン
喧嘩モードになるノルアドレナリン
などなど。
あなたがもし、急に怒りが抑えられない「性格」
だったり、集中力が続かない「性格」だとしたら、
それは脳の神経伝達物質に問題があるだけかもしれません。
脳の神経伝達物質は様々なビタミン、ミネラル、
たんぱく質、そして遺伝子などによって作られる量が決まってきます。
ですからあなたの脳のパフォーマンスが低いのだとしたら、脳の栄養バランスの乱れかもしれないのです。
あなたのその、「性格」
改善することが出来るとしたらその方法を知りたいですか??
鍵は「ミトコンドリア」にあります。
拙著
「強い血管を作る5つの習慣」を読んでみて下さ〜〜い。
エネルギー高く、健康的な生活を送るために必要なことは何でしょう?
良いものを食べること?
定期的に運動すること?
それとも健康は遺伝で決まる?
勿論この3つは重要な要素ではあります。
しかし、何よりも大事なことは
ライフスタイル
です。
ここを変えていかないことには、どんなに良いものを食べてても中途半端になってしまいます。
そして、ライフスタイルを考える中で大事なものの1つが
「ストレス」
です。
ストレスとは、
あなた自身が気づいてる
人間関係のストレス
だけではありません
あなたが気づいていない
小さな小さな人間関係のストレス
睡眠のストレス
疲労のストレス
仕事のストレス
お金のストレス
集中力低下のストレス
を始め、
紫外線のストレス
低酸素のストレス
受動喫煙のストレス
などなど、挙げればきりがありません。
そのために、日頃から体内に溜まったストレスを定期的に排除する習慣が極めて大事になります。
そもそも、あなたがストレスとは感じてることにはどんなことがあるのでしょう?
ぜひそれを考えるか、書き出してみてください。
そして、その時にあなたはどんな表情をしていますか?どんな体の姿勢を?とっていますか?どこに視線をつけていますか?
ストレスは、その感情とともに、ストレスを感じやすい体制を必ずとっています。
例えば、ストレスでイライラすると・・・
視線は下向き
体は丸くなり
呼吸は浅く
表情は硬く・・
では、ストレスを感じた時に、
敢えて、
視線を上向きにする
背筋を伸ばし、大きく深呼吸して
わざと微笑んでみる
そして、そんな感じでスキップでもしてみてください。
脳は体の矛盾した動きから、イライラを感じることができなくなります。
脳と体は繋がっているのです。
そして、脳と血管もつながります。
そして、血管と突然死が繋がります。
つまり、ストレス過剰が突然死に繋がるのです。
ストレス対策、まだまだあります。
皆さんも自分にあったストレスマネージメント、色々試してくださいね
拙著
「強い血管を作る5つの習慣」
好評発売中です
ストレスの話も載ってます