院長ブログ

血管の健康診断

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

あなたは、血管の病気といわれてどんな病気を思い浮かべますか?

血管の病気は実に多彩です。代表的なものが急性心筋梗塞や脳梗塞、脳出血や狭心症や弁膜症、心不全もそうですね。

でも、血管は心臓や脳だけではありません。急性大動脈解離、腹部大動脈瘤、胸部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症などなど。

こうやってあげてみると、血管の病気は全身に及んでいるのがなんとなく見えてきます。

そして。怖いことにこれらの病気は重複します。

つまり、心筋梗塞などの心臓病を起こした人は、脳梗塞を起こしやすい。脳梗塞を起こした人は心臓病を起こしやすい。足の血管が詰まった人(閉塞性動脈硬化症)の人は、狭心症を起こしやすい。ということです。

ということは、次のようなことが言えるわけです。

脳の血管が詰まったことがある人は心臓や足の血管に詰まりがないか調べる必要があります。

心臓の血管が詰まった人は脳や足の血管に詰まりがないか調べる必要があります。

足の血管が詰まった人は脳や心臓の血管に詰まりがないか調べる必要があります。

血管の健康診断ということですね。

全身の血管は、つながっているのです。動脈硬化という病気のもとに。

当院では、動脈硬化の危険のある方(高血圧、高コレステロール、高中性脂肪、糖尿病、高尿酸血症、肥満、生活習慣病・・・・・)を対象に、積極的に血管の詰まりがないかを定期的に検査しています。

御心配のかたは、是非一度当院へ足をお運びくださいね。誠心誠意診させていただきます。

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心臓のリハビリテーション

船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニックの院長、杉岡です。

さて、今日は心臓リハビリのお話しをしたいと思います。

心臓リハビリ??

聞いたことありますか?

皆さんの御家族や知り合いの方に心臓の悪い方はいらっしゃいませんか?

その方、普段どういう生活をしていますか?

よくある間違いは、
心臓が悪いんだからムリしちゃダメ!
というやつ。

もちろん心臓の具合が相当悪い人には当てはまりますが、一般には当てはまりません。

心臓の悪い人ほど、運動しなければいけないのです!!!!!!

ただ、漠然と運動することは危険なこともあります。

そこで出てくるのが心臓リハビリテーションです。

心臓リハビリテーションは、狭心症や心筋梗塞、心不全などの心臓の病気を持っている方、心臓手術の術後、大動脈解離などの大動脈疾患、閉塞性動脈硬化症などの人が適応となります。

これは、医者や看護師の監視のもと、モニターをつけながら自転車こぎなどの運動をしてもらうものです。
医師は、その人の血圧や脈拍をみながら、その人の心臓に一番合った最適な運動量を設定します。
つまり、この人は、血圧が幾つくらいでどれくらいの脈拍で運動するのが一番心臓に良いかということを導き出すことができるのです。

この運動をする利点は、

心臓を効率よく、安全にトレーニングできる。

日常生活での運動量を上げていける。

普段の運動を効率よく行える。

運動を続けることが、今後の心臓発作を起こすリスクを大幅に減らすことができる。

つまり、筋トレならぬ

心トレ

を是非行ってほしいのです。

そして何よりも、適切な運動を行うことで

ダイエット

にも良い効果が出るのも間違いないでしょうニコニコ

あなたの心臓に合った最適な運動量と
運動方法を是非知っておいてください。

すぎおかクリニックでは、心臓病を持っている方へ積極的に心臓リハビリテーションを提供しています。

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不整脈の検査  発作性の場合

こんにちは~

船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今回は、不整脈が疑われた時の検査についてお話ししますね。

不整脈は大きく2つに分かれます。それは24時間常に出ているタイプのものと、発作的に短時間出るタイプのものです。

24時間出ているタイプのものには、健康診断などでたまたまみつかった心房細動などがあります。

このタイプは、病院に受診された際に心電図をとることで、その診断が可能です。

一方、発作性の不整脈の場合は、病院に来院時、心電図をとっても不整脈が診断されないことが多いです。

そこで、役に立つ検査がホルター心電図です。これは24時間心電図とも呼ばれています。

簡単にいうと、24時間簡易的なポータブル心電図を装着した状態で帰宅していただき、翌日再度来院。

ホルター心電図内に記録されたまさに24時間の心電図記録を専用の機械で解析することで、隠れた発作性の不整脈を検出するというものです。

発作性の不整脈とは、たとえば期外収縮、発作性心房細動、心室頻拍、発作性の徐脈、ブロックなどがあります。

ホルター心電図は、ただ行えばよいというものではなく、大切なことはその結果を踏まえてどう最適な方針を立てるか、どんな生活習慣をおくるかということです。

動悸や、不整脈が心配であったり、今までの治療法が正しいのかしっかりと聞いてみたい、などあれば、循環器の専門医を有する病院、クリニックへの受診をおすすめします。

すぎおかクリニックでは、常時4台のホルター心電図(24時間心電図)を使って、船橋市をはじめ、鎌ヶ谷市、習志野市、市川市などをはじめとする近隣の多くの皆様の不整脈の管理にお役立ていただおております。

 

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船橋市立医療センターの仲間たちと

【船橋市立医療センターの仲間たちと】
先日、前職である船橋市立医療センターの循環器内科、心臓血管外科の新スタッフ歓迎会に声をかけて頂き、参加してきました。

場所は、船橋市の京成中山駅近くの夏見屋さんという料理屋。JRの下総中山駅からもあるいつ数分の場所です・
信頼のおける、ドクター達と更なる親睦を深め、お互いの医療に対する想いを語り合ってきました。
医療センターのような救急病院との連携を益々深め、船橋市内の皆様方への健康増進にこれからも寄与して参りたいと気持ちを新たに、帰路につきました
さっ、頑張るぞ〜〜

 

場所はココ!

https://tabelog.com/chiba/A1202/A120201/12010428/

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健康診断でわかること、わからないこと

こんにちは。

船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

みなさん、健康診断は毎年行っていますか?

健康診断は、定期的に自分の健康状態を知るためにとても大切なことであり、毎年受けられることを是非お勧めします。

しかし、見逃してはならないこともあります。

それは、健康診断でOKだったからどこにも病気はない、と考えてしまうことです。

これはとても大きな勘違いです。

健康診断とはあくまでも、現時点で大きな病気がなさそう・・・という意味です。

つまり、この先どんな病気が起こりそうなのか、そこまではわからないのです。

健康診断の結果に安心しすぎた時に一番の「あるある」、が生活習慣の乱れです。

甘いものを食べすぎる、カロリーのとりすぎ、運動不足、睡眠不足など・・・

それは短期間に、時には急激に血管のつまり、動脈硬化を進行させ、突然の心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしかねません。

そして残念なことに、健康診断ではあなたの動脈硬化のチェックまではできません。

健康診断の結果に満足しすぎることなく、定期的な動脈硬化チェックもするようにしてくださいね。

当院では、来院された方の動脈硬化のチェック、指導を専門医、専門技師、専門ナースとともにチーム一丸で行っています。

船橋市在住の方に限らず、近隣の習志野市、鎌ヶ谷市、市川市、そして東京都をはじめ、県外の方々も多く来院されています。

自分の動脈硬化の具合が少しでも気になる方は、遠慮なくご来院くださいね。

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コレステロールは悪いのか?

船橋の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長の杉岡です。

 

今日のテーマは、

悪玉コレステロール

です。

健康診断や人間ドックを受けられたかた、また御家族にコレステロール高いねと言われてるかた、いらっしゃると思います。

悪玉コレステロールとは、

LDLコレステロール

といわれているもので、これが高いと血管にコレステロールがへばりついて、血管を詰まらせる恐ろしいものと言われています。

そのために、実に多くの人がコレステロールのお薬を飲んでいるという現状があります。

健康診断では、この数字134mg/dlまでが正常と記載されていることが多いのです。

これを、40歳以上の日本人のデータに当てはめてみると、

実に33%

の人がコレステロール以上となってしまったという発表があります。

この人たち全員が薬を飲む必要があるのでしょうか???

大事なことは、コレステロールが高い人たちの中でも、更に血管を詰まらせやすい人は誰なのかを区別する必要があります。

特に、閉経前の女性でコレステロールが高い以外、高血圧や糖尿や家族に心臓病がいる、などのリスクを持っていない場合、最低でもLDLコレステロールは160までは放っておいて大丈夫です。

欧米では190mg/dlを越えて、初めて薬の治療を考えるところもあります。

細かいところは、是非一度循環器を専門にしている医師に相談すべきと思います。

当クリニックでは、コレステロールの高いかたには

頸動脈エコー検査

をお勧めしています。

頸動脈という首の血管をエコー検査で見ることで、その方の動脈硬化の度合いを推定できますので、コレステロールの数字とあわせて最適な治療法を提供できます。

コレステロールの高いかたで、薬が必要なのか、日常生活でどうすべきかなどご心配なかたは、一度当クリニックに相談にいらしてくださいね。

 

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睡眠時無呼吸症候群のリスク

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは、簡単にいえば眠っている間に呼吸が止まってしまう病気です。通常英語の頭文字をとってSAS(サス)と呼ばれます。

さて、睡眠時無呼吸症候群にはどんな危険があるのでしょうか?
睡眠時無呼吸は、夜間血圧上昇を引き起こす関係で高血圧を進行させやすくなります。

朝方の著明な高血圧で脳卒中や心筋梗塞などを引き起こしかねません。

つまり、睡眠時無呼吸症候群の合併症に血管のつまり、があるのです。

もし、あなたが夜間のいびきや無呼吸の心配があるのなら、循環器専門医のもとで無呼吸の検査治療と共に、血管のつまり具合を見る動脈硬化の検査も定期的に行うことをお勧めします。

検査方法としては、簡易検査として夜間の酸素濃度や呼吸状態を簡単に計測できる検査を自宅に持ち帰ることができる検査があります。当院でもこの検査を行っているかたは多数いらっしゃいます。
治療法としては、重症な睡眠時無呼吸症だった場合、夜に特殊な呼吸機器を取り付けて、いわば鼻マスクのような形で空気を送り込む機械、CPAPという治療法が適応です。(下記写真を参照ください)

これを使うことで、夜間の無呼吸が改善され、昼間の眠気が劇的に改善するといわれています。

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不整脈と動悸

こんにちは。船橋市の内科、循環器、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今回のテーマは・・・

不整脈

についてです。

このくくり、循環器専門医の立場からすると、実は相当広いので、ザックリと話しますので、ザックリと読んでくださいね。

不整脈というと、どんな症状が出るのでしょうか?

一般的には

動悸

ですよね。

動悸の訴えにも色々ありますが、今回は

期外収縮

についてお話しします。

期外収縮という不整脈は、脈をとっているうちに、何回かのうちの一回が脈が飛ぶ、ような自覚を持つ方がおおいタイプです。
健康診断でもよく引っ掛かる異常です。

では、病院でこの不整脈が見つかった場合、どうすればよいでしょうか?

「不整脈が出てるので薬出しておきますね」

と言われたら??

大間違いです!

もちろん、薬が必要な人もいないわけではありません。しかし、他の検査もせず、いきなり薬は使いません。

一般的には放っといて大丈夫ですが、状況次第で精密検査が必要な方もいらっしゃいます。

例えば、丸一日心電図をつけっぱなしにして、一日トータルの不整脈をみる24時間心電図(ホルター心電図)などがあります。

また、不整脈の中には薬が絶対必要なタイプもありますので、その点は注意してくださいねニコニコ

当院では、ホルター心電図はもちろんのこと、心臓超音波検査も完備していますニコニコ

不整脈検査もバッチリですニコニコニコニコ

(2014年3月の院長ブログからの再掲載です)

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高血圧と薬

船橋の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長の杉岡です。

今日は、高血圧という面からお話ししたいと思います。

最近は、血圧の標準値が上がった上がったと騒がれてますが、実際に高血圧で病院を受診した際、病院の医者のよくあるパターン。

「とりあえずお薬を出して様子を見ましょう」

大間違いです

実は高血圧の原因には幾つかあるのです。
そして、その原因ごとに治療法は決まってきます。

ですから、原因を探らずに薬を処方されるようなことがあった場合は、少し考えてみてください。

いわゆる普通の高血圧を本態性高血圧といいます。

一方、他に何かの原因が隠れてて血圧が高い場合を二次性高血圧といいます。

二次性高血圧の確率はそんなに高くないのですが、やはり調べる必要はあります。

例えば、血圧をあげるホルモンを出し続ける

腫瘍

なんてものもありますので
(2014年6月に院長が書いたブログからの再掲載になります)

 

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狭心症 ステント治療

船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長の杉岡です。

今日は、狭心症という病気についてお話しますね。

狭心症は、心臓の血管が詰まりかけている病気のことで、放っておくと心筋梗塞を起こし、突然死の原因にもなります。また、狭心症で一度治療をした人も、その後の生活習慣や検査などによる管理を怠ると、容易に二度目の発作を起こすことがあります。

典型的な症状は、階段や坂道などの軽い運動に伴って出現する胸の痛み、締め付け感、圧迫感です。これは労作性狭心症と呼ばれます。
一方で、朝方胸が苦しくなって目がさめる、というパターンもあります。これは運動と関係なく出現し、安静時狭心症(冠攣縮性狭心症)とよばれるもので、前触れなく急に心臓の血管がけいれんするものです。
いずれの症状も放っておくと心筋梗塞になることがあります。

治療には冠動脈(心臓の動脈)へのステント療法、冠動脈バイパス、薬による薬物療法があります。今日はその中で、ステント治療について説明させて頂きます。

ステント治療とは、狭くなった心臓の血管へステントと呼ばれる土管を留置して、血管が狭くならないように補強する治療です。体の負担もほとんどなく、留置後数日以内に退院でき、日常生活も早期復帰が可能です。(下記イラスト参照してください)

【再発予防法】

狭心症の治療は手軽なだけに、治療後に管理を怠る方が非常に多いです。その結果、狭心症や心筋梗塞の再発になりかねません。コレステロールの数字、中性脂肪、血糖、血圧は大丈夫か?薬は合っているか?定期的に狭心症の再発チェックの検査ができているか?例えば運動負荷心電図や心臓エコーなどがそうです。以前、狭心症の治療をしたからといって、決して油断せず、循環器専門医による定期的な検査フォローを欠かさないようにしてください。

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