心臓発作の入院にPM2.5が関係している
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは『PM2.5と心臓血管病の入院頻度』です。
PM2.5と心臓病
PM2.5(微小粒子状物質)は気管支喘息などの呼吸器疾患の増悪因子として広く知られています。
今回、中国の主要184都市で実施した研究結果からPM2.5による大気汚染が主要な心臓血管疾患の入院頻度に関係しているという報告がなされました。
『Association between ambient fine particulate pollution and hospital admissions for cause specific cardiovascular disease: time series study in 184 major Chinese cities』
この報告によると、大気中のPM2.5の濃度が上がれば上がるほど狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患や心不全、心臓のリズム異常、虚血性脳卒中の入院頻度が増えたということです。
大気汚染が心臓発作の入院頻度を増やすというのは本当に驚きです。
次の世代のためにも、国を上げて、そして世界レベルで真剣に大気汚染について考える必要がありますね。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
<院長プロフィール>
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
タグ:動脈硬化 | 心不全 | 心筋梗塞 | 心臓病 | 心臓血管病 | 狭心症 | 虚血性心疾患