院長ブログ

足のむくみと深部静脈血栓症

こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日は、むくみと深部静脈血栓症のお話です。

先日、むくみの原因についていくつか書かせていただきました。

大抵のむくみは、両下肢が同じ程度にむくむことがほとんどですが、時折片足のみがむくんでくる方がいらっしゃいます。

そんな場合にどんな病気を考えればよいのでしょうか?

片足のむくみ

片足のみむくむ場合、いくつか原因が考えられます。

もし、下肢になんらかの菌が入ってしまい、むくむというより赤く腫れ上がってくることがあります。

この場合、蜂窩織炎や静脈炎など。感染がきっかけでむくみます。そして抗生物質の治療が必要となります。

基礎疾患に下肢静脈瘤があると、むくみや感染が起こりやすくなります。

また、リンパ管が閉塞されるとリンパ浮腫を起こしますが、悪性腫瘍などの影響で出現することがあります。

むくみと深部静脈血栓症

一方、下肢の静脈に血栓ができてしまう病気があります。深部静脈血栓症といわれます。

飛行機などに長時間乗っていたときに起こるエコノミークラス症候群という言葉で馴染みがあるかもしれません。

深部静脈血栓症は、下肢のむくみだけにとどまらす、下肢にできた血栓が肺に飛んでしますことがあります(肺血栓塞栓症)。そのためにしっかりと血栓を溶かす投薬治療をする必要があります。

肺血栓塞栓症は、ときに巨大血栓が肺に飛んでしまうと命に関わることもあるのです。

深部静脈血栓症を予防するために

深部静脈血栓症は、下肢の運動不足、長時間の座位で生じやすくなります。そこに水分摂取不足など脱水が絡むと余計に血栓ができやすくなります。

日頃の運動や水分摂取に心がけてくださいね

 

動脈硬化を予防したい方、血栓が心配な方、糖尿病の方、狭心症・心筋梗塞または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

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