肉を食べる頻度と認知症のリスク
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日のテーマは、『肉を食べる頻度と認知症のリスク』についてです。
肉食頻度と認知症
ある食べ物を選択することで、認知症やアルツハイマーのリスクは変わるのでしょうか?
今回、フランスのLaure Ngabirano氏らが、肉の摂取頻度と認知症のリスクに関しての研究報告をJournal of Alzheimer’s Disease誌に掲載しました。
対象者 5934名
フォローアップ期間 9.8年
結果 肉の摂取が週1回以下と少ないグループは、週4回以上のグループと比較したところ、認知症のリスクが1.58倍、およびアルツハイマー病のリスクが1.67倍と、リスク増加が認められました。
この研究から言えること
この研究からは週4回以上は肉を食べたほうが認知症になりにくい、という内容でした。
しかし、認知症のリスクは決して肉の摂取頻度だけに限定サれるわけではなく、日頃の生活習慣、運動頻度、睡眠時間、糖尿やコレステロール、高血圧などの生活習慣病とも関連してきます。
生活習慣を誤ると、動脈硬化を引き起こし、血管性認知症のリスクも高まります。
日頃の食事内容とともに、現在の自分の動脈硬化の状況も適宜チェックすることを怠らないようにしましょうね。
<院長プロフィール>
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
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