糖尿病患者の座り過ぎは血糖の悪化を招く
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、糖尿病の患者さんにおける座り過ぎと血糖コントロール悪化の関係性についてのお話です。
糖尿病には大きく分けて2つ、1型と2型があります。
生活習慣が血糖コントロールに強く影響する2型糖尿病においては運動療法の重要性は広くいわれています。
一方で1型糖尿病における運動療法の効果に関する報告はそれほど多くありません。
今回、日本の神戸大学のグループらが、1日の座位時間と糖尿コントロールの関係を報告しました。
座り過ぎと血糖コントロール
対象は日本人の1型糖尿病患者さん42人です。
研究結果は、座位時間が長いほどHBA1c(糖尿病の指標)の数字は悪いという結果でした。
また、HBA1c7%以上のグループと7%以下のグループに分けてみると、座位時間は7.3時間 vs 4時間と統計学的有意差が認められました。
この研究からいえること
1型、2型に限らず、継続的に体を動かすことの重要性が示されました。
日本人は特に海外と比べ、1日の座位時間が長いと言われています。
日頃から意識して体を動かく、運動する、座り過ぎを防ぎこまめに立つ、という習慣を身につけていきたいですね。
それが糖尿病だけではなく、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病を防ぎ、動脈硬化を防ぎ、結果として心筋梗塞や脳卒中などの心臓血管病を防いでくれることになります。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
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