狭心症に対するコルヒチンの効果
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、『狭心症とコルヒチンの効果』について話をします。
コルヒチンとは
コルヒチン(colchicine)とはイヌサフランの種子や球根に含まれるアルカロイドです。痛風などの治療に広く用いられている薬剤で、好中球の活動を強力に抑える抗炎症効果もあると言われています。
しかしながら、これまでコルヒチンが心動脈硬化性疾患の進展予防に何らかの効果を持つとは考えられてきませんでした。
そんな中、安定狭心症患者さんに対するコルヒチンの効果、に関する論文が発表されました。
狭心症とコルヒチン
『The effect of low-dose colchicine in patients with stable coronary artery disease: The LoDoCo2 trial rationale, design, and baseline characteristics』
安定した冠動脈疾患患者さんに対する低用量コルヒチンの効果
対象は安定した冠動脈疾患患者5522人で、低用量コルヒチン0.5mg/日服用していた患者さんグループでは、心血管死、心筋梗塞、虚血性脳卒中、および冠動脈血行再建の割合が30%減少した、という報告でした。
動脈硬化の進展に、炎症がどの程度関係しているのか?
今回の論文発表を踏まえて、日頃から炎症を抑制する効果のある食材を積極的に摂っていくような食生活をする必要があるのかもしれません。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
<院長プロフィール>
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
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