新型コロナウイルスとフィジカルディスタンス(物理的距離)
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
新型コロナウイルス(COVID-19)の伝播予防に、人との物理的距離(フィジカルディスタンス)をどれくらいとると、感染予防に有効なのでしょうか?
今回、フィジカルディスタンスを1mとること、マスクを着用すること、保護メガネを着用することが、COVID-19感染予防にどれくらい効果があるのか、を調べたシステマティックレビューをご紹介します。
新型コロナウイルスの感染予防
論文のタイトルは
「Physical distancing, face masks, and eye protection to prevent person-to-person transmission of SARS-CoV-2 and COVID-19: a systematic review and meta-analysis」
日本語タイトルは
「SARS-CoV-2およびCOVID-19の人から人への感染を防ぐための物理的な距離、フェイスマスク、および目の保護:系統的レビューとメタ分析」
です。
解析は、16ヵ国で行われた172件の観察研究などで患者総数は2万5,697例です。
その結果、フィジカルディスタンスを1m以上保っていた場合の感染リスクは82%減少。
フェイスマスクをしていた場合の感染リスクは85%減少。
保護メガネを着用していた場合の感染リスクは78%減少していました。
この研究から言えること
予想通り、社会低距離をしっかり保ち、マスク着用やメガネ着用がウイルス感染に有用であることが証明されました。しかし、社会的距離が1m以上がベストなのか?他の感染予防対策の効果はどうなのか?などされなる研究が待たれます
当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、狭心症や心筋梗塞、心不全のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
<院長プロフィール>
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
タグ:新型コロナウイルス