心電図と運動負荷心電図
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、運動負荷心電図についてのお話をします。
安静時心電図と運動負荷心電図
運動負荷心電図というのをご存知ですか?
健康診断などで検査する心電図は安静時心電図というものです。
一方で運動負荷心電図というものがあります。
これは、運動負荷をかけてその前後で心電図をとり、運動による違いを測るものです。
実は、この運動負荷心電図が心臓病のチェックに欠かせないのです。
運動負荷心電図の有用性
一つは狭心症のチェックです。
狭心症発作、狭心症に伴う胸痛の多くは軽い運動で誘発されやすいと言われています。
つまり、安静時の心電図では正常でもひとたび運動をしていただいたあとに心電図をとりなおすと、明らかな心電図異常が見られるのです。
同様に、狭心症に対してステント治療や冠動脈バイパス手術を行った方のフォローとしても定期的な運動負荷心電図を行い、冠動脈の狭窄が進行してないか、手軽にチェックできます。
また、不整脈の重症度をチェックするときにも役に立ちます。
運動をすることで増える不整脈なのか?消失する不整脈なのか?それによって薬剤を処方する必要があるかどうかの判断にもなります。
健康診断の心電図で正常だからと思わず、定期的に運動負荷心電図による動脈硬化チェックを是非してみてください。
高血圧や糖尿病、脂質異常のあるかた、肥満や喫煙のあるかた、そして狭心症や心筋梗塞の既往がある方は特に必要な検査です。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
<院長プロフィール>
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
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