心臓には運動が欠かせない
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は心臓と運動の関係についてお話します。
狭心症や心筋梗塞などの心臓発作を一度起こすと、多くの人が無理しちゃいけないと考え、活動量が低下してしまいます。
では、活動量が低下すると、心臓はどうなってしまうのでしょうか?
ここで、ある一つの研究を報告したいと思います。
これは、「ベッドレスト実験」と呼ばれているもので、ある期間の半坐位での寝たきりに近い状態が心臓に及ぼす影響を調べたものです。
その結果、半坐位の寝たきりで過ごすと、1週間辺り心臓の筋肉が1%萎縮することが判明しました。
一方で寝たきりながらも足漕ぎ運動(ローイング運動)をしていた人には心筋の萎縮が見られなかったとのことです。
心臓と運動
このように、心臓を健康に維持するためには定期的に心臓を使っていくということが何よりも大切です。
心筋梗塞や心不全を起こした後に、自分がどれくらい運動してもよいのか?どれくらい運動するべきなのか?その判断に患者さん自身やご家族が迷っているケースが多く見られます。
そこで役に立つのが心臓リハビリテーションです。
心臓リハビリでは、監視下リハビリテーションといって、看護師などの医療従事者監視下で個人個人にあった適切な運動を血圧や心拍数をみながら行っています。
当院でも、心臓病の患者さんに対して適切な心臓リハビリテーションを行っています
当院には、動脈硬化を予防したい方、狭心症・心筋梗塞または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病のかたなど、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
<院長プロフィール>
地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です
大穴中学校、県立千葉高校卒業
平成3年千葉大学医学部卒業
平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務
平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング
平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務
平成26年5月すぎおかクリニック開院
<取得資格>
医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など
タグ:心不全 | 心筋梗塞 | 心臓リハビリテーション | 狭心症