むくみと薬の副作用
こんにちは。すぎおかクリニック院長、杉岡です。
今日は、むくみ(下腿浮腫)についてのお話です。
むくみの種類と鑑別診断
むくみを訴えて多くの患者さんが当院にも来院されます。
むくみはあらゆる原因で発症します。
例えば、肝臓や腎臓の内臓障害によるもの。
心臓の機能が低下して、心不全を起こすともちろんむくみが生じやすくなります。
下肢に血栓が生じて血管がつまってしまう深部静脈血栓症でもむくみが出現します。
それ以外に、タンパク質不足などの低栄養、貧血、甲状腺機能異常でもむくみは出現しますし、
運動不足や長時間の立位・座位でも生じます。
そして、このむくみ、薬の副作用によって生じることがあります。
薬の副作用でむくむ
一番典型的にむくみの副作用をおこしやすい薬が降圧剤です。
一般的に降圧剤は、手足の血管を拡張させることで血圧を低下させます。
そのさいに、下肢の血管も拡張するので、むくみが生じやすくなるのです。
代表的な降圧剤であるカルシウム拮抗剤というタイプの薬で時折むくみを見かけます。
ただ、これを聞いてすぐに降圧剤を中止するのは危険です。
というのも、薬を中止した途端に血圧が急上昇するケースが多いからです。
薬には副作用が出ることもありますが、薬によって生じるメリットもたくさんあるのです。
もし、むくみが出現したときに薬の副作用が心配な場合は、是非かかりつけの医師に相談するか、循環器の専門医に相談することをおすすめいたします。
当院は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
在籍医師は、院長はじめ全員が循環器専門医資格を有しております。
医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士)、専門エコー技師、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。
どうぞ安心してご来院ください
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