院長ブログ

冠動脈主幹部の狭心症に対する治療法

こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科のすぎおかクリニック院長、杉岡です。

今日のテーマは『冠動脈主幹部の狭心症』です。

冠動脈主幹部とは

冠動脈とは、心臓を囲むように心臓の筋肉に栄養を送っている血管です。

わずか数ミリの血管ですが、心臓が健康であるためには非常に大切な血管です。

この、冠動脈の根本の場所を冠動脈主幹部、と呼びます。

冠動脈主幹部が詰まってしまうと突然死など命に関わることが多いために、この場所の狭窄が見つかったら緊急で治療が必要になります。

以前は、冠動脈主幹部の狭窄には冠動脈バイパス術(CABG)が選択されていました。

しかし、最近は薬剤溶出性ステント(DES)の発展に伴い、カテーテル治療(PCI)が選択されることも増えてきました。

この大事な血管がつまったら手術がいいのか?カテーテル治療がいいのか?なかなか答えが出ていない状況です。

2019年11月のNEJM(ニューイングランドジャーナル)誌にこの論争に関する研究発表がありました。

冠動脈主幹部にはバイパス手術?カテーテル治療?

『Five-Year Outcomes after PCI or CABG for Left Main Coronary Disease』

この論文では、冠動脈主幹部病変の患者さんにバイパス術を行った患者さんと、カテーテル治療を行った患者さんの5年後を比較し、どちらの治療法が優れているのかを解析しました。

その結果、どちらの治療法にも5年以内の死亡率や心筋梗塞の発症率などに差がないことが判明したのです。

これによって、今後主幹部病変の狭心症の患者さんは、安全に2つの治療法を選択できることが研究から後押しされたのです。

 

当院は循環器疾患と糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病に力を入れています。

動脈硬化や心臓病が気になる方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかた、糖尿病の合併症を抱えた方など、船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの地域から来院頂いています。

 

 

<院長プロフィール>

地元船橋の大穴北小学校第一回卒業生です

大穴中学校、県立千葉高校卒業

平成3年千葉大学医学部卒業

平成6年より2年間船橋市立医療センター勤務

平成8年 倉敷中央病院で循環器の専門トレーニング

平成9年より平成26年3月まで船橋市立医療センター心血管センター循環器内科副部長として勤務

平成26年5月すぎおかクリニック開院

<取得資格>

医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医など

 

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