心臓を守るための運動を始めよう
こんにちは。船橋市の内科、循環器内科、心臓内科、糖尿病内科の鳳翔会すぎおかクリニック、理事長の杉岡です。
今日のテーマは、「心臓を守るための運動を始めるのに年齢は関係ない」という話です。
心臓と運動
心臓を健康に保つ上で、運動はとてもとても重要です。
健康を保つ上でよく言われる食事の改善、運動の継続、睡眠の確保は健康の基本と言えます。
しかしながら、多くのかたが普段から生活リズムに運動を取り入れているわけではなく、
そのために高血圧や糖尿病、そして心臓病や脳卒中へと進展してしまうケースが多々みられます。
時々聞かれる言葉に、「もう年だし、今から運動してもねえ」「今まで全然運動してないけど、元気だから大丈夫だよ」と聞きます。
本当にそうでしょうか?
今日は、年齢が高くなってから始めた運動が本当に健康効果があるのか?
そんな論文が報告されましたので、そのご紹介をさせていただきますね
運動と年齢と健康効果
欧州心臓病学会(ESC2021、8月27~30日、オンライン開催)で発表された報告となります。
対象患者数は約3万人。1週間に中強度以上の運動を150分以上、または高強度運動を75分以上を行っている場合を「活動的」と定義しました。追跡平均期間は約7年です。
その間に活動的な状態が継続されていた群、非活動的が続いてしまっていた群、非活動的から活動的に移行した群、活動的から非活動的に移行した群の4群に分けて全死亡のリスク、心臓血管死亡のリスクの違いを解析しています。
結果ですが、全死亡リスクをに関しては、非活動的な群と比較しm活動的な群はリスクが50%低く、非活動的から活動的に移行した群も45%低リスクでした。
そして、心臓血管死亡のリスクも同様に、活動的な群はリスクが51%低く、非活動的から活動的に移行した群も27%低リスクでした。
つまり、運動を始めるのはもう遅い、ということはないということです。
思い立ったら運動、始めてみてくださいね
当院(船橋夏見台本院、高根台分院)は心臓血管病などの循環器疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病に力を入れています。
動脈硬化を予防したい方、または心臓病を発症したあとの再発予防のかたなどが船橋市、鎌ケ谷市、習志野市,、市川市、千葉市を始め多くの方に来院頂いています。
在籍医師は、院長はじめ循環器専門医資格を多くの医師が有しております。
医師、専門スキルを持った看護師(糖尿病療養指導士、抗加齢学会指導士、心臓リハビリテーション指導士(夏見台本院のみ))、専門エコー技師、管理栄養士(夏見台本院のみ)、経験豊富な医療事務の全員で、チームで患者さんを診療させていただいております。
どうぞ安心してご来院ください